異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様

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第3章 快適生活へ向けて頑張ろう!

100 ~閑話1~

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本日2話目の投稿です。
ご注意ください。


以下、本文です。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

閑話

~その頃の天界~

『ちぇっ! また乗り切ったか!』
『今回のは簡単でしたね』
『分かりやすすぎ~』
『その分、倍率も安かったわ』

巨大な鏡が中心に置かれた円卓。
その周囲には4人の神がチップを賭けていた。

『ガド様は30枚没収です』
『また取られたぜ! くそっ! こいつ早く死ねよ!』
『バル様は5枚増加です』
『倍率も低かったですから、しょうがないですね』
『ロゼ様も5枚増加です』
『もっと賭けとけば良かった~』
『カル様は元返しとなります』
『しょうがないわね』

テーブル上に置かれたチップは、ガドが150枚と一番少なく、バルが423枚で一番多く、ロゼとカルは230枚前後。

ディーラーであるロイスが促す。

『次のゲームを始めたいと思います。
 次はイベントです。どのように乗り切るかを決めてもらいます。
 今回はロゼ様が決定権を所有となります』
『げっ! ロゼの回かよ!』
『ボクに不満があるの~?』
『お前は引っ掻き回すから予測しにくいんだよ!!』

『今回ロゼ様が使える手段は、「思考誘導」「モンスター召喚」「能力付与」「使わない」の4点のどれかとなります。
 いつものように「使わない」を選択された場合は、ポイント+1か配当倍のどちらかを選べます』
『安そうだから、「使わない」を選んで配当倍にして欲しいわ』
『カル、それよりもポイント+1を選んで次回に強力にしてもらった方が良いでしょう?』
『バルはそればかりね。ドラゴン呼び出しに使って失敗したばかりじゃない』

ポイントはその数値により、使える手段が強力になる。
例えば3ポイントを「モンスター召喚」で使えば呼び出せるモンスターがゴブリンクラスからドラゴンクラスになる。
「思考誘導」に5ポイントなら、誰もが躊躇する殺人でさえ、己の勝手な解釈で躊躇なく行うように出来る。

『どうしようかな~。この辺で面白くした方が良いよね~?』
『おう! 波乱を起こしてくれ!』
『ガドは穴にばかり賭けるんだから』
『本命ばかり賭けてるカルに言われたくねぇ』

ガドは穴党、カルは本命狙い、バルは自身の番で大きく攻める、ロゼは面白さ重視。

『ん~、じゃあ今回は「使わない」! それで配当倍にするよ~!』
『よっしゃ! 来た来た!』
『そうなると元々の人間性で決まるね』
『以外と当てやすいのかしら?』

『それでは選択肢を出します。
 1~10からお選び下さい。今回は1が一番低く1.2倍、10が一番高く100倍となっています。
 配当倍をお選びになられましたので、1が2.4倍、10が200倍となります』

『当然10番だ!』
『内容も確認せずに倍率だけで賭けるのはどうかと思いますがね。
 私は……この内容でしたら、3番を選びましょう』
『私は……………4番にするわ』
『じゃあボクは8番! 一番面白そう!』

『了解しました。ではチップを出して下さい』

神達の暇潰しは続く。 
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