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第3章 快適生活へ向けて頑張ろう!
065 鳥を捕まえる霞網のようなモノかも
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動物の痕跡を発見するよりも早く、糸を発見したという報告が入る。
川上に少し行った辺りらしい。
招集をかけて、全員でそこに行ってみると、木々の間に糸らしきモノが見えた。
光の加減で見えなくなる事もあり、これに獲物を捉えるのだろう。
しかし糸は上ではなく、足元、正確に言えば地面から2mくらいまでの間に設置されている。
これから考えるに、どうやら獲物は昆虫や鳥ではなく、獣やモンスターだと推測出来る。
つまり地面を走ってるモノを捕まえるって訳だ。
これが生きている罠ならば、獲物が掛かれば仕掛けたヤツがやってくるはず。
って事で、そこら辺の木の枝を切り落とし、糸に当てた。
葉が茂っている枝だったので、広範囲を揺らす事が出来るだろう。
糸は粘着性ではない様子。鳥を捕まえる霞網のようなモノかもしれない。
激しく枝を動かしても切れる様子も無いので、やはり頑丈なのだろう。
是非とも回収したい。
揺らす事、5分。
何事も起きない。
「もう仕掛けたヤツはここに居ないんじゃないか?」
ホムラが正論を言ってくる。
「いや、他の用事をしているかも。もっと弱らせるつもりかもしれないし」
「でも、森の方に変化は無いぞ?」
確かに蜘蛛がやってくる気配が無い。
これは俺が思ってる事じゃなくて、カワウソ達の警戒に引っかからないから。
俺が気配とか判るわけ無いじゃないですか。
そこから更に5分も揺らしたが変化が無い。
諦めようとした時、1匹のカワウソが反応した。
視線の先は……川?
どうやら糸とは関係無しに、違う獣かモンスターが来たっぽい。
も~、忙しいのに。
さっさと倒して蜘蛛探しを再開しよう。
来ないなら糸だけ回収しよう。
そう考えてる内に現れたのは……巨大なザリガニだった。
しっぽの先からハサミの先までで5m以上あるんじゃないか?
そのハサミには糸が挟まれていた。
もしかして、水中にも糸が張られてる?
そしてそれにかかったザリガニが、俺達のせいだと勘違いして怒ってる?
まぁ、良い。
ザリガニだってエビだ。
これだけデカければ肉も沢山あるだろう。
食料だ!!
「皆、倒すぞ!」
俺の声で全員が動き出す。
ホムラ? 俺の懐に潜り込みましたが?
逃げてんじゃねぇよ!と思ったが、俺も戦闘中は逃げ回る専門なので、人の事言えません。
それに子猫だしね。
ザリガニは俺に糸の挟まってない側のハサミを向けた。
それを広げて、中から俺に向かって糸を飛ばす!
お前が糸の主かよっ!
蜘蛛じゃないのかよ!
確かに誰も蜘蛛ですって言ってなかったけど! 俺が勝手に想像してただけだけど!
ザリガニとは思わないじゃん!
あっ、飛ばした糸ですか?
綺麗に俺を捕縛してますけど?
絶対防御って、捕縛に弱いんです。攻撃じゃないからなのかな?
ザリガニは口を開けて、ガオーーーーーと鳴いた。
鳴いたと言うより吠えたが正しいかな?
……それ、ライオン! ライオンだから!
そしてその口から、俺に向かって炎を吐いた。
お陰で糸が無くなったよ。助かった。
炎は絶対防御のお陰で何も問題無し。
……お前はドラゴンか!
も~、こいつ、要素多すぎ!
ザリガニなのか、蜘蛛なのか、ライオンなのか、ドラゴンなのか、はっきりしろ!
絶対倒して食ってやるからな! 覚えとけ!
川上に少し行った辺りらしい。
招集をかけて、全員でそこに行ってみると、木々の間に糸らしきモノが見えた。
光の加減で見えなくなる事もあり、これに獲物を捉えるのだろう。
しかし糸は上ではなく、足元、正確に言えば地面から2mくらいまでの間に設置されている。
これから考えるに、どうやら獲物は昆虫や鳥ではなく、獣やモンスターだと推測出来る。
つまり地面を走ってるモノを捕まえるって訳だ。
これが生きている罠ならば、獲物が掛かれば仕掛けたヤツがやってくるはず。
って事で、そこら辺の木の枝を切り落とし、糸に当てた。
葉が茂っている枝だったので、広範囲を揺らす事が出来るだろう。
糸は粘着性ではない様子。鳥を捕まえる霞網のようなモノかもしれない。
激しく枝を動かしても切れる様子も無いので、やはり頑丈なのだろう。
是非とも回収したい。
揺らす事、5分。
何事も起きない。
「もう仕掛けたヤツはここに居ないんじゃないか?」
ホムラが正論を言ってくる。
「いや、他の用事をしているかも。もっと弱らせるつもりかもしれないし」
「でも、森の方に変化は無いぞ?」
確かに蜘蛛がやってくる気配が無い。
これは俺が思ってる事じゃなくて、カワウソ達の警戒に引っかからないから。
俺が気配とか判るわけ無いじゃないですか。
そこから更に5分も揺らしたが変化が無い。
諦めようとした時、1匹のカワウソが反応した。
視線の先は……川?
どうやら糸とは関係無しに、違う獣かモンスターが来たっぽい。
も~、忙しいのに。
さっさと倒して蜘蛛探しを再開しよう。
来ないなら糸だけ回収しよう。
そう考えてる内に現れたのは……巨大なザリガニだった。
しっぽの先からハサミの先までで5m以上あるんじゃないか?
そのハサミには糸が挟まれていた。
もしかして、水中にも糸が張られてる?
そしてそれにかかったザリガニが、俺達のせいだと勘違いして怒ってる?
まぁ、良い。
ザリガニだってエビだ。
これだけデカければ肉も沢山あるだろう。
食料だ!!
「皆、倒すぞ!」
俺の声で全員が動き出す。
ホムラ? 俺の懐に潜り込みましたが?
逃げてんじゃねぇよ!と思ったが、俺も戦闘中は逃げ回る専門なので、人の事言えません。
それに子猫だしね。
ザリガニは俺に糸の挟まってない側のハサミを向けた。
それを広げて、中から俺に向かって糸を飛ばす!
お前が糸の主かよっ!
蜘蛛じゃないのかよ!
確かに誰も蜘蛛ですって言ってなかったけど! 俺が勝手に想像してただけだけど!
ザリガニとは思わないじゃん!
あっ、飛ばした糸ですか?
綺麗に俺を捕縛してますけど?
絶対防御って、捕縛に弱いんです。攻撃じゃないからなのかな?
ザリガニは口を開けて、ガオーーーーーと鳴いた。
鳴いたと言うより吠えたが正しいかな?
……それ、ライオン! ライオンだから!
そしてその口から、俺に向かって炎を吐いた。
お陰で糸が無くなったよ。助かった。
炎は絶対防御のお陰で何も問題無し。
……お前はドラゴンか!
も~、こいつ、要素多すぎ!
ザリガニなのか、蜘蛛なのか、ライオンなのか、ドラゴンなのか、はっきりしろ!
絶対倒して食ってやるからな! 覚えとけ!
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