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087 質問コーナー!2
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「バカな貴族の子はたまに居る。でもそれは10歳くらいまでだぞ。
そしてそういうのはすぐに親に矯正される。
何故なら11歳から社交界デビューするからだ。その場は公の場になるので、失態を演じれば家名に傷がつく。
それと共に学校にも入る事になる。学校は小さな社会。不適合者ははじき出されるだろ?」
あ~、そうだよなぁ。
いくら親バカでも限度があるよね。
日本なら贔屓したからって大問題にはならないけど、異世界のここは王政。
王様にバレたら最悪お家取り潰しとか死刑もあり得る。
家名が大事って所も重要。
王様から与えられた爵位だもんね。
それを軽んじて意味もなく偉ぶれば、王を軽んじてると思われてもおかしくない。
しかし、気になる事を言ったね。
「学校ってあるんだ?」
「おいおい、今更か? アイザックとは同級生って言っただろ?」
そう言えばそうだった。
そこで知り合って自分の供回りにしたんだっけ?
じゃあ、学校について聞こうかな?
異世界の学校と言えば、これもテンプレだし。
「学校って身分差は無し?」
「基本的には無い。学校は小さな社会と言ったが、王様は校長で宰相が教頭、先生が貴族となっている。
校則が法律だな。生徒は市民の扱い。王族や貴族はそこで庶民の暮らしを知る。庶民は王族や貴族の苦労を知る」
「王族が入学しても市民扱いって事?」
「そういう事」
「庶民が王族や貴族の苦労を知るってどうやって?」
「どうやって庶民が知るかと言えば、委員会だ。委員会に所属すると貴族みたいな扱いになる。男爵くらいだけどな」
委員会ね。納得。
要は委員会に入ると、市役所や警察に入ったようなものなんだろう。
そこで会計やら色々やれば、貴族の大変さが知れるって事か。
「貴族が庶民の暮らしを知るってのは、どうやってるんだ?」
「貴族だろうと、入学すれば全員寮生活。掃除・洗濯は自分達で。食事は食堂で合同。メイド等は雇えないし入れない」
「やった事無い事をするのか。大変そうだね」
「まぁ、普通は入学するまでに家で習うけどな。
そういうのが嫌だと言う者は入学せず家庭教師を雇って習うが、そういう者は大人になってから苦労するんだ」
あ~、そうだろうね。
集団生活に慣れてないのは致命的だ。
「ついでに言えば、サボったりしてれば王太子だろうと落第するし、無法すれば退学になる」
「ふ~ん、そうなんだ」
「当たり前だぞ? でもそれでも行く価値がある。親も家庭教師も居ない自由な3年間だぞ? 楽しいに決まっている!」
あっ、それは確かに。
縛られた生活より自由なのは楽しい。
だから日本でも大学生がハメ外してバカをして、たまに問題になるんだけどね。
「王族の俺でも平民の友人も出来る。これは学校に行って無ければ絶対に無理だ」
「確かにね。あっ、でもそういうのってイジメにならない?貴族の子供が『平民のくせに王族に取り入りやがって』みたいな。
で、それが王族に露見して、親に助けを求めるとか」
「貴族が平民をイジメる? 露見して怒られ、親に助けを求める?
どこで聞いた、そんな話? 本で読んだ? そりゃこの国の学校を知らないヤツか、世間知らずのバカが書いたヤツだな。
伝統ある学校だぞ? 当然親も卒業生だ。校則も知っている。
だから親はイジメた自分の子供を怒る。逆恨みして嫌がらせする事を親が容認する訳がない。
それに小さな社会と言っただろ? だから警察のような組織もある。当然調べていてどちらに非があるか判明する。
万が一、子供の言う事を信じて嫌がらせの報復なんかしてみろ。世間からバカにされるぞ。
それだけなら良いが、多分間違いなく貴族位没収だな。
貴族は庶民から税金を取りそれで生活している。だから対価として貴族は庶民を守らないといけない。
庶民を守らないなら庶民は税金を払わなくなる。下手すりゃ暴動騒ぎだ。
軍で鎮圧? そうなりゃ王の耳に届くな。でやっぱり貴族位没収。最悪死刑だ」
思ってた以上に重たい話だった。
異世界テンプレは、主人公を持ち上げるイベントではなかった。
しかし、熱く語ったね。何かあったのだろうか?
聞いて良い雰囲気じゃないので、聞かないけどさ。
話題を変えようか。全然関係無いけど、気になってた事を聞こう。
「襲ってくる異形のものって『魔物」』?『モンスター』?」
「急な話題転換だな! あ~、どっちでも良いぞ。この辺ではモンスターって呼んでるかな?」
ふ~ん、そうなんだ。モンスターと呼ぶというので、モンスターに統一しよう。
「獣とモンスターの違いは?」
「知性の有無と言われてるな。
知性の無いのが獣。有るのがモンスター。
モンスターは、道具を使ったり集落を作ったりするらしいぞ。中には喋れるのもいるとか。出会った事無いけどな。
だからモンスターの扱いは未だに賛否両論らしいぞ」
どうやら地球にいる、「賢いから殺すな」っていう人達みたいなのがいるそうな。
自分の両親が目の前で殺されても言い続けられるのかな?
逆に「人間が至上」っていう人達もいるらしい。
ドラゴンが喋れてもそう言えるのだろうか?
「四足歩行は獣、二足歩行はモンスター」っていう考えの人もいるとか。
その考えでは人間もモンスターの種類に入るそうで、進化が一番早かっただけで未だに弱肉強食しているだけだと言う。
この考えが一番しっくりくるね。
う~ん、難しい。
とりあえず現状はアイザックさんの言う「襲ってきたらモンスター」ってのを採用しておこう。
シンプルだけど分かりやすい。
そんな話をしていたら、後ろから馬車が近づいてきた。
これも襲ってくればモンスター扱いになるのかな?
そしてそういうのはすぐに親に矯正される。
何故なら11歳から社交界デビューするからだ。その場は公の場になるので、失態を演じれば家名に傷がつく。
それと共に学校にも入る事になる。学校は小さな社会。不適合者ははじき出されるだろ?」
あ~、そうだよなぁ。
いくら親バカでも限度があるよね。
日本なら贔屓したからって大問題にはならないけど、異世界のここは王政。
王様にバレたら最悪お家取り潰しとか死刑もあり得る。
家名が大事って所も重要。
王様から与えられた爵位だもんね。
それを軽んじて意味もなく偉ぶれば、王を軽んじてると思われてもおかしくない。
しかし、気になる事を言ったね。
「学校ってあるんだ?」
「おいおい、今更か? アイザックとは同級生って言っただろ?」
そう言えばそうだった。
そこで知り合って自分の供回りにしたんだっけ?
じゃあ、学校について聞こうかな?
異世界の学校と言えば、これもテンプレだし。
「学校って身分差は無し?」
「基本的には無い。学校は小さな社会と言ったが、王様は校長で宰相が教頭、先生が貴族となっている。
校則が法律だな。生徒は市民の扱い。王族や貴族はそこで庶民の暮らしを知る。庶民は王族や貴族の苦労を知る」
「王族が入学しても市民扱いって事?」
「そういう事」
「庶民が王族や貴族の苦労を知るってどうやって?」
「どうやって庶民が知るかと言えば、委員会だ。委員会に所属すると貴族みたいな扱いになる。男爵くらいだけどな」
委員会ね。納得。
要は委員会に入ると、市役所や警察に入ったようなものなんだろう。
そこで会計やら色々やれば、貴族の大変さが知れるって事か。
「貴族が庶民の暮らしを知るってのは、どうやってるんだ?」
「貴族だろうと、入学すれば全員寮生活。掃除・洗濯は自分達で。食事は食堂で合同。メイド等は雇えないし入れない」
「やった事無い事をするのか。大変そうだね」
「まぁ、普通は入学するまでに家で習うけどな。
そういうのが嫌だと言う者は入学せず家庭教師を雇って習うが、そういう者は大人になってから苦労するんだ」
あ~、そうだろうね。
集団生活に慣れてないのは致命的だ。
「ついでに言えば、サボったりしてれば王太子だろうと落第するし、無法すれば退学になる」
「ふ~ん、そうなんだ」
「当たり前だぞ? でもそれでも行く価値がある。親も家庭教師も居ない自由な3年間だぞ? 楽しいに決まっている!」
あっ、それは確かに。
縛られた生活より自由なのは楽しい。
だから日本でも大学生がハメ外してバカをして、たまに問題になるんだけどね。
「王族の俺でも平民の友人も出来る。これは学校に行って無ければ絶対に無理だ」
「確かにね。あっ、でもそういうのってイジメにならない?貴族の子供が『平民のくせに王族に取り入りやがって』みたいな。
で、それが王族に露見して、親に助けを求めるとか」
「貴族が平民をイジメる? 露見して怒られ、親に助けを求める?
どこで聞いた、そんな話? 本で読んだ? そりゃこの国の学校を知らないヤツか、世間知らずのバカが書いたヤツだな。
伝統ある学校だぞ? 当然親も卒業生だ。校則も知っている。
だから親はイジメた自分の子供を怒る。逆恨みして嫌がらせする事を親が容認する訳がない。
それに小さな社会と言っただろ? だから警察のような組織もある。当然調べていてどちらに非があるか判明する。
万が一、子供の言う事を信じて嫌がらせの報復なんかしてみろ。世間からバカにされるぞ。
それだけなら良いが、多分間違いなく貴族位没収だな。
貴族は庶民から税金を取りそれで生活している。だから対価として貴族は庶民を守らないといけない。
庶民を守らないなら庶民は税金を払わなくなる。下手すりゃ暴動騒ぎだ。
軍で鎮圧? そうなりゃ王の耳に届くな。でやっぱり貴族位没収。最悪死刑だ」
思ってた以上に重たい話だった。
異世界テンプレは、主人公を持ち上げるイベントではなかった。
しかし、熱く語ったね。何かあったのだろうか?
聞いて良い雰囲気じゃないので、聞かないけどさ。
話題を変えようか。全然関係無いけど、気になってた事を聞こう。
「襲ってくる異形のものって『魔物」』?『モンスター』?」
「急な話題転換だな! あ~、どっちでも良いぞ。この辺ではモンスターって呼んでるかな?」
ふ~ん、そうなんだ。モンスターと呼ぶというので、モンスターに統一しよう。
「獣とモンスターの違いは?」
「知性の有無と言われてるな。
知性の無いのが獣。有るのがモンスター。
モンスターは、道具を使ったり集落を作ったりするらしいぞ。中には喋れるのもいるとか。出会った事無いけどな。
だからモンスターの扱いは未だに賛否両論らしいぞ」
どうやら地球にいる、「賢いから殺すな」っていう人達みたいなのがいるそうな。
自分の両親が目の前で殺されても言い続けられるのかな?
逆に「人間が至上」っていう人達もいるらしい。
ドラゴンが喋れてもそう言えるのだろうか?
「四足歩行は獣、二足歩行はモンスター」っていう考えの人もいるとか。
その考えでは人間もモンスターの種類に入るそうで、進化が一番早かっただけで未だに弱肉強食しているだけだと言う。
この考えが一番しっくりくるね。
う~ん、難しい。
とりあえず現状はアイザックさんの言う「襲ってきたらモンスター」ってのを採用しておこう。
シンプルだけど分かりやすい。
そんな話をしていたら、後ろから馬車が近づいてきた。
これも襲ってくればモンスター扱いになるのかな?
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