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1章 王子サマの日常
幕間 ある獄卒のひとりごと①
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ワタクシ、事務方の獄卒で並男と申します。
ええ、なまえの通り、平々凡々な男でございます。
目立たす地道に、大きな事は出来ません、小さな事からコツコツコツ、と、どっかで聞いたフレーズをモットーにこれまでやってきまして、まぁ、それなりに幸せな人生だったと思います。
それが何を間違ったのか、この度王子サマ付部署に配属されまして、ええ、びっくりしましたよ。
だってそこは、頭のキレる獄卒が行くエリート部署だと思ってましたから。
なので、配属が決まった時、
「(そんなメンドクサソウな部署)平凡な男が行って良い場所じゃございません」とお断りしようと思ったんですよ。
そしたら命令で拒否権はナイと言われましてね、
獄卒達の労働環境とか配慮する王子達が珍しく強硬な異動で余計びっくりしましたよ(ッッチ💢)
とりあえず、配属先に行ってみて、思いました。
やっぱりお仕事が早い方々ばかりで、(仕方なく)皆さんに遅れをとらないように(でも目立たす)頑張る所存です。
そんな王子サマ付部署ですが、王子達が24時間体制なので、こちらも1チーム6人で3交代制を取っております。
6日働いて1日休む。6人の中でもシフトを組んで4~5人は常時いるようにしています。
さすが王子サマ、
部下の労働条件にも気を配ってます(じゃなきゃ、やってられねー)
ってか、この部署全員で18人もいたんですね、それならワタクシ程度の獄卒がいても不思議じゃないかも知しれませんね。
王子サマ付部署の仕事と言っても基本的に王子達は執務室で決裁仕事をしているので、いままでの事務方仕事とそんなに変わらないので、心の余裕も出来てきた3ヶ月目。
あれが鳴りましたよ。
キュワッ キュワッ キュワッ
災害が来ます。至急、準備をして下さい
ええ、緊急アラートです。
普通の事務方なら、ああ、鳴ってるな、だけで済んでいました。
王子サマ付部署、災害対策本部でした。
ええ、なまえの通り、平々凡々な男でございます。
目立たす地道に、大きな事は出来ません、小さな事からコツコツコツ、と、どっかで聞いたフレーズをモットーにこれまでやってきまして、まぁ、それなりに幸せな人生だったと思います。
それが何を間違ったのか、この度王子サマ付部署に配属されまして、ええ、びっくりしましたよ。
だってそこは、頭のキレる獄卒が行くエリート部署だと思ってましたから。
なので、配属が決まった時、
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そしたら命令で拒否権はナイと言われましてね、
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とりあえず、配属先に行ってみて、思いました。
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あれが鳴りましたよ。
キュワッ キュワッ キュワッ
災害が来ます。至急、準備をして下さい
ええ、緊急アラートです。
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王子サマ付部署、災害対策本部でした。
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