56 / 59
第55話 タイムアタック(中編)
しおりを挟む
「右のゴーレムはリーサとミアの魔法で!
正面のゴブリンは俺に任せろ!」
「うんっ!」
「ファイアLV2!」
「ウインドカッター!」
ゴオオッ!
俺の合図に合わせ、リーサとミアの魔法がゴーレムに襲い掛かる。
ジャキンッ!
炎にあぶられ膨張したゴーレムは、真空の刃でバラバラになる。
「トドメっ!!」
ゴーレムが倒されたことを確認すると、目の前で剣を構えるゴブリンに向けてダマスカスブレードを振り下ろす。
ザンッ!
武器ごと真っ二つになったゴブリンが光の粒子になって溶け消える。
『モンスターの増援なし……中間チェックポイントを通過。
経過タイム578秒、現在暫定トップのモハド選手を37秒上回っています』
「よしっ!」
『ゴーレムのステータスを確認……HP50、魔法全般弱点150%
リーサちゃんかミアちゃんの魔法1発で倒せますので、次からは一人で攻撃してください』
「了解!」
攻略は順調だ。
フェリナの的確なオペレーションで、スキルの無駄うちがほとんどない事も大きい。
スキルポイントが潤沢ないつものダンジョン攻略と違い、使えるスキルポイントの上限がある”競技”ではオペレーターの良しあしでスキルの消費回数が大きく変わってくる。
「スキルの残り回数を確認するぞ」
■装備/スキル(ユウ)
武器:ダマスカスブレード(50×1回)
防具:ダマスカスメイル(50×3回)
特殊スキル:攻撃強化技10%(100×3回)
■装備/スキル(リーサ)
武器:チタンボウガン+(50×2回)
防具:ファイバーブレザー+(50×3回)
特殊スキル:ファイアLV2(30×2回)、ブリザードLV2(30×2回)
エンチャント(50×1回)、フレア・バースト(150×1回)
■装備/スキル(ミア)
武器:ハンドファング+(50×2回)
防具:ホワイトローブ+(50×2回)
特殊スキル:ウインドカッターLV2(30×1回)、カーズLV2(30×2回)
ダークバスター(200×1回)
ふたりの魔法スキルの消費が激しいが、切り札の攻撃強化スキルとオリジナル魔法は温存できている。
「おそらく、ボス戦までバトルはあと1~2回だ。油断せずに行くぞ!」
■装備/スキル(ユウ)
武器:ダマスカスブレード(50×3回)
防具:ダマスカスメイル(50×3回)
特殊スキル:攻撃強化技10%(100×3回)
予備のスキルポイントを武器使用回数にチャージする。
「了解だよユウ!
それにしても……」
リーサが顔を綻ばせ、耳に着けたイヤホンを撫でる。
「応援してもらえるって、さいこーだね!!」
そう。
俺たちが着けたイヤホンからは、フェリナの指示だけでなく観客の声援が聞こえてくる。
「がんばれ! ユウ選手!!」
「リーサちゃん、ミアちゃんかわいい!」
「我ら親衛隊はミア様に念を送ります!」
「くくっ……闇の眷属と言われた余が人間から応援されるとはの。
大変に、趣深い事じゃ!」
沢山の声援が、俺達に力をくれる。
「よし、全力ダッシュだ!」
「「おお~っ!」」
身体の奥底から湧いてきた力を脚に込め、俺たちはダンジョンの最奥を目指す。
*** ***
「ちっ、巨大スライムか!」
10分後、俺たちは競技用ダンジョンの最奥でボスモンスターと対峙していた。
「たしか、打撃が効きにくいやつだよね」
ウゾウゾと蠢いているのは、体高5メートルはあるだろう巨大なスライム。
スライム、と聞くと雑魚モンスターのイメージがあるかもしれないが、弾力のある体は武器の衝撃を柔らかく受け止めるため、打撃攻撃の効果が薄い。
「よし、ここはふたりのオリジナル魔法で……!」
「待つがよい、ユウ!」
俺のセリフを途中でさえぎるミア。
紅い双眸が巨大スライムを捉え、僅かに光を放つ。
「ミア?」
「……なるほどの。あのスライム、体内にマナを中和する体液を有しておる。
おそらく、魔法にも耐性を持っているぞ」
「ちっ……厄介だな!」
『ミアちゃんの言う通りです。
たった今ジャッジから公開された情報によると、HPは350。打撃は70%、魔法は90%威力が減少するとのことです』
「マジか!? B+ランクダンジョンで出現するレベルのボスだぞ!」
HPはさほどではないが、防御性能が異様に高い。
『どうやら、パーティのスキル構成によって出現するボスモンスターのレベルが変わるようですね……信じられませんが』
考えられる可能性としては、事前に複数のダンジョンを封印状態で集めておき、競技者の特徴によって競技用ダンジョンを切り替えているかだが……。
「競技を”盛り上げる”ためとはいえ、そこまでやるのか?」
競技用ダンジョンを準備したのはノーツ財閥だが、どれだけ手間を掛けているのだろう。
『……ですね』
やれやれという感じでかぶりを振るフェリナ。
【あーっと、ユウ選手! 手ごわいモンスターの出現に動きが止まったか?】
【トップのモハド選手に対し、75秒のアドバンテージはあるが、考えている暇はないぞ!】
イヤホンを通じ、実況が聞こえてくる。
そう、迷っている時間はあまりない。
せっかく日本代表として参加しているんだ……絶対に優勝したい!
「リーサ、ミア!」
遠慮せず極大魔法をぶっ放せ!」
「その後は……打撃で削りながら、アレを使う!」
「うぃ! アレだね!!」
リーサが不敵な笑みを浮かべる。
打撃も魔法も効きにくいのなら……リアルでも使えるようになったあのスキルの出番である。
正面のゴブリンは俺に任せろ!」
「うんっ!」
「ファイアLV2!」
「ウインドカッター!」
ゴオオッ!
俺の合図に合わせ、リーサとミアの魔法がゴーレムに襲い掛かる。
ジャキンッ!
炎にあぶられ膨張したゴーレムは、真空の刃でバラバラになる。
「トドメっ!!」
ゴーレムが倒されたことを確認すると、目の前で剣を構えるゴブリンに向けてダマスカスブレードを振り下ろす。
ザンッ!
武器ごと真っ二つになったゴブリンが光の粒子になって溶け消える。
『モンスターの増援なし……中間チェックポイントを通過。
経過タイム578秒、現在暫定トップのモハド選手を37秒上回っています』
「よしっ!」
『ゴーレムのステータスを確認……HP50、魔法全般弱点150%
リーサちゃんかミアちゃんの魔法1発で倒せますので、次からは一人で攻撃してください』
「了解!」
攻略は順調だ。
フェリナの的確なオペレーションで、スキルの無駄うちがほとんどない事も大きい。
スキルポイントが潤沢ないつものダンジョン攻略と違い、使えるスキルポイントの上限がある”競技”ではオペレーターの良しあしでスキルの消費回数が大きく変わってくる。
「スキルの残り回数を確認するぞ」
■装備/スキル(ユウ)
武器:ダマスカスブレード(50×1回)
防具:ダマスカスメイル(50×3回)
特殊スキル:攻撃強化技10%(100×3回)
■装備/スキル(リーサ)
武器:チタンボウガン+(50×2回)
防具:ファイバーブレザー+(50×3回)
特殊スキル:ファイアLV2(30×2回)、ブリザードLV2(30×2回)
エンチャント(50×1回)、フレア・バースト(150×1回)
■装備/スキル(ミア)
武器:ハンドファング+(50×2回)
防具:ホワイトローブ+(50×2回)
特殊スキル:ウインドカッターLV2(30×1回)、カーズLV2(30×2回)
ダークバスター(200×1回)
ふたりの魔法スキルの消費が激しいが、切り札の攻撃強化スキルとオリジナル魔法は温存できている。
「おそらく、ボス戦までバトルはあと1~2回だ。油断せずに行くぞ!」
■装備/スキル(ユウ)
武器:ダマスカスブレード(50×3回)
防具:ダマスカスメイル(50×3回)
特殊スキル:攻撃強化技10%(100×3回)
予備のスキルポイントを武器使用回数にチャージする。
「了解だよユウ!
それにしても……」
リーサが顔を綻ばせ、耳に着けたイヤホンを撫でる。
「応援してもらえるって、さいこーだね!!」
そう。
俺たちが着けたイヤホンからは、フェリナの指示だけでなく観客の声援が聞こえてくる。
「がんばれ! ユウ選手!!」
「リーサちゃん、ミアちゃんかわいい!」
「我ら親衛隊はミア様に念を送ります!」
「くくっ……闇の眷属と言われた余が人間から応援されるとはの。
大変に、趣深い事じゃ!」
沢山の声援が、俺達に力をくれる。
「よし、全力ダッシュだ!」
「「おお~っ!」」
身体の奥底から湧いてきた力を脚に込め、俺たちはダンジョンの最奥を目指す。
*** ***
「ちっ、巨大スライムか!」
10分後、俺たちは競技用ダンジョンの最奥でボスモンスターと対峙していた。
「たしか、打撃が効きにくいやつだよね」
ウゾウゾと蠢いているのは、体高5メートルはあるだろう巨大なスライム。
スライム、と聞くと雑魚モンスターのイメージがあるかもしれないが、弾力のある体は武器の衝撃を柔らかく受け止めるため、打撃攻撃の効果が薄い。
「よし、ここはふたりのオリジナル魔法で……!」
「待つがよい、ユウ!」
俺のセリフを途中でさえぎるミア。
紅い双眸が巨大スライムを捉え、僅かに光を放つ。
「ミア?」
「……なるほどの。あのスライム、体内にマナを中和する体液を有しておる。
おそらく、魔法にも耐性を持っているぞ」
「ちっ……厄介だな!」
『ミアちゃんの言う通りです。
たった今ジャッジから公開された情報によると、HPは350。打撃は70%、魔法は90%威力が減少するとのことです』
「マジか!? B+ランクダンジョンで出現するレベルのボスだぞ!」
HPはさほどではないが、防御性能が異様に高い。
『どうやら、パーティのスキル構成によって出現するボスモンスターのレベルが変わるようですね……信じられませんが』
考えられる可能性としては、事前に複数のダンジョンを封印状態で集めておき、競技者の特徴によって競技用ダンジョンを切り替えているかだが……。
「競技を”盛り上げる”ためとはいえ、そこまでやるのか?」
競技用ダンジョンを準備したのはノーツ財閥だが、どれだけ手間を掛けているのだろう。
『……ですね』
やれやれという感じでかぶりを振るフェリナ。
【あーっと、ユウ選手! 手ごわいモンスターの出現に動きが止まったか?】
【トップのモハド選手に対し、75秒のアドバンテージはあるが、考えている暇はないぞ!】
イヤホンを通じ、実況が聞こえてくる。
そう、迷っている時間はあまりない。
せっかく日本代表として参加しているんだ……絶対に優勝したい!
「リーサ、ミア!」
遠慮せず極大魔法をぶっ放せ!」
「その後は……打撃で削りながら、アレを使う!」
「うぃ! アレだね!!」
リーサが不敵な笑みを浮かべる。
打撃も魔法も効きにくいのなら……リアルでも使えるようになったあのスキルの出番である。
0
お気に入りに追加
102
あなたにおすすめの小説
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!(改訂版)
IXA
ファンタジー
凡そ三十年前、この世界は一変した。
世界各地に次々と現れた天を突く蒼の塔、それとほぼ同時期に発見されたのが、『ダンジョン』と呼ばれる奇妙な空間だ。
不気味で異質、しかしながらダンジョン内で手に入る資源は欲望を刺激し、ダンジョン内で戦い続ける『探索者』と呼ばれる職業すら生まれた。そしていつしか人類は拒否感を拭いきれずも、ダンジョンに依存する生活へ移行していく。
そんなある日、ちっぽけな少女が探索者協会の扉を叩いた。
諸事情により金欠な彼女が探索者となった時、世界の流れは大きく変わっていくこととなる……
人との出会い、無数に折り重なる悪意、そして隠された真実と絶望。
夢見る少女の戦いの果て、ちっぽけな彼女は一体何を選ぶ?
絶望に、立ち向かえ。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
追放シーフの成り上がり
白銀六花
ファンタジー
王都のギルドでSS級まで上り詰めた冒険者パーティー【オリオン】の一員として日々活躍するディーノ。
前衛のシーフとしてモンスターを翻弄し、回避しながらダメージを蓄積させていき、最後はパーティー全員でトドメを刺す。
これがディーノの所属するオリオンの戦い方だ。
ところが、SS級モンスター相手に命がけで戦うディーノに対し、ほぼ無傷で戦闘を終えるパーティーメンバー。
ディーノのスキル【ギフト】によってパーティーメンバーのステータスを上昇させ、パーティー内でも誰よりも戦闘に貢献していたはずなのに……
「お前、俺達の実力についてこれなくなってるんじゃねぇの?」とパーティーを追放される。
ディーノを追放し、新たな仲間とパーティーを再結成した元仲間達。
新生パーティー【ブレイブ】でクエストに出るも、以前とは違い命がけの戦闘を繰り広げ、クエストには失敗を繰り返す。
理由もわからず怒りに震え、新入りを役立たずと怒鳴りちらす元仲間達。
そしてソロの冒険者として活動し始めるとディーノは、自分のスキルを見直す事となり、S級冒険者として活躍していく事となる。
ディーノもまさか、パーティーに所属していた事で弱くなっていたなどと気付く事もなかったのだ。
それと同じく、自分がパーティーに所属していた事で仲間を弱いままにしてしまった事にも気付いてしまう。
自由気ままなソロ冒険者生活を楽しむディーノ。
そこに元仲間が会いに来て「戻って来い」?
戻る気などさらさら無いディーノはあっさりと断り、一人自由な生活を……と、思えば何故かブレイブの新人が頼って来た。
異世界転移ボーナス『EXPが1になる』で楽々レベルアップ!~フィールドダンジョン生成スキルで冒険もスローライフも謳歌しようと思います~
夢・風魔
ファンタジー
大学へと登校中に事故に巻き込まれて溺死したタクミは輪廻転生を司る神より「EXPが1になる」という、ハズレボーナスを貰って異世界に転移した。
が、このボーナス。実は「獲得経験値が1になる」のと同時に、「次のLVupに必要な経験値も1になる」という代物だった。
それを知ったタクミは激弱モンスターでレベルを上げ、あっさりダンジョンを突破。地上に出たが、そこは小さな小さな小島だった。
漂流していた美少女魔族のルーシェを救出し、彼女を連れてダンジョン攻略に乗り出す。そしてボスモンスターを倒して得たのは「フィールドダンジョン生成」スキルだった。
生成ダンジョンでスローライフ。既存ダンジョンで異世界冒険。
タクミが第二の人生を謳歌する、そんな物語。
*カクヨム先行公開
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる