67 / 82
深海へ
しおりを挟む
山田ドラゴンガチャ王国内に、料理文化が誕生しつつある。
ベースとなるのは氷炎の騎士が作り出す帝国料理だ。
あの油多め塩多め味濃いめのカロリー爆弾料理がホムンクルス達に大好評。その味付けをホムンクルスは真似し始めたのだ。
ホムンクルス達は依頼掲示板より自身の制作したアイテムと食材を交換で入手しており、最近は店に通わずに自身の手で料理を作るホムンクルスが大勢いた。
流石に毎日外食は金がかかることに気づいたのだろう。自炊は金がかからないからね。
昨日は手料理に自信があるホムンクルスが開催するホームパーティに誘われて、手作りの山田ドラゴンガチャ料理を楽しんだ。
炙りベーコン寿司、タレ盛り焼き鳥、オークの生姜焼き、バターライス…
とにかく味が濃かったが非常に美味。ダンジョンで戦うホムンクルスにはこれくらいのカロリーが必要なのかもしれない。
しかしだ。ホムンクルスは今一才にも満たないのだ。老化した時この料理文化にホムンクルスの内臓は耐えられるだろうか。どうなるのか心配である。
今日のログインボーナスは通常ガチャコイン。
え⁈一個しかガチャからもらえないのか?
ここ最近は運営は大盤振る舞いだったのになぁ。たまたまだったのか?
俺はコインを実体化する。
心なしかコインが綺麗になっている気がする。気のせいか?
まぁいい。ガチャを回そう!
ガタンッ
C『ヒモ』
繊維を束ねた細長い加工品。紐をさらに細くしたものを糸、太くしたものを綱という。漢字は左に糸、右に丑。
昔は材料に麻や絹などが使われていたが、それに加えて現代ではゴムやナイロンなどの新素材を使い生産される。使い方は多岐に渡り、靴紐から荷造りのためにビニール製の紐を使い縛ることもある。
ビニール製の紐を解くのは難しい。いつも解くのを諦めてハサミで切ってしまう。
ところで何でカタカナなんだ?
出現したのは紐ではなく一人の男だった。
若い男だ。おそらく俺と同年代。髪は金色に染めて目つきは悪く姿勢も悪い。ダボダボの服をしてポケットに手を突っ込んでいる。
チャラ男ではなく、不良だ。
こいつが紐か?どこが?
「お前が紐か?」
「ヒモって…いきなり失礼っすね。夢見るミュージシャンといって欲しいっす。」
「失礼?おまえ、ヒモって名前じゃないのか?」
「違うっすよ。俺は黄瀬陽介!ミュージシャン志望の元気ある若者っす!」
うーん、こいつも櫻井や書記官のように一般人枠かな?
「まぁ、とりあえず軍に入ってくれ。音楽隊に入れてやるから、そこで前線の味方にバフをま」
「できないっす」
「まぁ突然軍隊に入れって言われてもそうだろう。だけど最初はみんなそうだ。俺だって銃なんて使えなかった。だけど」
「いやそうじゃなくて。人間に飛べと言っても飛べないでしょ?血流を今すぐ逆流させろなんて言ってもできないでしょ?それと同じです」
「はぁ?そんな甘え許さないぞ。こっちは人手不足なんだ。悪いが働いてもらうぞ。」
「いや、俺もできるならしたいっすよ。でもダメなんです。鑑定して見ればわかると思います」
うーん?
何か働かない事情があるのか?例えば病気とか。それだったら悪いことをしたな。
鑑定!
●ヒモ
別名寄生虫。人間のクズです。
スキル『ドラマー』 ドラムをうまく演奏できる。
スキル『アンチ労働』 労働できない。
スキル『プライベート空間』 自身を中心に結界を張ることができる。空調機能付き。
スキル『寄生(財産)』 お金を寄生先から得ることができる。妨害不可能。
ヒモ。紐ではなく、ヒモ。
女性を働かせて金を貢がせて生きる男性のこと。
そっちかよ!
…気を取り直して、無料ガチャだ。
ガタンッ
UC『拳銃』
英語のハンドガンを意訳して拳銃。ヤクザの間ではハジキと呼ばれる。
他の銃と比べて比較的小型であるため携帯性が高く、各国の警察官が使用する。使う弾丸も小さいため威力は低いが反動が少なく、片手でも扱うことができるが基本的に両手で使う。その方が狙いを定めやすいからだ。
軍隊などでは護身用として後方の兵士たちが携帯する。関係ないがスーツ姿の人が拳銃で市街地を舞台に戦うのは結構かっこいいと思う。
出現したのは、一丁の拳銃だった。
この部屋に監禁された当初の俺ならビビっていたかもしれないが、今の俺は銃器を訓練により使いこなすことができる。
こんな小さな拳銃にビビることはない。
…今更だけど、俺銃を撃ったりしてるし、銃刀法違反だよな?
これ、ゲームが終わって解放後は警察に逮捕なんかされないよな?
ここが銃の所持を合法な国家であることを祈ろう。
さて。それでは検証だ。実際に使ってみよう。
俺は検証のためにダンジョン第3層に向かった。
ダンジョンの攻略はほとんど進んでいない。敵が多すぎて前に進めないのだ。
俺はその辺を転がる新鮮な魔物の死体を狙い、拳銃を構える。
安全装置解除、姿勢を正しく、よく狙って…
パンッ
弾丸ではなく、拳の形をした魔力の塊が発射された。
拳は死体に触れると消滅して、死体の顔には拳の跡が深くめり込んでいる。
…弾丸の代わりに、拳を発射する銃。
拳銃ってそういう意味じゃねーから!
その後、ホムンクルスが拳銃相手に武術を習っていた。
何を言っているのか意味がわからない。
この銃が発射する拳を受け止める訓練をしようと拳銃を借り、手の形をパーにして受け止めようとすると、触れた瞬間に拳銃が話し始めたらしい。
自分を拳銃に封印された武人だと主張して、じゃんけんに勝ったホムンクルスに剣術を教える決まりがあるそうだ。
剣術の名も、『梅花剣法』。
拳法じゃねーのかよ!
ダンジョン第95層 商業層 ミレニアムポリス
95層司令官 商業ギルド長 クラーク視点
もうこのダンジョンは終わりだ。
私の直感がそう告げている。
私は膨大な数のスキルを所持している。その内のいくつものスキルが警告してくるのだ。このままではお前の財産は奪われると。
誰によって私の財産は奪われるか。
ダンジョンマスターの可能性は皆無だ。あのアホは私の野心に気付いてもいない。暗黒騎士団長は私の欲望に気づいていたが、アホは聞き入れない。アホは私のことを今でも忠実な家臣と考えているだろう。アホめ。
あぁ、確かに私は貴方の忠実な家臣だ。だが、今の貴方ではない。私が忠誠を誓うのは、若き日の貴方だ。
では侵入者か?未だ第3層で苦戦している。常識的に考えて95層の私に危害を加えることはあり得ない。
だが、直感が告げるのだ。この侵入者こそが、魔のダンジョンを陥落させるのだと。
丸一日考えた末、私はこの直感に従うと決めた。そこからの私は早かった。
この商業都市が長年溜め込んだDPとダンジョン内で流通する通貨を全て使い、貴重なアイテムを買い占めた。さらに優秀な人材は全てスカウトし雇用した。多少ぼったくられたがどうでもいい。
どうせもうすぐ、価値の無くなる通貨だ。いくらでもくれてやる。
私はこの層に住むすべての命と財産に責任を持つ。全力で生き残らせてもらう。他の層のことなど知ったことか。
「閣下、全乗員、貨物の積み込みが完了しました。」
「よし」
目の前に広がるのは海に浮かぶ広大な都市。
私が手塩にかけて発展させた都市を、あのアホと心中させる気はない。
「本艦、ミレニアムポリスは深海に潜航する!浮上するのはダンジョン攻略時だ!」
商業都市 ミレニアムポリス
この都市は潜水艦の如く、深海に潜ることができる。
ダンジョンマスターですらこの機能は把握していない。知るのは司令官とごく一部の側近のみ。
侵入者がダンジョン攻略後、都市は浮上する。そこからは交渉だ。全てのアイテムを譲渡する。だからどうか、命だけは見逃してくれ。見逃さないのなら都市は全力で君たちを攻撃して最後は自爆しアイテムは消滅すると。
敵もダンジョン攻略後だ。消耗しているはず。無駄な戦いは避けるはずだ。
そして次だ。私にこのダンジョンを任せてみないかと。
このダンジョンは98層も存在する超大規模ダンジョンだ。
一から統治組織を作るには骨が折れる。
そこで私たちだ。私たちはこのダンジョンを隅から隅まで把握し、行政のために必要な人材は揃っている。
これで侵入者は手間を省ける。
さらに魂を縛る契約書も使う。契約に違反したら死ぬという魔法の契約書。内容は簡単にいえば、殺さない代わりに絶対服従の契約書。
これで私を信頼してくれるだろう。
次浮上する時、私は『魔』のダンジョンマスターだ。
私こそが、あのアホではなく私が、ダンジョンを支配するのだ。
…95層は商業都市という側面以外にも、補給拠点の側面を持つ。
簡単にいえば大きな倉庫だ。この倉庫から戦争時は各層に軍需品を送ることになっている。
軍隊にとって補給拠点は最も重要だ。補給拠点が部隊ごと行方不明になるのだ。誰も予測しない事態、各層は大混乱に陥り、物資不足に喘ぐだろうが知ったことではない。
これで侵入者に恩を売れる。貴方達のために裏切り、ダンジョン内を混乱させましたよと。
ベースとなるのは氷炎の騎士が作り出す帝国料理だ。
あの油多め塩多め味濃いめのカロリー爆弾料理がホムンクルス達に大好評。その味付けをホムンクルスは真似し始めたのだ。
ホムンクルス達は依頼掲示板より自身の制作したアイテムと食材を交換で入手しており、最近は店に通わずに自身の手で料理を作るホムンクルスが大勢いた。
流石に毎日外食は金がかかることに気づいたのだろう。自炊は金がかからないからね。
昨日は手料理に自信があるホムンクルスが開催するホームパーティに誘われて、手作りの山田ドラゴンガチャ料理を楽しんだ。
炙りベーコン寿司、タレ盛り焼き鳥、オークの生姜焼き、バターライス…
とにかく味が濃かったが非常に美味。ダンジョンで戦うホムンクルスにはこれくらいのカロリーが必要なのかもしれない。
しかしだ。ホムンクルスは今一才にも満たないのだ。老化した時この料理文化にホムンクルスの内臓は耐えられるだろうか。どうなるのか心配である。
今日のログインボーナスは通常ガチャコイン。
え⁈一個しかガチャからもらえないのか?
ここ最近は運営は大盤振る舞いだったのになぁ。たまたまだったのか?
俺はコインを実体化する。
心なしかコインが綺麗になっている気がする。気のせいか?
まぁいい。ガチャを回そう!
ガタンッ
C『ヒモ』
繊維を束ねた細長い加工品。紐をさらに細くしたものを糸、太くしたものを綱という。漢字は左に糸、右に丑。
昔は材料に麻や絹などが使われていたが、それに加えて現代ではゴムやナイロンなどの新素材を使い生産される。使い方は多岐に渡り、靴紐から荷造りのためにビニール製の紐を使い縛ることもある。
ビニール製の紐を解くのは難しい。いつも解くのを諦めてハサミで切ってしまう。
ところで何でカタカナなんだ?
出現したのは紐ではなく一人の男だった。
若い男だ。おそらく俺と同年代。髪は金色に染めて目つきは悪く姿勢も悪い。ダボダボの服をしてポケットに手を突っ込んでいる。
チャラ男ではなく、不良だ。
こいつが紐か?どこが?
「お前が紐か?」
「ヒモって…いきなり失礼っすね。夢見るミュージシャンといって欲しいっす。」
「失礼?おまえ、ヒモって名前じゃないのか?」
「違うっすよ。俺は黄瀬陽介!ミュージシャン志望の元気ある若者っす!」
うーん、こいつも櫻井や書記官のように一般人枠かな?
「まぁ、とりあえず軍に入ってくれ。音楽隊に入れてやるから、そこで前線の味方にバフをま」
「できないっす」
「まぁ突然軍隊に入れって言われてもそうだろう。だけど最初はみんなそうだ。俺だって銃なんて使えなかった。だけど」
「いやそうじゃなくて。人間に飛べと言っても飛べないでしょ?血流を今すぐ逆流させろなんて言ってもできないでしょ?それと同じです」
「はぁ?そんな甘え許さないぞ。こっちは人手不足なんだ。悪いが働いてもらうぞ。」
「いや、俺もできるならしたいっすよ。でもダメなんです。鑑定して見ればわかると思います」
うーん?
何か働かない事情があるのか?例えば病気とか。それだったら悪いことをしたな。
鑑定!
●ヒモ
別名寄生虫。人間のクズです。
スキル『ドラマー』 ドラムをうまく演奏できる。
スキル『アンチ労働』 労働できない。
スキル『プライベート空間』 自身を中心に結界を張ることができる。空調機能付き。
スキル『寄生(財産)』 お金を寄生先から得ることができる。妨害不可能。
ヒモ。紐ではなく、ヒモ。
女性を働かせて金を貢がせて生きる男性のこと。
そっちかよ!
…気を取り直して、無料ガチャだ。
ガタンッ
UC『拳銃』
英語のハンドガンを意訳して拳銃。ヤクザの間ではハジキと呼ばれる。
他の銃と比べて比較的小型であるため携帯性が高く、各国の警察官が使用する。使う弾丸も小さいため威力は低いが反動が少なく、片手でも扱うことができるが基本的に両手で使う。その方が狙いを定めやすいからだ。
軍隊などでは護身用として後方の兵士たちが携帯する。関係ないがスーツ姿の人が拳銃で市街地を舞台に戦うのは結構かっこいいと思う。
出現したのは、一丁の拳銃だった。
この部屋に監禁された当初の俺ならビビっていたかもしれないが、今の俺は銃器を訓練により使いこなすことができる。
こんな小さな拳銃にビビることはない。
…今更だけど、俺銃を撃ったりしてるし、銃刀法違反だよな?
これ、ゲームが終わって解放後は警察に逮捕なんかされないよな?
ここが銃の所持を合法な国家であることを祈ろう。
さて。それでは検証だ。実際に使ってみよう。
俺は検証のためにダンジョン第3層に向かった。
ダンジョンの攻略はほとんど進んでいない。敵が多すぎて前に進めないのだ。
俺はその辺を転がる新鮮な魔物の死体を狙い、拳銃を構える。
安全装置解除、姿勢を正しく、よく狙って…
パンッ
弾丸ではなく、拳の形をした魔力の塊が発射された。
拳は死体に触れると消滅して、死体の顔には拳の跡が深くめり込んでいる。
…弾丸の代わりに、拳を発射する銃。
拳銃ってそういう意味じゃねーから!
その後、ホムンクルスが拳銃相手に武術を習っていた。
何を言っているのか意味がわからない。
この銃が発射する拳を受け止める訓練をしようと拳銃を借り、手の形をパーにして受け止めようとすると、触れた瞬間に拳銃が話し始めたらしい。
自分を拳銃に封印された武人だと主張して、じゃんけんに勝ったホムンクルスに剣術を教える決まりがあるそうだ。
剣術の名も、『梅花剣法』。
拳法じゃねーのかよ!
ダンジョン第95層 商業層 ミレニアムポリス
95層司令官 商業ギルド長 クラーク視点
もうこのダンジョンは終わりだ。
私の直感がそう告げている。
私は膨大な数のスキルを所持している。その内のいくつものスキルが警告してくるのだ。このままではお前の財産は奪われると。
誰によって私の財産は奪われるか。
ダンジョンマスターの可能性は皆無だ。あのアホは私の野心に気付いてもいない。暗黒騎士団長は私の欲望に気づいていたが、アホは聞き入れない。アホは私のことを今でも忠実な家臣と考えているだろう。アホめ。
あぁ、確かに私は貴方の忠実な家臣だ。だが、今の貴方ではない。私が忠誠を誓うのは、若き日の貴方だ。
では侵入者か?未だ第3層で苦戦している。常識的に考えて95層の私に危害を加えることはあり得ない。
だが、直感が告げるのだ。この侵入者こそが、魔のダンジョンを陥落させるのだと。
丸一日考えた末、私はこの直感に従うと決めた。そこからの私は早かった。
この商業都市が長年溜め込んだDPとダンジョン内で流通する通貨を全て使い、貴重なアイテムを買い占めた。さらに優秀な人材は全てスカウトし雇用した。多少ぼったくられたがどうでもいい。
どうせもうすぐ、価値の無くなる通貨だ。いくらでもくれてやる。
私はこの層に住むすべての命と財産に責任を持つ。全力で生き残らせてもらう。他の層のことなど知ったことか。
「閣下、全乗員、貨物の積み込みが完了しました。」
「よし」
目の前に広がるのは海に浮かぶ広大な都市。
私が手塩にかけて発展させた都市を、あのアホと心中させる気はない。
「本艦、ミレニアムポリスは深海に潜航する!浮上するのはダンジョン攻略時だ!」
商業都市 ミレニアムポリス
この都市は潜水艦の如く、深海に潜ることができる。
ダンジョンマスターですらこの機能は把握していない。知るのは司令官とごく一部の側近のみ。
侵入者がダンジョン攻略後、都市は浮上する。そこからは交渉だ。全てのアイテムを譲渡する。だからどうか、命だけは見逃してくれ。見逃さないのなら都市は全力で君たちを攻撃して最後は自爆しアイテムは消滅すると。
敵もダンジョン攻略後だ。消耗しているはず。無駄な戦いは避けるはずだ。
そして次だ。私にこのダンジョンを任せてみないかと。
このダンジョンは98層も存在する超大規模ダンジョンだ。
一から統治組織を作るには骨が折れる。
そこで私たちだ。私たちはこのダンジョンを隅から隅まで把握し、行政のために必要な人材は揃っている。
これで侵入者は手間を省ける。
さらに魂を縛る契約書も使う。契約に違反したら死ぬという魔法の契約書。内容は簡単にいえば、殺さない代わりに絶対服従の契約書。
これで私を信頼してくれるだろう。
次浮上する時、私は『魔』のダンジョンマスターだ。
私こそが、あのアホではなく私が、ダンジョンを支配するのだ。
…95層は商業都市という側面以外にも、補給拠点の側面を持つ。
簡単にいえば大きな倉庫だ。この倉庫から戦争時は各層に軍需品を送ることになっている。
軍隊にとって補給拠点は最も重要だ。補給拠点が部隊ごと行方不明になるのだ。誰も予測しない事態、各層は大混乱に陥り、物資不足に喘ぐだろうが知ったことではない。
これで侵入者に恩を売れる。貴方達のために裏切り、ダンジョン内を混乱させましたよと。
0
お気に入りに追加
87
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
箱庭から始まる俺の地獄(ヘル) ~今日から地獄生物の飼育員ってマジっすか!?~
白那 又太
ファンタジー
とあるアパートの一室に住む安楽 喜一郎は仕事に忙殺されるあまり、癒しを求めてペットを購入した。ところがそのペットの様子がどうもおかしい。
日々成長していくペットに少し違和感を感じながらも(比較的)平和な毎日を過ごしていた喜一郎。
ところがある日その平和は地獄からの使者、魔王デボラ様によって粉々に打ち砕かれるのであった。
目指すは地獄の楽園ってなんじゃそりゃ!
大したスキルも無い! チートも無い! あるのは理不尽と不条理だけ!
箱庭から始まる俺の地獄(ヘル)どうぞお楽しみください。
【本作は小説家になろう様、カクヨム様でも同時更新中です】
【二章開始】『事務員はいらない』と実家からも騎士団からも追放された書記は『命名』で生み出した最強家族とのんびり暮らしたい
斑目 ごたく
ファンタジー
「この騎士団に、事務員はいらない。ユーリ、お前はクビだ」リグリア王国最強の騎士団と呼ばれた黒葬騎士団。そこで自らのスキル「書記」を生かして事務仕事に勤しんでいたユーリは、そう言われ騎士団を追放される。
さらに彼は「四大貴族」と呼ばれるほどの名門貴族であった実家からも勘当されたのだった。
失意のまま乗合馬車に飛び乗ったユーリが辿り着いたのは、最果ての街キッパゲルラ。
彼はそこで自らのスキル「書記」を生かすことで、無自覚なまま成功を手にする。
そして彼のスキル「書記」には、新たな能力「命名」が目覚めていた。
彼はその能力「命名」で二人の獣耳美少女、「ネロ」と「プティ」を生み出す。
そして彼女達が見つけ出した伝説の聖剣「エクスカリバー」を「命名」したユーリはその三人の家族と共に賑やかに暮らしていく。
やがて事務員としての仕事欲しさから領主に雇われた彼は、大好きな事務仕事に全力に勤しんでいた。それがとんでもない騒動を巻き起こすとは知らずに。
これは事務仕事が大好きな余りそのチートスキルで無自覚に無双するユーリと、彼が生み出した最強の家族が世界を「書き換えて」いく物語。
火・木・土曜日20:10、定期更新中。
この作品は「小説家になろう」様にも投稿されています。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる