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第2章 チートになれたので自重しません
037 俺は襲われた側ですけど?!
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「お前がキョウヤだな? 俺達について来い」
先頭の男が懐からナイフをチラ見せしながら脅してきた。
多分、全員がナイフを持っているのだろう。
まぁ、だからどうしたって話だけど。
俺は無視したまま、宿に向かって歩く。
「てめぇ、無視してんじゃねぇぞ。これは脅しじゃねぇ」
「うるさいなぁ。こっちは何の用も無いんだよね」
「あぁ?」
5人は俺に密着してきた。
そしてナイフを服に当ててる。
刺さる事も無いし、当然痛くもない。
ウザいので、こっちも何かしてやろう。
横に居た男の腕をつねってやった。俺は彼女か?
「抵抗すんじゃねぇよ!」
「無理矢理連れて行こうとしてるヤツに、抵抗しない訳ないだろ?」
そう言うなり、顔面にパンチを繰り出す。
さすがこんな仕事を受けるだけあって、簡単にかわされたけど。
まぁ、問題は無い。距離も離れたし。
「てめぇ……しょうがねぇ。多少の怪我は覚悟してもらうぞ」
そう言って5人が一斉に襲いかかってくる。
怪我をしないと判ってるのは、気分が楽だ。
近くに居るヤツを捕まえれば良いだけだから。
俺は捕まえたヤツを殴る。蹴る。
前にもやったな、これ。
そして、立ってるのは最初に脅してきた男だけになった。
5人の内、1人は俺の足元に転がっている。
腕を踏んづけて逃げられないようにしてある。
「くそっ……なんだよ、お前…………」
「下調べもせずに仕事を受けるからだろ? 誰かが通報してるだろうし、素直に捕まれば?」
「! こうなったら……」
男は俺に向かって火の矢を撃ってきた。
おおっ! これが魔法か! ファイヤーアローってやつかな?
あっ! 違う! 俺を狙ってない!
足元に居る男を狙ったんだ! 口封じか?!
俺の空いている方の足に当てて防いだけど。
「チッ!」
さすがにもう無理だと悟ったのか、男は逃げていった。
倒した俺が踏んでいるヤツ以外の3人は、痛がりながらヨロヨロしながら逃げようとしている。
捕まえておくか。
「逃げるな! 逃げると魔法ぶつけるぞ!」
大声でそう言うと諦めたのか、その場に座り込んだ。
魔法ぶつけるってどうやるんだろうね? 勉強しなきゃね。
そんな事を考えてたら、鎧を着た兵士?のような人達がやってきた。
やはり誰かが通報してたっぽい。
まぁ街中で刃傷沙汰になってれば通報するよな。切られてないけど。
「全員動くな!」
兵士の一人が大声で叫んだ。
俺は逃げる気が無いので、おとなしくしている。
4人は逮捕されて、縛られている。
俺はと言うと……逮捕さえました。
「いやいや、俺は襲われた側ですけど?!」
「どこから見ても不審者だろ!」
くそっ! 全く反論出来ない!
さすがに縛られたり手錠をされたりしてないけど、連行された。
こんな事なら、あの場に残ってれば良かった……。
先頭の男が懐からナイフをチラ見せしながら脅してきた。
多分、全員がナイフを持っているのだろう。
まぁ、だからどうしたって話だけど。
俺は無視したまま、宿に向かって歩く。
「てめぇ、無視してんじゃねぇぞ。これは脅しじゃねぇ」
「うるさいなぁ。こっちは何の用も無いんだよね」
「あぁ?」
5人は俺に密着してきた。
そしてナイフを服に当ててる。
刺さる事も無いし、当然痛くもない。
ウザいので、こっちも何かしてやろう。
横に居た男の腕をつねってやった。俺は彼女か?
「抵抗すんじゃねぇよ!」
「無理矢理連れて行こうとしてるヤツに、抵抗しない訳ないだろ?」
そう言うなり、顔面にパンチを繰り出す。
さすがこんな仕事を受けるだけあって、簡単にかわされたけど。
まぁ、問題は無い。距離も離れたし。
「てめぇ……しょうがねぇ。多少の怪我は覚悟してもらうぞ」
そう言って5人が一斉に襲いかかってくる。
怪我をしないと判ってるのは、気分が楽だ。
近くに居るヤツを捕まえれば良いだけだから。
俺は捕まえたヤツを殴る。蹴る。
前にもやったな、これ。
そして、立ってるのは最初に脅してきた男だけになった。
5人の内、1人は俺の足元に転がっている。
腕を踏んづけて逃げられないようにしてある。
「くそっ……なんだよ、お前…………」
「下調べもせずに仕事を受けるからだろ? 誰かが通報してるだろうし、素直に捕まれば?」
「! こうなったら……」
男は俺に向かって火の矢を撃ってきた。
おおっ! これが魔法か! ファイヤーアローってやつかな?
あっ! 違う! 俺を狙ってない!
足元に居る男を狙ったんだ! 口封じか?!
俺の空いている方の足に当てて防いだけど。
「チッ!」
さすがにもう無理だと悟ったのか、男は逃げていった。
倒した俺が踏んでいるヤツ以外の3人は、痛がりながらヨロヨロしながら逃げようとしている。
捕まえておくか。
「逃げるな! 逃げると魔法ぶつけるぞ!」
大声でそう言うと諦めたのか、その場に座り込んだ。
魔法ぶつけるってどうやるんだろうね? 勉強しなきゃね。
そんな事を考えてたら、鎧を着た兵士?のような人達がやってきた。
やはり誰かが通報してたっぽい。
まぁ街中で刃傷沙汰になってれば通報するよな。切られてないけど。
「全員動くな!」
兵士の一人が大声で叫んだ。
俺は逃げる気が無いので、おとなしくしている。
4人は逮捕されて、縛られている。
俺はと言うと……逮捕さえました。
「いやいや、俺は襲われた側ですけど?!」
「どこから見ても不審者だろ!」
くそっ! 全く反論出来ない!
さすがに縛られたり手錠をされたりしてないけど、連行された。
こんな事なら、あの場に残ってれば良かった……。
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