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納得するしかないんですけど!!
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「ありがとう!本当に綺麗な花束だね」
泣くのを我慢しながらそう言うと子供達全員が嬉しそうに笑い出す。
「この花束ね、皆一人一つの花を選んだんだ!!」
ん?どう言う事?と思って首を傾げるとメリオールさんが微笑みながら口を開く。
「子供達に其々に気に入った花を選んでもらってそれを纏めてもらいました、つまりこの花束には子供達の思いが籠められているのですよ」
子供達の優しい思い・・・・物凄く嬉しい!!
「ならこの花束をリビングに飾ろう!そうすれば他の人達にも見てもらえるし!!」
こんな素敵な花束を独り占めにするのはもったいないからね!!
あたしの言葉に全員が頷く。
そしてカナデがあたしから花束を受け取り飾り付け始め、あたし達はそれを見ながら紅茶を飲み始める。
あたしがカナデの作業をニコニコしながら眺めているとフィルミナが微笑みながら口を開く。
「本当にいい子ばかりねレン」
そん言葉にあたしは笑顔で頷き口を開く。
「本当にそう思うよあの子達は真っ直ぐに育ってくれて嬉しい事だよ、きっと子供達がいい子達なのと、テレスとポーラがしっかりと見てくれてるからなんだろうね」
テレスとポーラには本当に頭が上がらないね、あたしの我儘で子供達を引き取ったのに殆どテレスとポーラに丸投げしてるからね。
あたしがそう言うとフィルミナが思いっきり溜息をついた。
「え?なに?あたし変な事言った?」
あたしがそう言うとフィルミナが苦笑しながら口を開く。
「大事な事が抜けてるわよ」
ん?大事な事ってなにさ?あ!!
「そうだよね・・・・エルスさんがやカロラ、それとメリオールさんも子供達を見てくれてるんだもんね!本当にありがたいよね」
頼りになる大人達のお陰で子供達は真面目で素直な子に育ってくれたんだ。
「それもあるみたいだけど違うわ」
へ?
「あ!シン達もか!!」
フィルミナが思いっきり溜息をついた後にあたしを睨むようにして口を開く。
「貴女が入ってないって言ってるの」
へ?あたし?・・・・・・・・・あ!!
「反面教師って事?」
確かにそう言われれば納得するしかないんですけど!!
「・・・・あのね」
睨むようにあたしを見ていたフィルミナが今度は呆れたような顔になり何かを言い出し始めた時にアリーヌがフィルミナの肩に手を置き口を開く。
「フィルミナ、レンはこういう子なのよ。本当に自己評価がないというかなんというか」
アリーヌさん?何でため息をつきながらそんな事を言うんですか?あたし変な事は言ってないよね?
「あのねレン?あの子達は貴女と過ごしているからいつも笑顔でいられるのよ?」
珍しく怒ったようにそう言ってくるアリーヌにあたしは気圧された。
「貴女があの子達に様々な影響を与えているの、言っておくけど悪い方向ではないからね?」
え?え?え?
「それってやっぱり反面教師なんじゃね?」
あたしあの子達の前で人をぶん殴った事もあるんだよ?やっぱり反面教師じゃん!!
「それに至る経緯もしっかりと見てるでしょ?子供達を甘く見ない方がいいわよ?子共って結構鋭いのよ?しかもうちの子達はしっかりとしてるから理解力もあるし」
アリーヌはそう言った後にチラッと離れた場所で話に夢中になってる子供達を見ながら口を開く。
「あの子達はレンの事を信用し信頼しそして尊敬してるのよ?いい加減気がつきなさいな」
「へ?」
アリーヌの言葉はあたしの予想外の言葉だった。
泣くのを我慢しながらそう言うと子供達全員が嬉しそうに笑い出す。
「この花束ね、皆一人一つの花を選んだんだ!!」
ん?どう言う事?と思って首を傾げるとメリオールさんが微笑みながら口を開く。
「子供達に其々に気に入った花を選んでもらってそれを纏めてもらいました、つまりこの花束には子供達の思いが籠められているのですよ」
子供達の優しい思い・・・・物凄く嬉しい!!
「ならこの花束をリビングに飾ろう!そうすれば他の人達にも見てもらえるし!!」
こんな素敵な花束を独り占めにするのはもったいないからね!!
あたしの言葉に全員が頷く。
そしてカナデがあたしから花束を受け取り飾り付け始め、あたし達はそれを見ながら紅茶を飲み始める。
あたしがカナデの作業をニコニコしながら眺めているとフィルミナが微笑みながら口を開く。
「本当にいい子ばかりねレン」
そん言葉にあたしは笑顔で頷き口を開く。
「本当にそう思うよあの子達は真っ直ぐに育ってくれて嬉しい事だよ、きっと子供達がいい子達なのと、テレスとポーラがしっかりと見てくれてるからなんだろうね」
テレスとポーラには本当に頭が上がらないね、あたしの我儘で子供達を引き取ったのに殆どテレスとポーラに丸投げしてるからね。
あたしがそう言うとフィルミナが思いっきり溜息をついた。
「え?なに?あたし変な事言った?」
あたしがそう言うとフィルミナが苦笑しながら口を開く。
「大事な事が抜けてるわよ」
ん?大事な事ってなにさ?あ!!
「そうだよね・・・・エルスさんがやカロラ、それとメリオールさんも子供達を見てくれてるんだもんね!本当にありがたいよね」
頼りになる大人達のお陰で子供達は真面目で素直な子に育ってくれたんだ。
「それもあるみたいだけど違うわ」
へ?
「あ!シン達もか!!」
フィルミナが思いっきり溜息をついた後にあたしを睨むようにして口を開く。
「貴女が入ってないって言ってるの」
へ?あたし?・・・・・・・・・あ!!
「反面教師って事?」
確かにそう言われれば納得するしかないんですけど!!
「・・・・あのね」
睨むようにあたしを見ていたフィルミナが今度は呆れたような顔になり何かを言い出し始めた時にアリーヌがフィルミナの肩に手を置き口を開く。
「フィルミナ、レンはこういう子なのよ。本当に自己評価がないというかなんというか」
アリーヌさん?何でため息をつきながらそんな事を言うんですか?あたし変な事は言ってないよね?
「あのねレン?あの子達は貴女と過ごしているからいつも笑顔でいられるのよ?」
珍しく怒ったようにそう言ってくるアリーヌにあたしは気圧された。
「貴女があの子達に様々な影響を与えているの、言っておくけど悪い方向ではないからね?」
え?え?え?
「それってやっぱり反面教師なんじゃね?」
あたしあの子達の前で人をぶん殴った事もあるんだよ?やっぱり反面教師じゃん!!
「それに至る経緯もしっかりと見てるでしょ?子供達を甘く見ない方がいいわよ?子共って結構鋭いのよ?しかもうちの子達はしっかりとしてるから理解力もあるし」
アリーヌはそう言った後にチラッと離れた場所で話に夢中になってる子供達を見ながら口を開く。
「あの子達はレンの事を信用し信頼しそして尊敬してるのよ?いい加減気がつきなさいな」
「へ?」
アリーヌの言葉はあたしの予想外の言葉だった。
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