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さっさと終わらせるよ!!
しおりを挟む「さてそろそろ行こうか」
朝食を終えて食休みをした後にあたしがそう言うとカナデが口を開く。
「レン様お待ちください、魔物がこちらにむかってきます。数は・・・・・60ほどです」
その言葉を聞きあたしは【アイテムボックス】ト日光と【ヴィリーナ】を取り出して戦闘に備え、フィーナがあたしに抱きつく・・・・・って!!
「何で抱きつくのさ!!」
あたしがそう言うとフィーナが視線を逸らしながら口を開く。
「・・・・・なんとなく?」
あたしは無言でフィーナの頭にゲンコツをプレゼントした。
「ふぎゃ!」
頭を抱えながら蹲るフィーナを見下ろしてたら少し離れた木々の間からハイウルフ達が走りながら出て来た。
「団体さんが来たよフィーナ、立ちな」
向ってくるハイウルフ達に視線を向けながらそう言うと、フィーナが慌てて立ち上がり武器を構える。
「おふざけはここまでだ、気合を入れな」
あたしがそう言うとフィーナは真剣な顔で頷き口を開く。
「はい」
あたし達はハイウルフとの戦闘を開始した。
戦闘を開始し20分ぐらいで全てのハイウルフを倒し一息ついてから口を開く。
「今回は特殊個体はいなかったね」
もしかしたらこの集団にも前の戦闘で倒した特殊個体みたいなのがいるのかと思っていたのだけど今回はいなかった・・・・・とても残念だ!!やっぱり特殊個体って言うくらいだから珍しいんだね。
まあ【スタンピード】が起きている以上魔物がたくさん出て来ているのだからもしかしたらまだいるかもしれない!!だから諦めないよ!!と思いながら口を開く。
「さあ行こうか」
出来るだけ早くフィルミナと合流したいから急がないといけないのであう言うとアリーヌが口を開く。
「ドラゴンズに乗せてもらえば?」
その言葉にあたしは首を左右に振り口を開く。
「空からじゃ魔物を見逃しちまうかもしれないべ?出来るだけ倒しておかないといけないからね」
とあたしが言えばアリーヌは納得したように頷き、フィーナがあたしの右腕に抱きつきながら口を開く。
「早く出発しましょうお姉さま!!」
あたしは頷き歩き出し口を開く。
「急ぐよ」
あたし達は歩きだした。
その後進みながら何度か魔物と戦闘をし進んでいるとカナデが口を開いた。
「レン様お待ちください」
カナデがそうあたしに声を掛けて来た。
「どうしたのカナデ?何かあった?」
珍しく緊張した顔でカナデがあたしを見て口を開く。
「もう少し先に街がありますが魔物達に襲われてます」
その言葉にあたしは【エリアサーチ】を使い周囲の事を確認する。
確かに魔物の群れ・・・・100ほどの魔物が街に攻撃をしているようでそれを何とか街側の人達が耐えている。
最悪なのがこの群れがオーガキング率いる群れだという事、攻撃力・防御力の高いオーガの群れの攻撃を良く耐えていると思う。
「早く手助けしないとヤバいね」
今はオーガナイトやオーガソルジャーが前に出て戦ってるだけでジェネラルやキングは後ろで見ているだけだけどキングとジェネラルが参加すれば状況は変わる、しかも悪い方で。
「オレオ悪いけど乗せて、空から行く」
ここからオークキング達が居る所まで走って攻撃するより、ドラゴンズ達に乗せてもらって空から攻撃した方が効果的と判断しあたしがそう言うとオレオ達は嬉しそうに鳴き元の大きさに戻る。
あたしはその背に急いで乗りフィーナ達もあたしに倣いドラゴンズ達に乗り込んだのを見て空へと舞い上がりオークキングのいる方向へとかなりの速さで進みもうハッキリとオークキングが見える位置まで接近した所であたしは口を開く。
「「「【サウザンドブレイブ】【サウザンドブレイブ】【サウザンドブレイブ】【サウザンドブレイブ】【サウザンドブレイブ】【サウザンドブレイブ】【サウザンドブレイブ】!!」
もうこれ以上犠牲を出さない為にさっさと終わらせるよ!!
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