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123 有名になる方法
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有名。有名とはなんぞや。
『有名とは、大多数の人が知っている人の事』俺ペディアより。
間違ってるかもしれないけど、こういう事だろう。
例えて言うなら、王太子や姫様も有名人だし、ここの領主さんも領主内なら有名人だろう。
世界的に有名となれば、やっぱりこの国の王様かな? だって王様だし。他国でも知られているはず。
しかし、漠然としすぎている。
せめて方向性だけでも決めてもらいたい。
「有名ね。どんな事でも良いの?
例えばここに今王太子が居るけど、彼と浮名を流したとかでもOK?」
「不名誉なのは遠慮します!」
ま、そりゃそうか。
こんなんで有名になっても、今後の人生に問題が出てくるだろうしね。
だからね。例え話だから。
そんな怖い目でこっちを見ないでくれるかな。王太子さん、例え話だってば。
そして姫様。例え話だから。
楽しそう!って目でこっちを見ないでください。
貴方のお兄さんの事ですよ?
「不名誉じゃない方向で、って事ね。
そうだなぁ。あっ、どこかの劇団に入団するってのは?
主役をやるようになれば、有名人と言えるんじゃない?」
「芝居は苦手です……。それに入団しても主役になれるかどうか、判らないじゃないですか?」
くっ、正論を返された。
確かにその通りだ。メチャクチャ演技が上手くても主役になれるとは限らない。
そして主役になったとしても、有名になれるかは別の話。
「え~と……。じゃ、じゃあ、何か特技は無いの?
これなら私負けません!って自慢出来るような事は?」
「そういうのがあれば、相談に来ていません……」
そりゃそうか。
困ったなぁ。特技も無しか……。
例えばお手玉が得意とかなら、世界初のジャグリングのプロに仕立て上げれば良かったんだけど。
仕立てられるかは置いといて。
「う~~~~ん。
やっぱり王太子と浮名を……ウソウソ。
そうだ! 姫様と浮名を流すってのは…………冗談です。睨まないで下さい」
「聖人と浮き名を流すのが一番有名になると思うけど?」
「ごめんなさい! 冗談です! 許して下さい!」
こうなったら逆転の発想だ!
日本で有名なのは誰か?を思い出せば、誰か該当しそうな人が出てくるんじゃない?
日本の有名人ね……。
政治家、女優、コメディアン、他には……ノーベル賞を取った人とか?
レトロゲームを長々とやり続けてクリアを目指す人も居たなぁ。
最近で言えば、Youtuberとか。
ラノベの異世界物の主人公も、その話の中では有名人じゃないか?
つまり、チートを持ってて、目立ちたくないとか言いながら目立つ行動をする思考の足りない人になれば!
あっ、チートを与える方法が無いや。無理か。
難しいな。神様もイジワルだ。
もっと解決が簡単な人に持たせてくれれば良かったのに。
神様なんだから、その道のプロでしょ? 偽の記憶まで持たせられるんだから。
………………その道のプロ?
閃いた!!
これで行こう!! ってか、これしか手が無い!!
これ以上は思いつかないとも言える!!
「判った。じゃあ君を有名人にしよう」
「本当ですか?! それで、どんな事でですか?!」
「それは……アイドルだ!!」
「「「……アイドル?」」」
この場に居る全員が首を傾げた。
ほら、その道のプロ、つまり有名なプロデューサーが居れば大丈夫!
この世界ではそういうのを知っているのは俺だけ。
知ってるから出来るとは限らないんだけど。
でもやり方は知ってる。この世界なら同じ事をやってもパクリと言われないだろうし!
だから成功するんじゃない?!
『有名とは、大多数の人が知っている人の事』俺ペディアより。
間違ってるかもしれないけど、こういう事だろう。
例えて言うなら、王太子や姫様も有名人だし、ここの領主さんも領主内なら有名人だろう。
世界的に有名となれば、やっぱりこの国の王様かな? だって王様だし。他国でも知られているはず。
しかし、漠然としすぎている。
せめて方向性だけでも決めてもらいたい。
「有名ね。どんな事でも良いの?
例えばここに今王太子が居るけど、彼と浮名を流したとかでもOK?」
「不名誉なのは遠慮します!」
ま、そりゃそうか。
こんなんで有名になっても、今後の人生に問題が出てくるだろうしね。
だからね。例え話だから。
そんな怖い目でこっちを見ないでくれるかな。王太子さん、例え話だってば。
そして姫様。例え話だから。
楽しそう!って目でこっちを見ないでください。
貴方のお兄さんの事ですよ?
「不名誉じゃない方向で、って事ね。
そうだなぁ。あっ、どこかの劇団に入団するってのは?
主役をやるようになれば、有名人と言えるんじゃない?」
「芝居は苦手です……。それに入団しても主役になれるかどうか、判らないじゃないですか?」
くっ、正論を返された。
確かにその通りだ。メチャクチャ演技が上手くても主役になれるとは限らない。
そして主役になったとしても、有名になれるかは別の話。
「え~と……。じゃ、じゃあ、何か特技は無いの?
これなら私負けません!って自慢出来るような事は?」
「そういうのがあれば、相談に来ていません……」
そりゃそうか。
困ったなぁ。特技も無しか……。
例えばお手玉が得意とかなら、世界初のジャグリングのプロに仕立て上げれば良かったんだけど。
仕立てられるかは置いといて。
「う~~~~ん。
やっぱり王太子と浮名を……ウソウソ。
そうだ! 姫様と浮名を流すってのは…………冗談です。睨まないで下さい」
「聖人と浮き名を流すのが一番有名になると思うけど?」
「ごめんなさい! 冗談です! 許して下さい!」
こうなったら逆転の発想だ!
日本で有名なのは誰か?を思い出せば、誰か該当しそうな人が出てくるんじゃない?
日本の有名人ね……。
政治家、女優、コメディアン、他には……ノーベル賞を取った人とか?
レトロゲームを長々とやり続けてクリアを目指す人も居たなぁ。
最近で言えば、Youtuberとか。
ラノベの異世界物の主人公も、その話の中では有名人じゃないか?
つまり、チートを持ってて、目立ちたくないとか言いながら目立つ行動をする思考の足りない人になれば!
あっ、チートを与える方法が無いや。無理か。
難しいな。神様もイジワルだ。
もっと解決が簡単な人に持たせてくれれば良かったのに。
神様なんだから、その道のプロでしょ? 偽の記憶まで持たせられるんだから。
………………その道のプロ?
閃いた!!
これで行こう!! ってか、これしか手が無い!!
これ以上は思いつかないとも言える!!
「判った。じゃあ君を有名人にしよう」
「本当ですか?! それで、どんな事でですか?!」
「それは……アイドルだ!!」
「「「……アイドル?」」」
この場に居る全員が首を傾げた。
ほら、その道のプロ、つまり有名なプロデューサーが居れば大丈夫!
この世界ではそういうのを知っているのは俺だけ。
知ってるから出来るとは限らないんだけど。
でもやり方は知ってる。この世界なら同じ事をやってもパクリと言われないだろうし!
だから成功するんじゃない?!
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