110 / 200
第4章 色々解決したい
110 真面目な犯罪組織って何だよ!
しおりを挟む
宣言した次の日。
もう黒幕の情報が手に入りました。
多数存在している犯罪組織が結託したらしい。
まずAとBが話し合いをし、自分達では無いと確信。
その間にCとDも同じような事をしていた。
ABはCDと接触し、双方でやってない事を確認。
A~Dは協力して、Eを話し合いに参加させ、確認。
こうして参加組織は増えていった。
最終的に、参加しない組織・参加して自白した組織が実行犯と判明。
裏取りも済ませ、その情報を俺に渡してきた。
どうやら犯罪組織から『国にケンカを売って無事』『法を平気で破る無法者』『一人犯罪組織』と言われているらしい。
非常に不本意です!
「自分達は真面目に犯罪組織をしています。敵対勢力の情報を渡すのでお許しを」
こんなコメントと共に情報をくれた。
真面目な犯罪組織って何だよ!
まぁ良い。
とにかく突き止めたのだから、壊滅させに行かなくては。
俺はクマ5体・トラ5体・サイ2体を具現化。
それらと共に街を歩き、目的の家を目指す。
どうやらその組織は、外見は普通の家だが、地下に部屋を作っているそうだ。
なので外からは分からないけど、結構な人数が居るらしい。
破壊活動要員としてサイ、素早く倒す為にトラ、捕獲捕縛制圧の為にクマを出した。
是非頑張ってほしい。
目的の家に到着すると…………ボスらしき人が縛られていた。
構成員らしき人達も半分は怪我をして捕まっている。
えーと、何この状況?
「キョウヤさん! この通り、主犯は捕まえてあります! 御慈悲を!!」
「え~と、どういう事?」
「こいつがここのボスです! 自分はナンバー3です! ナンバー2と結託してアホな事をしてました!
俺は何も知りませんでした! なので御慈悲を得る為に、実行犯と計画した者を捕まえた次第です!」
「つまりクーデターを起こしたと」
「そう考えてもらっても構いません!」
なるほど。
保身の為に実行犯とボスを売ったか。
どうでもいいけど。
「理解したよ。じゃあそいつらを国に引き渡してしまおう」
「……あ、あの、我々は、どうでしょうか?」
う~ん。ぶっちゃけ本当にどうでもいい。
好きにしたら良いんじゃね?と思う。
でもなー、野放しにするのも問題ありそうなんだよな。
また迷惑かけられてもヤだし。
どうすっかなー。
「ん~、じゃあ、残った人達には別の形で罪を償ってもらおう」
「ええっ?! お慈悲は?!」
「いやいや、あるよ。ボコボコにもしないし。
俺の仕事を手伝ってもらおうかな?」
「し、仕事ですか? 冒険者ですか?」
「違う違う。それは俺が気が向いたらやる事だから」
「……では何を?」
「実は倉庫を貰って所有しているんだけど、使い道を考えてなかったんだ。
なので、そこで働いてもらいます。勿論お給金も出すよ?」
「わ、判りました。……それで仕事内容は?
言ってはアレですけど、はぐれ者・ハンパ者ばかりですよ?」
「今考えてる事にはそういうの関係無いから」
「そ、そうですか…………それで?」
「まずは倉庫の改造から始める。大工さんの下手間として当面は働いてくれ。
分かりやすく言えば肉体労働だ。真面目に頑張れ!
勿論サボったり脅すような言動したりしたら、こういう動物が見張ってるから……分かるよね?」
そう言ってクマやトラを指差す。
分かりやすく呻ってくれた。だがその目は俺に向いている。
「仕事はこれで終わり?」「何もやってないけど?」「具現化損かよ~。何か食わせろ」
向けられた目線からはそんな意思が感じられる。
ゴメンよ。想定外だったんだよ。
クマが呼んできた兵士に、実行犯やボスは連れられていった。
宰相さんは詳細を知っているので、どんな罪に問われるのかな?
めっちゃキツイ罰になるだろうと予想。
で、俺は残った人達を連れて倉庫に移動。
途中でクマにボガスさんを呼んでくるように指示しといたのに、到着するともう居る謎。
「いやぁ、キョウヤさんのクマが来たので、儲け話だなと思い、飛び乗りましたよ!
子供達と一緒に乗る練習してて良かったですよ、ははははは」
子供の為にクマを出してたのに、何を混じってんですか。
しかも乗る練習って……。
仕事しなさい!
もう黒幕の情報が手に入りました。
多数存在している犯罪組織が結託したらしい。
まずAとBが話し合いをし、自分達では無いと確信。
その間にCとDも同じような事をしていた。
ABはCDと接触し、双方でやってない事を確認。
A~Dは協力して、Eを話し合いに参加させ、確認。
こうして参加組織は増えていった。
最終的に、参加しない組織・参加して自白した組織が実行犯と判明。
裏取りも済ませ、その情報を俺に渡してきた。
どうやら犯罪組織から『国にケンカを売って無事』『法を平気で破る無法者』『一人犯罪組織』と言われているらしい。
非常に不本意です!
「自分達は真面目に犯罪組織をしています。敵対勢力の情報を渡すのでお許しを」
こんなコメントと共に情報をくれた。
真面目な犯罪組織って何だよ!
まぁ良い。
とにかく突き止めたのだから、壊滅させに行かなくては。
俺はクマ5体・トラ5体・サイ2体を具現化。
それらと共に街を歩き、目的の家を目指す。
どうやらその組織は、外見は普通の家だが、地下に部屋を作っているそうだ。
なので外からは分からないけど、結構な人数が居るらしい。
破壊活動要員としてサイ、素早く倒す為にトラ、捕獲捕縛制圧の為にクマを出した。
是非頑張ってほしい。
目的の家に到着すると…………ボスらしき人が縛られていた。
構成員らしき人達も半分は怪我をして捕まっている。
えーと、何この状況?
「キョウヤさん! この通り、主犯は捕まえてあります! 御慈悲を!!」
「え~と、どういう事?」
「こいつがここのボスです! 自分はナンバー3です! ナンバー2と結託してアホな事をしてました!
俺は何も知りませんでした! なので御慈悲を得る為に、実行犯と計画した者を捕まえた次第です!」
「つまりクーデターを起こしたと」
「そう考えてもらっても構いません!」
なるほど。
保身の為に実行犯とボスを売ったか。
どうでもいいけど。
「理解したよ。じゃあそいつらを国に引き渡してしまおう」
「……あ、あの、我々は、どうでしょうか?」
う~ん。ぶっちゃけ本当にどうでもいい。
好きにしたら良いんじゃね?と思う。
でもなー、野放しにするのも問題ありそうなんだよな。
また迷惑かけられてもヤだし。
どうすっかなー。
「ん~、じゃあ、残った人達には別の形で罪を償ってもらおう」
「ええっ?! お慈悲は?!」
「いやいや、あるよ。ボコボコにもしないし。
俺の仕事を手伝ってもらおうかな?」
「し、仕事ですか? 冒険者ですか?」
「違う違う。それは俺が気が向いたらやる事だから」
「……では何を?」
「実は倉庫を貰って所有しているんだけど、使い道を考えてなかったんだ。
なので、そこで働いてもらいます。勿論お給金も出すよ?」
「わ、判りました。……それで仕事内容は?
言ってはアレですけど、はぐれ者・ハンパ者ばかりですよ?」
「今考えてる事にはそういうの関係無いから」
「そ、そうですか…………それで?」
「まずは倉庫の改造から始める。大工さんの下手間として当面は働いてくれ。
分かりやすく言えば肉体労働だ。真面目に頑張れ!
勿論サボったり脅すような言動したりしたら、こういう動物が見張ってるから……分かるよね?」
そう言ってクマやトラを指差す。
分かりやすく呻ってくれた。だがその目は俺に向いている。
「仕事はこれで終わり?」「何もやってないけど?」「具現化損かよ~。何か食わせろ」
向けられた目線からはそんな意思が感じられる。
ゴメンよ。想定外だったんだよ。
クマが呼んできた兵士に、実行犯やボスは連れられていった。
宰相さんは詳細を知っているので、どんな罪に問われるのかな?
めっちゃキツイ罰になるだろうと予想。
で、俺は残った人達を連れて倉庫に移動。
途中でクマにボガスさんを呼んでくるように指示しといたのに、到着するともう居る謎。
「いやぁ、キョウヤさんのクマが来たので、儲け話だなと思い、飛び乗りましたよ!
子供達と一緒に乗る練習してて良かったですよ、ははははは」
子供の為にクマを出してたのに、何を混じってんですか。
しかも乗る練習って……。
仕事しなさい!
21
お気に入りに追加
264
あなたにおすすめの小説
修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜
長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。
コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。
ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。
実際の所、そこは異世界だった。
勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。
奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。
特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。
実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。
主人公 高校2年 高遠 奏 呼び名 カナデっち。奏。
クラスメイトのギャル 水木 紗耶香 呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。
主人公の幼馴染 片桐 浩太 呼び名 コウタ コータ君
(なろうでも別名義で公開)
タイトル微妙に変更しました。
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる