レディース異世界満喫禄

やめんかい！！

「シスターライアがここに来たって事はルミナリアさんのほうももう用意は出来たって事かな？」



あたしが聞くとシスターライアは真剣な顔で頷き口を開く。



「はい、私はレンさん達をお迎えに参りました」



あたし達は立ち上がり口を開く。



「なら行こうか？」



あたしがそう言うとカナデがドアを開けて口を開く。



「どうぞ」



あたしはカナデの頭を撫でた後部屋を出てからシスターライアに視線を向けて口を開く。



「ルミナリアさんの所へ行けばいいのかな？」



あたしがそう聞くとシスターライアは首を左右に振り口を開く。



「ルミナリア様はもう外へと向かわれております、ですのでレンさん達は外でルミナリア様と合流して馬車での移動となります」



あ！もう待ってるって事？なら早く合流しないとね！！



「なら少し急ごうか？ルミナリアさんを待たせるのは悪いからね」



あたしがそう言うと全員が頷き外へと向かい歩き出した。







「待たせたねルミナリアさん」



教会本部前の出入り口に用意されていた多人数が乗る馬車に乗り込むとルミナリアさんが膝の上にコハクを乗せて何かしらの書類を見ていた所にあたしはそう声を掛ける。



「待ってはいませんのでお気になさらす」



にこやかに微笑みながらそう言って来るルミナリアさんにあたしは笑いかけながら口を開く。



「今夜のご飯を【銀狼達の寝床】でってのは楽しみだね」



あたしがそう言うとルミナリアさんも微笑みながら口を開く。



「私も話に聞いていましたが行くのは初めてなのですよ、ですから楽しみなのです」



その言葉を聞きあたしは微笑み口を開く。



「ボルクさん腕は確かだから楽しみにしておいて」



「勿論楽しみにしてるわ！！」



・・・・・・・・・・・・あたしはルミナリアさんに言ったんですよアリーヌさん？しかも何でそんなに気合を入れて言うんですか？ほら！！ルミナリアさんだけじゃなくてシスターライアまで驚いた顔で見てるよ！！



「皆様【銀狼達の寝床】につきました」



カナデが馬車の外からそう声をかけてきたのであたし達は馬車から降りて店を見ると混んではいるものの並んでいるお客さんはいなかった。



「丁度よかったかもしれないね」



あたしがそう言うとルミナリアさんが苦笑しながら口を開く



「いきなりとはいえ予約を取ったので大丈夫だと思いますよ」



あたしがそれを聞きながら店へと入ると顔見知りの従業員さんあたしに気がつき声をかけてきた。



「いらっしゃいレンさん、夕飯を食べに来たんですか？」



あたしはその言葉に口を開く。



「ルミナリアさんの名前で予約してあるはずなんだ、あたしはそれに御呼ばれしてきたんだよ」



あたしがそう言うと従業員さんが納得した顔になり頷いた後口を開く。



「では少しお座りになってお待ちください」



そう言って店の奥へと走って行った。



「って事で少し待とうか」



あたしと従業員さんんのやり取りを見ていたルミナリアさん達にそう言うと２人は頷き用意されている椅子に座る。



「久しぶりだね我が戦乙女よ！！！」



・・・・・・・・・・うん！何も聞こえない！！



「どうしたのだ戦乙女よ？そんなに照れなくてもいいではないか！！」



あたしはルミナリアさんを見ながら口を開く。



「此処のご飯はどれも美味いと思うよ？今日の昼ご飯も此処だったんだけどめっちゃ美味かったし」



「戦乙女よ？我が声を聞きたまえ？良し！なら私が戦乙女の勇姿を今ここで描いて見せようではないか！！！」



「やめんかい！！」



その言葉を聞きあたしは立ち上がりルヴァンの頭を思いっきりひっぱたいた！！