レディース異世界満喫禄

日の丸

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そこまで考えてませんでした!!

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じゃれ合ってる2人を見ていたらルシーラさんがため息をつき口を開く。



「いい加減にしなさい、ほらレンも呆れてるわよ?」



そう言われて2人はじゃれ合うのを止めてあたし達に向かい頭を下げ口を開く。



「騒がしくしてしまいすまない」



「ついはしゃいでしまったすまない」



その言葉にあたしは苦笑しながら口を開く。



「別に気にしなくていいよ、それと今後はあたしの事を【灼熱の魔女】とは呼ばないでね?」



そう呼ばれるのが本当に嫌だったので思わず殺気を籠めてそう言うと【ウイングス】のメンバー全員が何度も頷き返事をする。



「本当に嫌なのねぇ」



そんなあたし達を見ていたルシーラさんがそう言って来たのであたしはしかめっ面で口を開く。



「本当に嫌なんだべ」



そんなあたしを見てルシーラさんが苦笑しながら口を開く。



「なら私もそう呼ばないようにするわ、貴女には嫌われたくないし」



「そうしてくれると助かるよ」



これで少しでもその呼び名を呼ぶ人たちが少なくなってくれると良いな!!と思っていたらハリアーさんがお料理第一弾をもってあたしの居いるテーブルへとやって来た。



「ウイスト達のは少し待ってくれ、レン達の注文数が多いからそっちで少しかかる」



ハリアーさんの言葉に笑いながら頷き口を開く。



「かまいませんよ、ルシーラやレンと話しながら待ってますから」



やはり王都がホームみたいでハリアーさんと仲がいいみたいでとても親しそうだ。



「そう言えばギルドで聞いたがレン達が【魔の大森林】を攻略したらしいね?どんな感じだったんだい?」



第一弾で来た料理を子供達に食べてもらう為に子共達の前にもっていってるとウイストさんがそう聞いてきたのであたしは子供達に『先に食べていいよ』と伝えた後にウイストさんに緯線を向けて口を開く。



「最下層は30階だったよ」



あたしがそう言うとウイストさんがニコニコ顔から真剣な顔になり口を開く。



「でもよく生き残れた、スタンダード中のダンジョンに入るなんて危険な真似をした討伐者がいると聞いて驚いたが君だったなんてね。あまり危険な真似はしない方がいい、君がいなくなれば君の兄弟が悲しむだろう?」



美味しそうに食事をするキリカ達を見ながらそう言ってくる。

この人がハウダック王国のトップランカーなのは実力もあるだろうけど人としても凄い人なのだと判った。

だって知り合って数回しか会ってないあたしの事を本気できにしているのだから。



「まああの時は中に入るしかなかったんだよ」



・・・・・・・・・・・ゴールデンディアの肉が欲しくなったとは言えないけどね!!この事を言ったら絶対に呆れられる!!

その言葉を聞きウイストさんが苦笑しながら口を開く。



「まあ君達は僕達より強いから生き残ると確信して入ったんだろうけどね」



・・・・・・・・・・・・・・ごめんなさい!!そこまで考えてませんでした!!本当に『肉が欲しい』とだけ考えてました!!



「ん?どうしたんだい?」



あたしが挙動不審になったのに気がついたのかウイストさんが首を傾げながらそう聞いてきたけどあたしは首を左右に振り口を開く。



「ナンデモナイヨ、心配してくれてありがとうね」



その言葉にウイストさんが苦笑しながら口を開く。



「そんなのじゃないよ、この子達を見てふとそう思っただけだよ」



それを心配してくれてるというんだけどねぇ・・・・この人は本当に優しい人なんだろう。

と思っていたらハリアーさんが第二弾の料理を持って来た。



「すまんがもう一回分あるから少し待っててくれ」



あたしはハスラーさんに微笑みながら口を開く。



「こっちが大量に注文したんだから気にしないで」



流石に80人前を短時間で作れと言うほど非常識じゃないよ?

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