レディース異世界満喫禄

日の丸

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見た目で判断してごめんなさい!!

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「そういえば」



魔法使いがあたし達を案内する為に歩き出したと思ったら足を止めて振り返り口を開く。



「ん?何?」



え?何かあったの?と思ってそう聞くと魔法使いが凛々しい顔で口を開く。



「助けてもらったのに名を名乗ってなかったわ、私の名はルシーラ・ルーナ―、Aランクの討伐者よ」



やっぱりこの人は討伐者だったんだね!まあいかにもって感じだったし!!

魔法使い・・・・ルシーラさんの言葉にあたしも口を開く。



「あたしはレン、あたしも一応討伐者だよ。ランクはAね」



その言葉の後にフィルミナとフィーナが自己紹介をし、その後にシン達や子供達も自己紹介をした。



「なるほど・・家族で観光に来てあそこに居合わせたのね」



自己紹介の後のルシーラさんについてき時にさっき絡んだ経緯を話してルシーラさんは納得したように頷く。



「そう言う事」



たまにハウダック王国には来てたけど殆ど家に転移して温泉入ってアズエルに帰ってたから街をあまり見てないんだよね、だから美味しい店とか知らないんだよ。



その後もハウダック王国の王都に関する事をルシーラさんに聞く。



「ここよ」



「へ?」



足を止めて店を見ると思わず首を傾げて口を開く。



「閉まってるじゃん?」



ルシーラさんに案内された店・・・【妖精亭】という看板がある店は・・・閉まっていた。

あたしの言葉を聞きルシーラさんは苦笑した後迷わず扉に手を掛けて開け、一度顔を顰めてそして口を開く。



「兄さん!また鍵をかけてないわよ!!不用心にもほどがあるわよ!!」



いやいやいや!!迷わず開けてはいる貴女も凄いと思いますけど!!って『兄さん』?この店お兄さんのお店なんだ?と思っていると店の奥から物音がしたと思ったら190位の身長の男性が寝ぼけ顔で出て来て口を開く。



「いきなり何だルシーラ?店が休みなのは知ってるだろう?休みの日ぐらいゆっくり寝せてくれ」



その言葉にルシーラさん真剣な顔で口を開く。



「それは知ってるけど用があって来たのよ、それとさっきも言ったけど鍵がかかってなかったわよ?いつも言ってるけど鍵はかけて!使わなきゃ鍵のがついてる意味がないでしょ!!」



その言葉に男性はあくびをしながらめんどくさそうに口を開く。



「うちの店に盗むものなんてねえよ」



それを聞きルシーラさんは深い溜息をついた後口を開く。



「売上とかあるでしょうに」



・・・・・・・・・・あ!ルシーラさんお兄さんの事でめっちゃ苦労してる!頑張れルシーラさん!!

と思ってるとルシーラさんは再度溜息をついた後口を開く。



「兄さん悪いんだけどこの人達に何か作ってあげてくれる?私が変な男に絡まれた時に助けてくれたのよ、その後話を聞いたら食事処を探していたから連れて来たの」



その言葉を聞き眠そうな顔から真剣な顔になりあたし達を見た後に頭を下げる。



「妹が世話になった、俺はハリアー・ルーナ―・・・この店【妖精亭】の料理人でありオーナーだ」



だらしなさそうな感じがしたけどきちんとした人だった!見た目で判断してごめんなさい!!



「世話をした覚えがないから頭をあげなよ、それよりあたしは飯を食いたいんだけどたべさせてもらえるのかな?」



ルシーラさんが此処に連れて来てくれたって事は『此処でご飯を食べようよ!!』って事だと思うからそう聞いてみた。



「もちろんいいぞ」



おお!!やったね!!どんなものが食べれるか楽しみだべ!!あ!!



「お金は払うから50人前よろしくね」



アニマルズとドラゴンズも分もあるからそれれくらいは必要だよ!!



「は?無理!!」



・・・・・・・・・・・・・・・・え?



頼んですぐ『無理!!」とか言われるとは思ってなかったからハリアーの返事に思わず間抜けな声を出してしまった。

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