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第4章 色々解決したい
135 この世界にも一時所得とかあるのか
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報告の為に村人Bが向かった街へ到着。
道中でも軍に出会わなかったので、まだ出発してなかった模様。
そのまま、まずは冒険者ギルドへ。
直接領主の元に行っても会えないからだそうだ。
冒険者ギルドから先触れを出して、それから向かうのが普通なんだってさ。
俺達の誰かが先触れとして行くのはダメなのかと聞いたら、相手が知らない人間はダメだそうだ。
つまり、知ってる人間がアポを取れって事ね。
オレオレ詐欺は出来ない世界だね。しないけど。
先触れは、状況報告をすると、領主側からでは~~に来なさいと日時指定されるんだって。
ただし今回の場合は、討伐した死骸があるので、すぐに来るように言われるとの事。
少し待っていると、先触れの人が帰ってきた。
そしてギルドの人と話している。
と思ったら、会話してたギルド職員がこっちにやってきた。
「どうやら領主様は、帝都に向かっているので留守のようです」
「あ~、なるほど。そうですか」
えっ? えっ? 俺だけ理解出来ないんですけど?
「ここの領地の軍だけでは対処出来ないので、国に要請しに向かったようです」
「そういう事ですか。……ってマズくないですか?」
「ええ。こちらも急いで向かいましょう!」
国軍とか出発されてたら大変だ!
いくら国を守るのは国軍の仕事だとしても、無駄足をさせて良い事にはならないだろう。
ヘタすれば、動員した分だけ請求される可能性もある!
「帝都なら俺の帰る先なので、単独でめっちゃ急いで帰っても良いですけど?」
「……その方が早そうですね。……報告せずに逃げませんよね?」
「いやだから、家があるんですって! 報告しますって!
どうせ後から来るでしょ? その時に確認出来ますから」
「で、ですよね。判りました。こちらも向かいますので、先に戻ってください」
「判りました!」
って事で、冒険者パーティーと別れ、急いで帝都を目指す。
移動はサイ。2頭出して、1頭に荷物を積ませてもらった。
「生臭い」って目で見られたが気にしない気にしない。
何日か後に帝都に戻ると、正に軍を招集している所だった。
ギリセーフ!
街で学んだように、冒険者ギルドへ行き、先触れを出してもらう。
するとすぐに城に来るように言われたので、そのまま向かう。
そこで待っていたのは宰相さんだった。
「倒したんですか?!」
「……ええ。倒したと言うか、倒さざる得なかったと言うか……」
「よく分かりませんが、脅威は去ったという事ですね?」
「そうですね。ただし倒したのは1頭?なので、つがいだったとか子持ちだったとかなら分かりませんけど」
「……なるほど。では派遣する事には変わりはありませんね」
「派遣はするんですね?」
「勿論ですよ。居ると判っているモノを討伐しに向かうのと、居ないかもしれないが念の為に確認しに行き発見すれば討伐する、という違いはありますけどね」
さすが宰相さん。
万が一、という所まで考えてるんですね。
「あっ、そうだ。討伐したマグ、ドラゴンはどうしましょう?」
「軍が倒したのではないので、討伐した人の物になりますね。
ただし、販売するなら高額になりますので、別途税金がかかりますので注意してください」
この世界にも一時所得とかあるのか。
あれだよ、ギャンブルや埋蔵金発見とかで100万以上稼いだら、普段の収入とは別になるからって取られる税金。
日本の場合、確か税率が高かったはず。しかも1年後とかに払うという迷惑な仕組みだった気がする。
「その税金は……」
「ああ、販売時に言ってくれれば、税理士を送りますので。
その場で計算するので、その場で払って頂いて結構ですよ。
税理士が信用出来ないと言われるのであれば、一緒に城まで来て頂いて、私の目の前で払って頂ければ」
「あ、判りました」
俺の短い言葉で理解してくれるとは……。
優秀な人は違うねぇ。
さて、報告も終わり、マグロも俺の物となった。
まぁあの冒険者パーティーが来ないと、処分も販売も食す事も出来ないんだけどね。
ギルドで聞いてくれれば俺の家は判るだろうし、ゆっくりと待つとするか。
道中でも軍に出会わなかったので、まだ出発してなかった模様。
そのまま、まずは冒険者ギルドへ。
直接領主の元に行っても会えないからだそうだ。
冒険者ギルドから先触れを出して、それから向かうのが普通なんだってさ。
俺達の誰かが先触れとして行くのはダメなのかと聞いたら、相手が知らない人間はダメだそうだ。
つまり、知ってる人間がアポを取れって事ね。
オレオレ詐欺は出来ない世界だね。しないけど。
先触れは、状況報告をすると、領主側からでは~~に来なさいと日時指定されるんだって。
ただし今回の場合は、討伐した死骸があるので、すぐに来るように言われるとの事。
少し待っていると、先触れの人が帰ってきた。
そしてギルドの人と話している。
と思ったら、会話してたギルド職員がこっちにやってきた。
「どうやら領主様は、帝都に向かっているので留守のようです」
「あ~、なるほど。そうですか」
えっ? えっ? 俺だけ理解出来ないんですけど?
「ここの領地の軍だけでは対処出来ないので、国に要請しに向かったようです」
「そういう事ですか。……ってマズくないですか?」
「ええ。こちらも急いで向かいましょう!」
国軍とか出発されてたら大変だ!
いくら国を守るのは国軍の仕事だとしても、無駄足をさせて良い事にはならないだろう。
ヘタすれば、動員した分だけ請求される可能性もある!
「帝都なら俺の帰る先なので、単独でめっちゃ急いで帰っても良いですけど?」
「……その方が早そうですね。……報告せずに逃げませんよね?」
「いやだから、家があるんですって! 報告しますって!
どうせ後から来るでしょ? その時に確認出来ますから」
「で、ですよね。判りました。こちらも向かいますので、先に戻ってください」
「判りました!」
って事で、冒険者パーティーと別れ、急いで帝都を目指す。
移動はサイ。2頭出して、1頭に荷物を積ませてもらった。
「生臭い」って目で見られたが気にしない気にしない。
何日か後に帝都に戻ると、正に軍を招集している所だった。
ギリセーフ!
街で学んだように、冒険者ギルドへ行き、先触れを出してもらう。
するとすぐに城に来るように言われたので、そのまま向かう。
そこで待っていたのは宰相さんだった。
「倒したんですか?!」
「……ええ。倒したと言うか、倒さざる得なかったと言うか……」
「よく分かりませんが、脅威は去ったという事ですね?」
「そうですね。ただし倒したのは1頭?なので、つがいだったとか子持ちだったとかなら分かりませんけど」
「……なるほど。では派遣する事には変わりはありませんね」
「派遣はするんですね?」
「勿論ですよ。居ると判っているモノを討伐しに向かうのと、居ないかもしれないが念の為に確認しに行き発見すれば討伐する、という違いはありますけどね」
さすが宰相さん。
万が一、という所まで考えてるんですね。
「あっ、そうだ。討伐したマグ、ドラゴンはどうしましょう?」
「軍が倒したのではないので、討伐した人の物になりますね。
ただし、販売するなら高額になりますので、別途税金がかかりますので注意してください」
この世界にも一時所得とかあるのか。
あれだよ、ギャンブルや埋蔵金発見とかで100万以上稼いだら、普段の収入とは別になるからって取られる税金。
日本の場合、確か税率が高かったはず。しかも1年後とかに払うという迷惑な仕組みだった気がする。
「その税金は……」
「ああ、販売時に言ってくれれば、税理士を送りますので。
その場で計算するので、その場で払って頂いて結構ですよ。
税理士が信用出来ないと言われるのであれば、一緒に城まで来て頂いて、私の目の前で払って頂ければ」
「あ、判りました」
俺の短い言葉で理解してくれるとは……。
優秀な人は違うねぇ。
さて、報告も終わり、マグロも俺の物となった。
まぁあの冒険者パーティーが来ないと、処分も販売も食す事も出来ないんだけどね。
ギルドで聞いてくれれば俺の家は判るだろうし、ゆっくりと待つとするか。
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