140 / 200
第4章 色々解決したい
140 それって麻薬じゃね?
しおりを挟む
オススメされた魔法の中から、俺が選んだ魔法は『ナーデル』。
これは、髪の毛程の太さで長さが15cmくらいの鉄の棒を飛ばすモノらしい。鬼○郎かな?
彼とは違って1本しか出せないし、硬度もそこそこらしいので、そこまで便利じゃない。
だけどこの魔法は応用が利くらしい。
例えば火の魔法を覚えれば、針に火を纏わせる事が可能となるそうだ。ファイヤーアロー?
色々な魔法と組み合わせる事が出来るそうなので、何か他に覚えたら使い方を教えてくれるってさ。
ところで、1つ期待している事がある。
それは、魔法と俺の能力『具現化』を組み合わせられないのか?という事。
ほら、ラノベの主人公ってやるじゃん、こういうの。
初級魔法とか低位魔法とか使えないと言われている魔法を、チートで強くするみたいな。
本当に名前の通りチート(ズル)だよね。
で、まぁ、それにあやかろうと思ったわけですよ。
今は何も思いつかないけど、研究したら閃く事もあるだろう。
「魔法と能力は組み合わせられないのですか?」
「能力と魔法は組み合わせられないと言われています。今まで色々な研究者が調べましたが1度も成功例がありません。
唯一可能なのは『魔力操作』です。しかしこれは魔法を覚えるとつく能力です。
この能力を持っていないと、魔法が使えないと言われています」
「実験された能力はどのようなものがあったんですか?」
「能力のランクS~Gまで、確認されている能力はほぼ検証されたようですね」
Sランクも検証されてるのか。
ま、俺のは異世界転移時に付与された特殊なヤツだし(推測)、きっと組み合わせられるだろう(機能的観測)。
やれやれ、俺、何かやっちゃいました? やれやれ、みたいな事になるのではないか?
「知られていないと思われる能力では、組み合わせ可能だと思いますか?」
「どうでしょうね? もしお持ちでしたら研究所に行かれる事を推奨します。
と言うか、誰かに知られれば、国から研究所に行けと命令されると思いますが」
「命令されるのですか?!」
「ええ。研究所も半分は国の機関ですので」
「研究所“も”?」
「はい。ここのような魔法を売っている店もですし、冒険者ギルドなどもそうですね」
ギルドって民間企業じゃなかったのか!
冒険者ギルドって国をまたいだ巨大企業ってイメージだったわ。
戦争時には冒険者は参加しないとか言ってるイメージ。徴兵されないっていう。
でもよく考えたら、その国で暮らしているのに、攻められてるのに参加しないなんて変な話だよな。
戦争になったら、結婚して子供が居て実家があっても逃げるのかね?
それとも自宅待機?
もしそうなら、国民が全員冒険者になると思う。
ん? って事は、俺が国に呼ばれても不思議じゃないって事か?
でも、呼ばれてませんけど?
……宰相さんが止めてくれているんだろうなぁ。助かります。
さて、喫煙室?のような場所で魔法紙を吸った。
昔に吸った事がある、メンソールのような味だった。
ただしフィルターが無いのでキツイ! ちゃんと肺に入れないといけないらしいし!
一応苦しさを中和する成分を含んでいる葉も入ってるらしいが、それって麻薬じゃね?と思ってしまう。
もしそうなら、そりゃ中毒者も出るわ。
その後、自分のステータスを確認すると、ちゃんと記載があった。
----------------------------------------------------------------
名前:林響也(はやしきょうや)
年齢:32歳
職種:イラストレーター
レベル:399
体力:C
魔力:S
耐性:C
運:E
能力:絵(S)、虐殺、ドラゴンスレイヤー、料理、魔力操作
魔法:ナーデル(1)
冒険者ギルドランク:D
----------------------------------------------------------------
レベルが上ってるな。マグロを倒したからだろう。
しかしそれ以外が上がっていない。400に達すれば上がると期待しよう。
後1つだけか……狩りに行くかな?
でもアレかな? RPGのように高レベルになるほど、必要経験値が多くなってるかな?
そうなると狩るならドラゴンクラス……? 無理だ。地道に行こう。
で、ちゃんと能力に『魔力操作』、そして新たに項目が出来てて、そこに『ナーデル』とあるね。
しかし(1)とは……なんじゃらほい?
バージョン?
これは、髪の毛程の太さで長さが15cmくらいの鉄の棒を飛ばすモノらしい。鬼○郎かな?
彼とは違って1本しか出せないし、硬度もそこそこらしいので、そこまで便利じゃない。
だけどこの魔法は応用が利くらしい。
例えば火の魔法を覚えれば、針に火を纏わせる事が可能となるそうだ。ファイヤーアロー?
色々な魔法と組み合わせる事が出来るそうなので、何か他に覚えたら使い方を教えてくれるってさ。
ところで、1つ期待している事がある。
それは、魔法と俺の能力『具現化』を組み合わせられないのか?という事。
ほら、ラノベの主人公ってやるじゃん、こういうの。
初級魔法とか低位魔法とか使えないと言われている魔法を、チートで強くするみたいな。
本当に名前の通りチート(ズル)だよね。
で、まぁ、それにあやかろうと思ったわけですよ。
今は何も思いつかないけど、研究したら閃く事もあるだろう。
「魔法と能力は組み合わせられないのですか?」
「能力と魔法は組み合わせられないと言われています。今まで色々な研究者が調べましたが1度も成功例がありません。
唯一可能なのは『魔力操作』です。しかしこれは魔法を覚えるとつく能力です。
この能力を持っていないと、魔法が使えないと言われています」
「実験された能力はどのようなものがあったんですか?」
「能力のランクS~Gまで、確認されている能力はほぼ検証されたようですね」
Sランクも検証されてるのか。
ま、俺のは異世界転移時に付与された特殊なヤツだし(推測)、きっと組み合わせられるだろう(機能的観測)。
やれやれ、俺、何かやっちゃいました? やれやれ、みたいな事になるのではないか?
「知られていないと思われる能力では、組み合わせ可能だと思いますか?」
「どうでしょうね? もしお持ちでしたら研究所に行かれる事を推奨します。
と言うか、誰かに知られれば、国から研究所に行けと命令されると思いますが」
「命令されるのですか?!」
「ええ。研究所も半分は国の機関ですので」
「研究所“も”?」
「はい。ここのような魔法を売っている店もですし、冒険者ギルドなどもそうですね」
ギルドって民間企業じゃなかったのか!
冒険者ギルドって国をまたいだ巨大企業ってイメージだったわ。
戦争時には冒険者は参加しないとか言ってるイメージ。徴兵されないっていう。
でもよく考えたら、その国で暮らしているのに、攻められてるのに参加しないなんて変な話だよな。
戦争になったら、結婚して子供が居て実家があっても逃げるのかね?
それとも自宅待機?
もしそうなら、国民が全員冒険者になると思う。
ん? って事は、俺が国に呼ばれても不思議じゃないって事か?
でも、呼ばれてませんけど?
……宰相さんが止めてくれているんだろうなぁ。助かります。
さて、喫煙室?のような場所で魔法紙を吸った。
昔に吸った事がある、メンソールのような味だった。
ただしフィルターが無いのでキツイ! ちゃんと肺に入れないといけないらしいし!
一応苦しさを中和する成分を含んでいる葉も入ってるらしいが、それって麻薬じゃね?と思ってしまう。
もしそうなら、そりゃ中毒者も出るわ。
その後、自分のステータスを確認すると、ちゃんと記載があった。
----------------------------------------------------------------
名前:林響也(はやしきょうや)
年齢:32歳
職種:イラストレーター
レベル:399
体力:C
魔力:S
耐性:C
運:E
能力:絵(S)、虐殺、ドラゴンスレイヤー、料理、魔力操作
魔法:ナーデル(1)
冒険者ギルドランク:D
----------------------------------------------------------------
レベルが上ってるな。マグロを倒したからだろう。
しかしそれ以外が上がっていない。400に達すれば上がると期待しよう。
後1つだけか……狩りに行くかな?
でもアレかな? RPGのように高レベルになるほど、必要経験値が多くなってるかな?
そうなると狩るならドラゴンクラス……? 無理だ。地道に行こう。
で、ちゃんと能力に『魔力操作』、そして新たに項目が出来てて、そこに『ナーデル』とあるね。
しかし(1)とは……なんじゃらほい?
バージョン?
26
お気に入りに追加
339
あなたにおすすめの小説

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。

修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜
長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。
コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。
ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。
実際の所、そこは異世界だった。
勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。
奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。
特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。
実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。
主人公 高校2年 高遠 奏 呼び名 カナデっち。奏。
クラスメイトのギャル 水木 紗耶香 呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。
主人公の幼馴染 片桐 浩太 呼び名 コウタ コータ君
(なろうでも別名義で公開)
タイトル微妙に変更しました。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる