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疲れてるって事じゃん!!
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「やっぱりゴールデンディアじゃなかったのか」
レベッタさんにクリスタルディアって言われてショックだったあたしはそう呟きふと隣にいるアリーヌに視線を向けるとアリーヌもまた落ち込んでいた。
「確かに美味しくなかったからもしかして・・・・とは思っていたけど本当に違うなんて・・・」
わかるよその気持ち!!あたしだって同じ気持ちだから!!と思って何度も頷いているとレベッタさんが目を見開きあたしの両肩を『がしっ!!』って感じで思いっきり掴み口を開く。
「これは【魔の大森林】にいたの?答えて!!」
怖いですレベッタさん!!特にあたしを見る目が!!
「そうだよ、ゴールデンディアって奴を狩ったつもりだったんだけどね。クリスタルディアってそんなに珍しの?」
レベッタさんの反応を見るにかなり珍しい魔物なのだろう。
「クリスタルディアは70年前位に1体確認されただけの魔物で、当時狩られたクリスタルディアはミスリル聖貨1枚でギルドが買い取ったのよ」
「へ?」
「買い取った後に角を調べたのだけれども魔力を増加させる性質があるらしくて注目されてのだけど、初めて狩られ見た目がいいという事で王家に献上されたのよ」
あれかな?向こうで言う所の『剝製』にする為に王家にあげたのかな?
「まさかここでお目にかかれるとは思わなかったわ」
しみじみと呟くレベッタさんの言葉にあたしは視線を逸らしながら口を開く。
「あのさ・・・・・・これ1体じゃないんだけど?」
レベッタさんが目を見開き・・・恐る恐る口を開く。
「どれくらい・・・・狩る事が出来たの?」
ん?あれ?どれくらいガラス角を狩れたんだっけ?と思いシンに視線を向けるとシンが微笑みながら口を開く。
「276体ですね」
あ!!またレベッタさんが倒れた!!
「やっぱりレベッタさん疲れてるんだね」
あたしがそう言うとフィルミナがため息をつき口を開く。
「絶対に違うわ」
え?だっていきなり倒れたって事は疲れてるって事じゃん!!
「本当に情けない姿を見せて悪かったわね・・・・ギルドマスターとして恥ずかしいわ」
さっきみたいに倒れてすぐに起きる事は無く10分位うなされて起きなかったのであたし達はレベッタさんが起きるのを待つしかなかった。
そして目を覚まし周囲を見渡し全てを思い出し謝り始めたのだ。
「気にしない方がいいよ、レベッタさんも疲れてるんだろうしね」
あたしがそう言うとレベッタさんが口を開く。
「さっきの話なんだけど・・・・本当にクリスタルディアを276体も狩ったの?」
その言葉にあたしは頷き口を開く。
「勿論本当だよ、【魔の大森林】に入ってかなりの数がいたからどんどん狩ったらそれだけの数になってた」
ゴールデンディアだと思って張り切って狩りまくったんだよね、まあ違ったんだけどね!!
「ねえレン」
レベッタさんが少し考えた後にあたしの名を呼んだので視線を向けるとレベッタさんが真剣な顔で口を開く。
「クリスタルディアをうちのギルドに売って欲しいのだけれどいいかしら?」
「別にいいよ」
あたしが即答すると驚いて口を開く。
「良いの?」
驚くレベッタさんを見て苦笑しながら口を開く。
「276体もあるんだから構わないよ、そうだね・・・・・・10体で金貨10枚でいいよ」
その言葉にレベッタさんが慌てたように口を開く。
「貴女さっきの話を聞いてなかったの?前に捕まえたクリスタルディアはミスリル聖貨1枚でギルドが買い取ったのよ?」
あたしは真剣な顔で口を開く。
「ただし条件がある」
あたしは何も善意で安くしてる訳じゃないんだよ。
レベッタさんにクリスタルディアって言われてショックだったあたしはそう呟きふと隣にいるアリーヌに視線を向けるとアリーヌもまた落ち込んでいた。
「確かに美味しくなかったからもしかして・・・・とは思っていたけど本当に違うなんて・・・」
わかるよその気持ち!!あたしだって同じ気持ちだから!!と思って何度も頷いているとレベッタさんが目を見開きあたしの両肩を『がしっ!!』って感じで思いっきり掴み口を開く。
「これは【魔の大森林】にいたの?答えて!!」
怖いですレベッタさん!!特にあたしを見る目が!!
「そうだよ、ゴールデンディアって奴を狩ったつもりだったんだけどね。クリスタルディアってそんなに珍しの?」
レベッタさんの反応を見るにかなり珍しい魔物なのだろう。
「クリスタルディアは70年前位に1体確認されただけの魔物で、当時狩られたクリスタルディアはミスリル聖貨1枚でギルドが買い取ったのよ」
「へ?」
「買い取った後に角を調べたのだけれども魔力を増加させる性質があるらしくて注目されてのだけど、初めて狩られ見た目がいいという事で王家に献上されたのよ」
あれかな?向こうで言う所の『剝製』にする為に王家にあげたのかな?
「まさかここでお目にかかれるとは思わなかったわ」
しみじみと呟くレベッタさんの言葉にあたしは視線を逸らしながら口を開く。
「あのさ・・・・・・これ1体じゃないんだけど?」
レベッタさんが目を見開き・・・恐る恐る口を開く。
「どれくらい・・・・狩る事が出来たの?」
ん?あれ?どれくらいガラス角を狩れたんだっけ?と思いシンに視線を向けるとシンが微笑みながら口を開く。
「276体ですね」
あ!!またレベッタさんが倒れた!!
「やっぱりレベッタさん疲れてるんだね」
あたしがそう言うとフィルミナがため息をつき口を開く。
「絶対に違うわ」
え?だっていきなり倒れたって事は疲れてるって事じゃん!!
「本当に情けない姿を見せて悪かったわね・・・・ギルドマスターとして恥ずかしいわ」
さっきみたいに倒れてすぐに起きる事は無く10分位うなされて起きなかったのであたし達はレベッタさんが起きるのを待つしかなかった。
そして目を覚まし周囲を見渡し全てを思い出し謝り始めたのだ。
「気にしない方がいいよ、レベッタさんも疲れてるんだろうしね」
あたしがそう言うとレベッタさんが口を開く。
「さっきの話なんだけど・・・・本当にクリスタルディアを276体も狩ったの?」
その言葉にあたしは頷き口を開く。
「勿論本当だよ、【魔の大森林】に入ってかなりの数がいたからどんどん狩ったらそれだけの数になってた」
ゴールデンディアだと思って張り切って狩りまくったんだよね、まあ違ったんだけどね!!
「ねえレン」
レベッタさんが少し考えた後にあたしの名を呼んだので視線を向けるとレベッタさんが真剣な顔で口を開く。
「クリスタルディアをうちのギルドに売って欲しいのだけれどいいかしら?」
「別にいいよ」
あたしが即答すると驚いて口を開く。
「良いの?」
驚くレベッタさんを見て苦笑しながら口を開く。
「276体もあるんだから構わないよ、そうだね・・・・・・10体で金貨10枚でいいよ」
その言葉にレベッタさんが慌てたように口を開く。
「貴女さっきの話を聞いてなかったの?前に捕まえたクリスタルディアはミスリル聖貨1枚でギルドが買い取ったのよ?」
あたしは真剣な顔で口を開く。
「ただし条件がある」
あたしは何も善意で安くしてる訳じゃないんだよ。
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