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第二章
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酔い潰れて懲りたのか、瀧川はようやく、悠哉の嫌いな食べ物を当てるのは諦めたらしかった。
「弾いてみろ」
翌週の水曜日、連れて行かれたのは音楽室だ。磨き抜かれたグランドピアノの前に座らされて、ほら弾けよとせかされる。
「……何を弾けばいいんですか」
つとめて穏やかに聞くと、瀧川は何でもいいぞと笑う。どうせクラシックの曲名なんてろくに知らないのだろう。呆れつつ、悠哉は鍵盤の上に指を滑らせた。
耳慣れたピアノ曲を適当に弾けば、おそらく瀧川は満足するのだろう。だがどうせなら、徹底的に驚かせてやりたい。
そんな、少し意地悪な気分になって、悠哉は指ならしに幾つかの和音を鳴らす。そして一瞬だけ手をとめ、ちらりと瀧川に視線を投げると、あとは怒涛のようにメロディを紡ぎ始めた。
ラモー……『エジプトの女』
これでもか、というほど複雑な指遣いの旋律を最後までミスタッチなく弾きあげて、にこ、と悠哉は微笑んだ。
「……下調べが甘いですね、先輩。声楽部の伴奏やってるの、俺ですよ」
瀧川はピアノに寄りかかり、毒気を抜かれたように立ち尽くしている。
「そろそろ降参したらどうですか」
悠哉がそうすすめると、いいや、と瀧川は首を振る。ほとんど意地になってるなと悠哉は呆れた。
鍵盤の蓋を閉じて立ち上がる。そのままドアの方へ歩きだすと、視界の端で、瀧川がにやりと微笑んだのがわかった。
「なら、こういうのはどうだ」
ぐいっと背後から肩を押されて、ドアの真横の壁に体を押し付けられた。顔をまともに壁にぶつけそうになって、慌てて手で壁を押し、横を向く。
「ちょっ……何やって……!」
何をとち狂ったのか、瀧川が後ろから抱きすくめてきた。耳元に息がかかる。瀧川の片手が、背骨を伝うようにゆっくりと下に降りてくるのがわかった。
……嫌がらせにしては、たちが悪すぎる。悠哉は唇を噛んだ。
制服の上から、腰骨のあたりを撫でられた。そのまま指が前にまわり、壁と悠哉の体の間に滑っていく。
仕方なく相手の好きにさせたまま、悠哉はため息をついた。
「……たしかに体格的には、瀧川先輩に適いませんよね」
それを弱点と言われれば、まあそうなのだろう。やわらかく前を握られて、軽い苦痛に眉をひそめる。壁に這わせていた右手をゆっくりと下ろして、悠哉は自分に触れている瀧川の右手に重ねた。
訝しんで瀧川がわずかに身を離した瞬間を狙って、左肘をドカッと容赦なく相手の鳩尾に入れる。続けて、握った右手をぐいっと引いて、ひねり上げた。
いててと呻いて瀧川がしゃがみこむ。その右腕を十分に痛め付けてから、悠哉は手を離してやった。
「俺のことオールマイティーだって言ったの、瀧川先輩ですよ?」
「……何だよ、今の」
「合気道です。本格的に習ったわけじゃないけど、痴漢くらいなら撃退できます」
「…………」
痴漢呼ばわりされたことが不満なのか、瀧川は憮然とした表情で腕を組んだ。悠哉はガラリと音楽室のドアを開け、廊下に出る。
「ホントにもう、いい加減にして下さい。俺の弱みなんか握ったって、何の得にもならないですよ?」
悠哉がそう諭すと、それもそうだよなと瀧川が頷く。
「じゃあ、……これで最後にするから。ひとつだけ、試してもらっていいかな」
懲りない奴だと思いながら、悠哉はどうぞと頷いた。すると瀧川は、とんでもないことを言い出した。
◆ ◆
結局、その日の午後練はサボる羽目になった。連れて来られたのは瀧川の自宅マンションだ。要求されたのが酒の飲み比べなら、まだ良かったのだが。
「おばさんは?」
「仕事で遅い。あ、親父は単身赴任で大阪だから、気にしなくていいぞ」
聞かれてもいないのにそんなことを答えて、瀧川は悠哉を自室に招く。
床の上にカバンをほうり出して、瀧川が学ランの上着を脱いだ。後ろ手に部屋のドアを閉め、悠哉は軽くため息をついた。
『男に抱かれたことないだろ?』
インターハイ2位の高校陸上界のホープとやらが、何を言い出すかと思ったらこれだ。こいつの走る姿を見てキャアキャア言ってる他校の女子が知ったら、何と思うだろう。
……顔は悪くないのに、変なヒトだ。
「こういう趣味、あったんですね」
カバンをベッドの脇に置いて、くす、と悠哉は笑った。相性が悪いと思ってた相手と、駆け引きのためとはいえ、体を重ねることになるとは思わなかった。
上着を脱いで、ばさりとカバンの横に落とす。シャツの腕のボタンを外していると、後ろから、瀧川が抱き締めて来た。
せわしない指に、シャツのボタンが次々と外されていく。ゆっくりと、肌を撫でられた。
悠哉は瀧川の方に向き直り、相手の肩に両腕をかけた。そのまま上体を押され、ぐらりとベッドに倒される。
悠哉を見下ろし、ズボンのベルトに手をかけながら、何だ、と瀧川がつまらなそうに言った。
「……初めてじゃないのか?」
「相手が男でも、初めてかどうかって気になるんですか」
からかうように笑うと、瀧川は黙り込んで、うなじに口づけてくる。長い指が肌の上をはい回り、胸の突起を弄られる。やがてベルトが引き抜かれ、指が服の中に潜り、するりと足の間へ入っていく。
「っ……!」
直接的な刺激に、悠哉が身をよじらせた。片手で愛撫を続けながら、瀧川は手際よく悠哉の衣服を脱がせていく。
お互い様、と悠哉は思う。瀧川も、別に同性を相手にするのが初めてというわけではないらしい。
……でも、主導権を握られるのは、あまり好きじゃない。そんなことを考えながら、悠哉は手を延ばして瀧川のシャツを引きはがす。ベルトを探り当て、ジッパーを下げ、自分がされたように相手の身につけているものを取り去ってしまう。
数時間前までは、予想もしなかった状況だ。ベッドの上で絡まり合い、お互いほとんど何も身につけていない。
覆いかぶさっている瀧川の肩のあたりに、悠哉はしがみつくようにして口づけた。それから、日に焼けた胸に。
ゆっくりと唇を離し、間近な瞳を見上げる。ごくっと瀧川が息をのんだのがわかった。
もう、瀧川のそれは限界だ。解放を求めて、熱く脈打っている。
誘うように腕をのばして、悠哉は瀧川に抱き着いた。それが引き金になり、瀧川が物凄い勢いでむしゃぶりついてくる。
熱いものに体を貫かれ、激しく責め立てられ、それきり悠哉も我を忘れ、快楽を求めて喘いだ。
◆ ◆
眠っていた瀧川が目を覚ましたのが、夜の八時を少し過ぎたあたりだった。とっくに身支度を終わらせていた悠哉は、目を開けた瀧川に、からかうように軽くキスをした。
「……泣かせてやると思ってたんだが」
悔しげにそう言われ、悠哉は苦笑してみせる。
「で、見つかりました? 俺の弱点」
ベッドの上で起き上がった瀧川は、さあなと意味ありげに首を傾げる。さんざん翻弄されたのは、むしろ自分の方だ。文句のつけられない滑らかな肌で、予想外の快楽を刻み付けられた。
まったく、とんでもない優等生だ。そんなことを思いながら、何事もなかったかのような顔をして学ランを着込んでいる悠哉の顔を見やる。
「勝手にシャワー使いました。……俺、もう帰りますよ。もうすぐ家の人、帰ってくるでしょう」
いくら理解ある母親とは言っても、こんな状況を目の当たりにすれば怒るか泣くかのどちらかだろう。面倒なことになる前に立ち去ろうとする悠哉の腕を、瀧川が軽く引く。
「まだ平気だろ。……送るから、待ってろよ」
「別にいいですよ。もう道、覚えたし」
はっきり言って、うざったいのだ。お互い割り切った上での行為だったのだから、さっぱりと後腐れなく別れたい。
弱点探しも、これで終わりだ。瀧川に付きまとわれるのも、これが最後。
「なあ……ナオ、って誰だ」
カバンを担いで背を向けた悠哉に、瀧川がそんな言葉をかけた。悠哉がわずかに目を見開いて、ゆっくりと振り返る。
その表情を見て、ニヤリと瀧川が笑った。
「覚えてないか。おまえ、さっき一回だけナオって呼んだんだ」
「…………」
悠哉が言葉をなくすと、瀧川はベッドから立ち上がった。
「待ってろよ。シャワー浴びてくる」
言い残して、部屋を出ていく。ほどなく、隣のシャワールームから水音が聞こえ出す。悠哉はフローリングの上に、力無くぺたんと座り込んだ。
「ナオ……」
無意識のうちに、呼んだかもしれない。覚えてない。
最後の最後で、運が悪いなと悠哉は苦笑する。
ナオ …安岡、尚之。
その名前が、おそらく悠哉の、ただ一つの弱点だった。
「弾いてみろ」
翌週の水曜日、連れて行かれたのは音楽室だ。磨き抜かれたグランドピアノの前に座らされて、ほら弾けよとせかされる。
「……何を弾けばいいんですか」
つとめて穏やかに聞くと、瀧川は何でもいいぞと笑う。どうせクラシックの曲名なんてろくに知らないのだろう。呆れつつ、悠哉は鍵盤の上に指を滑らせた。
耳慣れたピアノ曲を適当に弾けば、おそらく瀧川は満足するのだろう。だがどうせなら、徹底的に驚かせてやりたい。
そんな、少し意地悪な気分になって、悠哉は指ならしに幾つかの和音を鳴らす。そして一瞬だけ手をとめ、ちらりと瀧川に視線を投げると、あとは怒涛のようにメロディを紡ぎ始めた。
ラモー……『エジプトの女』
これでもか、というほど複雑な指遣いの旋律を最後までミスタッチなく弾きあげて、にこ、と悠哉は微笑んだ。
「……下調べが甘いですね、先輩。声楽部の伴奏やってるの、俺ですよ」
瀧川はピアノに寄りかかり、毒気を抜かれたように立ち尽くしている。
「そろそろ降参したらどうですか」
悠哉がそうすすめると、いいや、と瀧川は首を振る。ほとんど意地になってるなと悠哉は呆れた。
鍵盤の蓋を閉じて立ち上がる。そのままドアの方へ歩きだすと、視界の端で、瀧川がにやりと微笑んだのがわかった。
「なら、こういうのはどうだ」
ぐいっと背後から肩を押されて、ドアの真横の壁に体を押し付けられた。顔をまともに壁にぶつけそうになって、慌てて手で壁を押し、横を向く。
「ちょっ……何やって……!」
何をとち狂ったのか、瀧川が後ろから抱きすくめてきた。耳元に息がかかる。瀧川の片手が、背骨を伝うようにゆっくりと下に降りてくるのがわかった。
……嫌がらせにしては、たちが悪すぎる。悠哉は唇を噛んだ。
制服の上から、腰骨のあたりを撫でられた。そのまま指が前にまわり、壁と悠哉の体の間に滑っていく。
仕方なく相手の好きにさせたまま、悠哉はため息をついた。
「……たしかに体格的には、瀧川先輩に適いませんよね」
それを弱点と言われれば、まあそうなのだろう。やわらかく前を握られて、軽い苦痛に眉をひそめる。壁に這わせていた右手をゆっくりと下ろして、悠哉は自分に触れている瀧川の右手に重ねた。
訝しんで瀧川がわずかに身を離した瞬間を狙って、左肘をドカッと容赦なく相手の鳩尾に入れる。続けて、握った右手をぐいっと引いて、ひねり上げた。
いててと呻いて瀧川がしゃがみこむ。その右腕を十分に痛め付けてから、悠哉は手を離してやった。
「俺のことオールマイティーだって言ったの、瀧川先輩ですよ?」
「……何だよ、今の」
「合気道です。本格的に習ったわけじゃないけど、痴漢くらいなら撃退できます」
「…………」
痴漢呼ばわりされたことが不満なのか、瀧川は憮然とした表情で腕を組んだ。悠哉はガラリと音楽室のドアを開け、廊下に出る。
「ホントにもう、いい加減にして下さい。俺の弱みなんか握ったって、何の得にもならないですよ?」
悠哉がそう諭すと、それもそうだよなと瀧川が頷く。
「じゃあ、……これで最後にするから。ひとつだけ、試してもらっていいかな」
懲りない奴だと思いながら、悠哉はどうぞと頷いた。すると瀧川は、とんでもないことを言い出した。
◆ ◆
結局、その日の午後練はサボる羽目になった。連れて来られたのは瀧川の自宅マンションだ。要求されたのが酒の飲み比べなら、まだ良かったのだが。
「おばさんは?」
「仕事で遅い。あ、親父は単身赴任で大阪だから、気にしなくていいぞ」
聞かれてもいないのにそんなことを答えて、瀧川は悠哉を自室に招く。
床の上にカバンをほうり出して、瀧川が学ランの上着を脱いだ。後ろ手に部屋のドアを閉め、悠哉は軽くため息をついた。
『男に抱かれたことないだろ?』
インターハイ2位の高校陸上界のホープとやらが、何を言い出すかと思ったらこれだ。こいつの走る姿を見てキャアキャア言ってる他校の女子が知ったら、何と思うだろう。
……顔は悪くないのに、変なヒトだ。
「こういう趣味、あったんですね」
カバンをベッドの脇に置いて、くす、と悠哉は笑った。相性が悪いと思ってた相手と、駆け引きのためとはいえ、体を重ねることになるとは思わなかった。
上着を脱いで、ばさりとカバンの横に落とす。シャツの腕のボタンを外していると、後ろから、瀧川が抱き締めて来た。
せわしない指に、シャツのボタンが次々と外されていく。ゆっくりと、肌を撫でられた。
悠哉は瀧川の方に向き直り、相手の肩に両腕をかけた。そのまま上体を押され、ぐらりとベッドに倒される。
悠哉を見下ろし、ズボンのベルトに手をかけながら、何だ、と瀧川がつまらなそうに言った。
「……初めてじゃないのか?」
「相手が男でも、初めてかどうかって気になるんですか」
からかうように笑うと、瀧川は黙り込んで、うなじに口づけてくる。長い指が肌の上をはい回り、胸の突起を弄られる。やがてベルトが引き抜かれ、指が服の中に潜り、するりと足の間へ入っていく。
「っ……!」
直接的な刺激に、悠哉が身をよじらせた。片手で愛撫を続けながら、瀧川は手際よく悠哉の衣服を脱がせていく。
お互い様、と悠哉は思う。瀧川も、別に同性を相手にするのが初めてというわけではないらしい。
……でも、主導権を握られるのは、あまり好きじゃない。そんなことを考えながら、悠哉は手を延ばして瀧川のシャツを引きはがす。ベルトを探り当て、ジッパーを下げ、自分がされたように相手の身につけているものを取り去ってしまう。
数時間前までは、予想もしなかった状況だ。ベッドの上で絡まり合い、お互いほとんど何も身につけていない。
覆いかぶさっている瀧川の肩のあたりに、悠哉はしがみつくようにして口づけた。それから、日に焼けた胸に。
ゆっくりと唇を離し、間近な瞳を見上げる。ごくっと瀧川が息をのんだのがわかった。
もう、瀧川のそれは限界だ。解放を求めて、熱く脈打っている。
誘うように腕をのばして、悠哉は瀧川に抱き着いた。それが引き金になり、瀧川が物凄い勢いでむしゃぶりついてくる。
熱いものに体を貫かれ、激しく責め立てられ、それきり悠哉も我を忘れ、快楽を求めて喘いだ。
◆ ◆
眠っていた瀧川が目を覚ましたのが、夜の八時を少し過ぎたあたりだった。とっくに身支度を終わらせていた悠哉は、目を開けた瀧川に、からかうように軽くキスをした。
「……泣かせてやると思ってたんだが」
悔しげにそう言われ、悠哉は苦笑してみせる。
「で、見つかりました? 俺の弱点」
ベッドの上で起き上がった瀧川は、さあなと意味ありげに首を傾げる。さんざん翻弄されたのは、むしろ自分の方だ。文句のつけられない滑らかな肌で、予想外の快楽を刻み付けられた。
まったく、とんでもない優等生だ。そんなことを思いながら、何事もなかったかのような顔をして学ランを着込んでいる悠哉の顔を見やる。
「勝手にシャワー使いました。……俺、もう帰りますよ。もうすぐ家の人、帰ってくるでしょう」
いくら理解ある母親とは言っても、こんな状況を目の当たりにすれば怒るか泣くかのどちらかだろう。面倒なことになる前に立ち去ろうとする悠哉の腕を、瀧川が軽く引く。
「まだ平気だろ。……送るから、待ってろよ」
「別にいいですよ。もう道、覚えたし」
はっきり言って、うざったいのだ。お互い割り切った上での行為だったのだから、さっぱりと後腐れなく別れたい。
弱点探しも、これで終わりだ。瀧川に付きまとわれるのも、これが最後。
「なあ……ナオ、って誰だ」
カバンを担いで背を向けた悠哉に、瀧川がそんな言葉をかけた。悠哉がわずかに目を見開いて、ゆっくりと振り返る。
その表情を見て、ニヤリと瀧川が笑った。
「覚えてないか。おまえ、さっき一回だけナオって呼んだんだ」
「…………」
悠哉が言葉をなくすと、瀧川はベッドから立ち上がった。
「待ってろよ。シャワー浴びてくる」
言い残して、部屋を出ていく。ほどなく、隣のシャワールームから水音が聞こえ出す。悠哉はフローリングの上に、力無くぺたんと座り込んだ。
「ナオ……」
無意識のうちに、呼んだかもしれない。覚えてない。
最後の最後で、運が悪いなと悠哉は苦笑する。
ナオ …安岡、尚之。
その名前が、おそらく悠哉の、ただ一つの弱点だった。
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