レディース異世界満喫禄

思わず本音が口から出た！！

あたしはルシーラさんの言葉に驚いて口を開く。



「あたしはそんなに強くないよ？何で強いなんて思ったのさ？」



あたしがそう聞くとルシーラさんはもう一口ワインを吞んだ後口を開く。



「私に絡んでいた男共いたでしょ？」



その言葉にあたしは頷く。



「あいつ等は性格は最低だけど腕は確かなの、王都ギルドの中でも流石にトップとは言えないけど上位の実力者なの、それを簡単に無力化してたのよ？弱いわけが無いでしょう？」



え？あいつ等そんなに強くなかったよ？あれで上位ランカーなの？え？びっくりなんだけど！！



「え？あいつ等『トップランナー』って言ってたけど嘘だったって事？」



あたしがそう言うとルシーラさんは驚いた顔をした後思いっきり笑い出した。



「気にするところはそこ？貴女って本当に変わってるわ！！」



・・・・・・・・・・・・・・あたしは別に変った人って訳じゃないと思うけど？ってか何でアリーヌとフィルミナは頷いてるの？納得できないんだけど！！



「持って来たぞ・・・・楽しそうだな」



美味しいお酒をもって戻ってきたハリアーがあたし達を見てそういってきた。







「それじゃあ今日はこれまでって事で」



ハリアーお勧めのウイスキーを楽しみ、その後も様々なお酒を呑み夜になった所でお開きにしようって話になりルシーラさんとハリアーにあたしがそう言うとハリアーが口を開く。



「今度は店がいている時に来い、サービスしてやる」



それは嬉しい！！



「あいよ、その時はよろしくね」



ハリアーが頷くとルシーラさんは微笑みながら口を開く。



「私はその時には多分いないと思うわ、用があるときはギルドに来て、もしかしたらいるかもしれないから」



まあ討伐者って職業柄依頼を受けてどこかに行ってるって事もあるからギルドに行って聞いた方が早いしね。



「わかったよ、その時はギルドで聞いてみるよ、それじゃあね」



あたし達は２人にそう言って店を出た。







「あっ！！貴様等！！昼はよくも！！」



へ？



店を出た途端男性の声があたし達に向かい放たれたのであたしは驚いてしまいその男性を見ると。見覚えのある男・・・・いや男共だった。

しかも今回はごっつい男と2人ではなく、昼にはいなかった男達を２人程連れていた。



「昼は油断してたがもう油断はしない！！今なら俺達と夜をともにすればゆるしてや・・・・・ふべら！！」



何かをいい続ける男の顔に右ストレートをプレゼントした。



「せっかくいい酒を呑んで気分がいいのに台無しにしやがって・・・・ぶん殴るぞ？」



あたしが殴られた頬を抑え転がってる男を見下ろしながらそう言うと後ろで店から出て来たルシーラさんが口を開く。



「もう殴ってるじゃない」



・・・・・・・・・・・うんごめんんさい！！思わず手が出たんです！！



「お前！！人が話してる最中に殴るってひどすぎだろ！！」



地面で転がってる男の仲間・・・ごっつい男がそう言いながら文句を言って来てさらにその隣にいる男も口を開く。



「これはしっかりと謝罪をしてもらう必要があるな」



とニヤニヤしながら言って来た。



「きもっ！！」



あ！！思わず本音が口から出た！！



「貴様！！」



あたしの『きもっ！！』って言葉が引き金となった男共があたし達に向かって襲い掛かって来たけど１分もかからずに無力化できた。



「アンタ等本当に上位ランカー？弱すぎなんだけど」



あたしは意識を失って転がる男共を見て思わずそう呟いてしまった。