レディース異世界満喫禄

日の丸

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怒ると怖いけど!!

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「おはようございますお姉さま!!」



フィーナの『お泊り宣言』から3日あたしはフィーナに毎日起こされている・・・と言うか一緒に寝てるから『おはようからおやすみま』で本当に一緒に過ごしている状態だった。



「おはようフィーナ・・・ってなにニコニコしてんのさ?」



あたしを見ながらニコニコしているフィーナにそう聞くと、フィーナがニコニコしたまま口を開く。



「お姉さまの寝顔がとても素敵でした!!」



身の危険を感じる時もあるけどアニマルズとドラゴンズとも一緒に寝てるから危ない時はアニマルズとドラゴンズが助けてくれると思うから一緒に寝てるんだけど・・・・・・これは考え直した方がいいかな?のんびりと休んでいるつもりなんだけどなんか精神的に疲れるんだよね。



「明日からアンタ別の部屋で寝なよ、なんか寝た気がしない」



フィーナのそう言うと凄く悲しそうな顔になり俯き口を開く。



「わたしは邪魔なんですね」



・・・・・・・・・・・・・・う!そんなふうに言われると良心があたしの中で自分を責め始める。



「いや・・・じゃまってわけじゃ・・・」



あたしがそう言うとフィーナが顔を上げて微笑みながら口を開く。



「なら一緒に過ごしてもいいですね!!」



「う」



もう嫌だとは言えないじゃん!!まあいいんだけどさ。



「はぁ・・・わかったよ、腹減ったから朝ご飯を食べに行こう」



「わかりました!!」



「そうね!!お腹が減ったわ!!」



うん朝から元気だね2人供!!







「おはようございますレン様」



リビングに行くとエルスさんが笑顔で出迎えてくれた。



「おはようエルスさん、帰って来てたんだ?」



エルスさんはここ3日帰ってこなかったんだよね、忙しいのだろう。



「昨日の夜遅くに帰ってきました」



なるほど、あたし達が寝た後に帰って来たって事か。



「あまり無理はしないようにね?倒れたら皆でかなしむよ?」



エルスさんが倒れたらあたし達全員で悲しむと思うんだ、だってエルスさんはあたし達の【お母さん】だからね!・・・・・怒ると怖いけど!!



「レン様?」



笑顔であたしの名を呼んできたから視線を向けて口を開く。



「そう言えばのんびりしてる所悪いんだけど相談したい事があるんだよ」



「何でしょうか?」



エルスさんは真剣な顔になりあたしを見て来たのであたしはアレックスとエリアルさんから持ち込まれた提案の事をエルスさんに報告する。



「って事なんだ、あとこれはその人達に関する資料」



エリアルさんから受け取った資料をエルスさんに手渡し、エルスさんはその資料を受け取り目を通し始める。



「それでレン様はどう思われますか?」



資料に目を通し終わった後にあたしに視線を向けながらそう聞いて来るエルスさんにあたしは口を開く。



「雇ってもいいと思う、もし武道館での指導員に向いてなければ【カグヤ警備】に行ってもらえばいいと思うし」



強い=指導員に向いてるって事でもない時もあるのでその時の事も考えておかなきゃいけないからあたしがそう言うとエルスさんが少し考えた後口を開く。



「では今日私がギルドに顔を出してきます、それでその話に関して話し合ってきましよう」



「え?いいの?忙しいんじゃないの?」



あたしがそう言うとエルスさんが微笑みながら頷き口を開く。



「確かに忙しくはあるのですが今回の話はとてもありがたい話ですからね、ですからギルドの話を最優先にします」



・・・・・・ん?ありがたい話?どう言う事?



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