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170 現状
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こうして、物見の塔&温泉&動物園&植物園が完成した。
……バカみたいな建物だね!
しかし、肝心の温泉がまだ繋がっていない。
他の物は悪魔の力で速攻で出来るんだけど、温泉を掘るのだけは人力(?)だからねぇ。
現代のように真っ直ぐに竪穴を掘る訳じゃない。
上り下りをする為に、螺旋階段を作りながらの掘削。
だからより一層時間がかかっている。
幸いな事にブネの召喚時間が過ぎても軍団はそのまま残ってくれた。
なので、そのまま従事している。
ちなみにスケルトン達は、俺の言う事だけは聞いてくれるが他の人の言う事は聞かない。
だから俺がこの場を離れる訳にはいかないのが弱点だ。
この間に、アイザックさんは一旦王都に戻った。
用事は3点。
スケルトンを魔物と勘違いして攻撃されないように警備の者を連れてくる事。
もう1つは、勇者の動向を探る事。
最後に、王様の許可を取る事。
警備は、王太子によれば多分兵士だろうとの事。
王様の許可だけど、事後承諾の形になる。
だが、損のある話では無いので、簡単に許可が降りるだろうとの事。
翌日、戻ってきたアイザックさんに話を聞く。
王太子の予想通り、警備は兵士が行う事となったらしい。
準備を整え次第出発するらしいので、到着は夕方以降のようだ。
王様の許可も簡単に降りたそうだ。
それどころか、完成したら式典をやる為に、王自ら訪れるとまで言ったらしい。
迷惑なので止めてもらいたい。
日本の時もそうだったが、お偉いさんが来るとなると通行止めになったり信号を止められたりするんだよね。
はっきり言って邪魔である。
問題の勇者の動向だけど。
こっちの事が気にはなっている様子なのだとか。
でもアイドルの仕事があるので、離れられないらしい。
そんなにサインに力があったのか。
もう何枚か書いてもらって渡したら、手足のように働いてくれるかもしれないな。
まぁ、足止め出来ているようでなによりです。
王様の先見の明すげぇ。
夕方が過ぎ、夜になろうという頃に兵士が到着した。
兵士に詳細を説明するのは俺の仕事となった。
王太子が対応してくれると思ってたんだけど、言う事を聞かせられるのが俺だけという事から俺になった。
まぁ、万が一兵士を攻撃しだしたらマズいもんな。
止められるのは俺だけだし。
掘っている場所から土を捨てている場所までの動線を説明する。
この間以外にはスケルトン達は行かないので、そこを警備してもらう事になっている。
警備と言っても工事が危険だからではなく、スケルトンが危険だから。
知らない人が近づかないように、だ。
もし通りすがりの冒険者が攻撃でもしたら大変だからね。
その場合、どうなるのか不明なんだよね。
ブネに後から聞けばいいやと思ってたら、時間切れで返還されてたんだよ。
スケルトンが攻撃者に対抗するのも危険だが、しない場合も考えられる。
その場合、どんどん倒されていくだろう。
そうなったら労働力が減ってしまう。
って事で、冒険者や傭兵には警備の目が光っている。
翌日。
兵士隊長さんに、温泉の掘削場所を見学してもらう。
スケルトンが働いている所を見てもらう為だ。
昨日はもう夜で、運搬しているのしか見てなかったからね。
スケルトンは夜目が効くのか、暗闇でも作業をしている。
俺達には無理なので、翌日にしてもらったんだ。
たいまつとかを使っても、作業場だから危険だしね。明るい時の方が良い。
「では行きましょうか」
「よろしくお願いします」
……バカみたいな建物だね!
しかし、肝心の温泉がまだ繋がっていない。
他の物は悪魔の力で速攻で出来るんだけど、温泉を掘るのだけは人力(?)だからねぇ。
現代のように真っ直ぐに竪穴を掘る訳じゃない。
上り下りをする為に、螺旋階段を作りながらの掘削。
だからより一層時間がかかっている。
幸いな事にブネの召喚時間が過ぎても軍団はそのまま残ってくれた。
なので、そのまま従事している。
ちなみにスケルトン達は、俺の言う事だけは聞いてくれるが他の人の言う事は聞かない。
だから俺がこの場を離れる訳にはいかないのが弱点だ。
この間に、アイザックさんは一旦王都に戻った。
用事は3点。
スケルトンを魔物と勘違いして攻撃されないように警備の者を連れてくる事。
もう1つは、勇者の動向を探る事。
最後に、王様の許可を取る事。
警備は、王太子によれば多分兵士だろうとの事。
王様の許可だけど、事後承諾の形になる。
だが、損のある話では無いので、簡単に許可が降りるだろうとの事。
翌日、戻ってきたアイザックさんに話を聞く。
王太子の予想通り、警備は兵士が行う事となったらしい。
準備を整え次第出発するらしいので、到着は夕方以降のようだ。
王様の許可も簡単に降りたそうだ。
それどころか、完成したら式典をやる為に、王自ら訪れるとまで言ったらしい。
迷惑なので止めてもらいたい。
日本の時もそうだったが、お偉いさんが来るとなると通行止めになったり信号を止められたりするんだよね。
はっきり言って邪魔である。
問題の勇者の動向だけど。
こっちの事が気にはなっている様子なのだとか。
でもアイドルの仕事があるので、離れられないらしい。
そんなにサインに力があったのか。
もう何枚か書いてもらって渡したら、手足のように働いてくれるかもしれないな。
まぁ、足止め出来ているようでなによりです。
王様の先見の明すげぇ。
夕方が過ぎ、夜になろうという頃に兵士が到着した。
兵士に詳細を説明するのは俺の仕事となった。
王太子が対応してくれると思ってたんだけど、言う事を聞かせられるのが俺だけという事から俺になった。
まぁ、万が一兵士を攻撃しだしたらマズいもんな。
止められるのは俺だけだし。
掘っている場所から土を捨てている場所までの動線を説明する。
この間以外にはスケルトン達は行かないので、そこを警備してもらう事になっている。
警備と言っても工事が危険だからではなく、スケルトンが危険だから。
知らない人が近づかないように、だ。
もし通りすがりの冒険者が攻撃でもしたら大変だからね。
その場合、どうなるのか不明なんだよね。
ブネに後から聞けばいいやと思ってたら、時間切れで返還されてたんだよ。
スケルトンが攻撃者に対抗するのも危険だが、しない場合も考えられる。
その場合、どんどん倒されていくだろう。
そうなったら労働力が減ってしまう。
って事で、冒険者や傭兵には警備の目が光っている。
翌日。
兵士隊長さんに、温泉の掘削場所を見学してもらう。
スケルトンが働いている所を見てもらう為だ。
昨日はもう夜で、運搬しているのしか見てなかったからね。
スケルトンは夜目が効くのか、暗闇でも作業をしている。
俺達には無理なので、翌日にしてもらったんだ。
たいまつとかを使っても、作業場だから危険だしね。明るい時の方が良い。
「では行きましょうか」
「よろしくお願いします」
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