レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
1,464 / 1,656

後でエルスさんに言っておこう!!

しおりを挟む
ブロード達の話を聞き納得したあたしは一回頷いた後に口を開く。



「ガイルにはいい経験になるね、悪いけどガイルの事を頼むね」



あたしがそう言うとブロードが『ニヤッ』と笑い口を開く。



「だからこそ声をかけたんだよ、ガイルは俺達【銀の剣】の弟子でもあるからな」



本当にありがたいよね、あたしはAランカーって事になってるけど本来の討伐者みたいな経験はしてないからガイルに教えてあげる事が出来ないからブロード達が居てくれて本当に助かってる。



「今日はどうしたのさ?ガイルを誘いに来たの?」



がいるは出かけてるんだよね。



「違うよ、今日はお前さんに会いに来たんだよ。ガイルに会ったら姐御が帰って来てるって言ってたんでな」



「へ?」



あたしに会いに来た?何かあったのかな?



「何かあった?」



あたしがそう言うとブロードが苦笑しながら口を開く。



「さっきも言ってたけど俺達は依頼でアズエルをあける事になるんだ、お前さんがいない時の武道館を任されたろ?だからその事を言っておこうかと思ってな」



あ・・・そう言えば今回のアルセムの件でシン達が指導にいけないから【銀の剣】の面々に若手の指導を依頼してたんだった。



「そうだったねすっかり忘れてたよ、ご苦労様ね」



あたしがそう言うとブロードが苦笑しながら口を開く。



「別にいいさ、依頼料もよかったし、後輩達を鍛えられたからな」



やっぱり【銀の剣】のメンバー全員が指導慣れしてるんだよね、絶対に引退したら【カグヤ商会】に誘う!!それで武道館を任せるかガルト達と一緒に【カグヤ警備】で働いてもらってもいい!後でエルスさんに言っておこう!!



「あ・・・・」



もう少ししたらハウダック王国に行く事になるんだけど武道館をどうするべ?と思っていたらシンが口を開く。



「レン様、私が残りましょう、レン様の護衛に関することはライに任せます」



「いいの?」



シンの思わぬ問案にそう聞くとシンは微笑みながら頷く。



「私は貴女の為に居るのです、ですので私が残ります」



あたしはその言葉に頷く。



「悪いけど頼むね」



シンにそう言った後ブロードに視線を向けて口を開く。



「また今度依頼を出す事もあるからよろしくね」



あたしがそう言うとブロードがニヤリとして頷く。



「任せろ」



ブロードってば後輩を鍛えるのを楽しんでない?まあそれで討伐者のレベルが上がってブロードも満足出来てるからいい事なんだけどさ。



「「それじゃあ用はこれで終わったから帰るわ」



ブロードがそう言うと【銀の剣】の面々が立ち上がり帰って行った。





ブロードを見送った後少し考えてからシン達に視線を向けて口を開く。



「もう少ししたら武道館に行くよ」



武道館を作った後あまり行ってなかったから顔を出さなきゃいけなかな?と思ってそう言うと全員が頷く。

その後に朝食を食べて武道館へと向かった。







「お姉さまいらっしゃいませ!!」



武道館について中へ入ると数人がもう鍛錬をしておりその中の1人があたしに気がつき駆け寄りながらそう言って来た。

いつも朝早くから武道館に入り浸っているセレーナだ。



「おはようセレーナ」



あたしが起きる頃にはセレーナはいつも居ないから朝の挨拶はしてなかったんだよね。

と思っているとセレーナの後ろから見知った顔が走って来るのが見えた。



「お姉さまおはようございます」



ティーナシアさん・・・・・・・・いや『レコア』として家に居候しているのでレコアさんって呼ぶが、レコアさんもやって来てあたしに挨拶をしてきた。



「レコアさんもおはよう」



朝の挨拶は大事だよね!!

しおりを挟む
感想 1,343

あなたにおすすめの小説

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語

Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。 チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。 その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。 さぁ、どん底から這い上がろうか そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。 少年は英雄への道を歩き始めるのだった。 ※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん
ファンタジー
 「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は 「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」    この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。  剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。  そんな中、この五歳児が得たスキルは  □□□□  もはや文字ですら無かった ~~~~~~~~~~~~~~~~~  本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。  本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。  

全能で楽しく公爵家!!

山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。 未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう! 転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。 スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。 ※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。 ※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。

1000年生きてる気功の達人異世界に行って神になる

まったりー
ファンタジー
主人公は気功を極め人間の限界を超えた強さを持っていた、更に大気中の気を集め若返ることも出来た、それによって1000年以上の月日を過ごし普通にひっそりと暮らしていた。 そんなある時、教師として新任で向かった学校のクラスが異世界召喚され、別の世界に行ってしまった、そこで主人公が色々します。

聖女の紋章 転生?少女は女神の加護と前世の知識で無双する わたしは聖女ではありません。公爵令嬢です!

幸之丞
ファンタジー
2023/11/22~11/23  女性向けホットランキング1位 2023/11/24 10:00 ファンタジーランキング1位  ありがとうございます。 「うわ~ 私を捨てないでー!」 声を出して私を捨てようとする父さんに叫ぼうとしました・・・ でも私は意識がはっきりしているけれど、体はまだ、生れて1週間くらいしか経っていないので 「ばぶ ばぶうう ばぶ だああ」 くらいにしか聞こえていないのね? と思っていたけど ササッと 捨てられてしまいました~ 誰か拾って~ 私は、陽菜。数ヶ月前まで、日本で女子高生をしていました。 将来の為に良い大学に入学しようと塾にいっています。 塾の帰り道、車の事故に巻き込まれて、気づいてみたら何故か新しいお母さんのお腹の中。隣には姉妹もいる。そう双子なの。 私達が生まれたその後、私は魔力が少ないから、伯爵の娘として恥ずかしいとかで、捨てられた・・・  ↑ここ冒頭 けれども、公爵家に拾われた。ああ 良かった・・・ そしてこれから私は捨てられないように、前世の記憶を使って知識チートで家族のため、公爵領にする人のために領地を豊かにします。 「この子ちょっとおかしいこと言ってるぞ」 と言われても、必殺 「女神様のお告げです。昨夜夢にでてきました」で大丈夫。 だって私には、愛と豊穣の女神様に愛されている証、聖女の紋章があるのです。 この物語は、魔法と剣の世界で主人公のエルーシアは魔法チートと知識チートで領地を豊かにするためにスライムや古竜と仲良くなって、お力をちょっと借りたりもします。 果たして、エルーシアは捨てられた本当の理由を知ることが出来るのか? さあ! 物語が始まります。

魔力値1の私が大賢者(仮)を目指すまで

ひーにゃん
ファンタジー
 誰もが魔力をもち魔法が使える世界で、アンナリーナはその力を持たず皆に厭われていた。  運命の【ギフト授与式】がやってきて、これでまともな暮らしが出来るかと思ったのだが……  与えられたギフトは【ギフト】というよくわからないもの。  だが、そのとき思い出した前世の記憶で【ギフト】の使い方を閃いて。  これは少し歪んだ考え方の持ち主、アンナリーナの一風変わった仲間たちとの日常のお話。  冒険を始めるに至って、第1章はアンナリーナのこれからを書くのに外せません。  よろしくお願いします。  この作品は小説家になろう様にも掲載しています。

不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる

六志麻あさ@10シリーズ書籍化
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。 強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。 死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。 再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。 ※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。 ※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

処理中です...