レディース異世界満喫禄

紹介しただけだけどね！！

そして残された部屋で暫くの間にアンヌシアさんと見つめ合ってお互い同時に溜息をつく。



「まったくあのお方は・・・・・」



アンヌシアさんがそう言ったのであたしは苦笑しながら口を開く。



「あたしがいきなりコーリアスさんとラスターを連れて来たからだね、ごめんね」



そう言うとアンヌシアさんは苦笑しながら口を開く。



「レンちゃんのせいじゃないわ、あの方は偶にサボりたがるのよ」



ダメじゃんアイツ！！ってサボりたい気持ちは物凄くわかるけど！！



「レンちゃん悪いけど私は今からクラウに会ってこなきゃいけなくなったから失礼するわ、今度ゆっくり手合わせしましょう」



何を『今度ゆっくりお茶しましょ』的な感じで『手合わせしましょう』って言ってるのさ！！



「お断りします」



アンヌシアさんとやり合うと物凄く疲れるんです！！



「それはとても残念ね、また今度ゆっくり話しましょう」



アンヌシアさんはそう言って部屋を出て行った。



「あたし達も一度アルセムに戻ろう」



コーリアスさんとラスターがいつ戻るかわからないからそれをルミナリアさんに言っておかないといけないしね。



「行こう」



あたしは【転移魔法】を使いアルセムの王宮へと転移した。



「お帰りなさいませレン様」



あたし達はルミナリアさん達が居た部屋へと転移し、シンがあたしに気がつきそう声をかけてきた。



「ただいまシン」



あたしがそう言うと一緒にいたルミナリアさんも微笑みながら口を開く。



「お帰りさない使徒様、コーリアスとラスターはどうしたのですか？」



まああたしが２人を連れて出かけて、帰って来たらあたしだけって事だから気になるよね！



「あたしの友達に連れて行かれたから多分戻るのは夜になるとおもう」



「は？」



あたしの言葉に首を傾げて固まるルミナリアさん。



「あの２人を連れて友達に会って来たんだ、あたしがその友達に頼みたい事があったからね、そしたらその頼みを聞いてくれた友達に２人が連れて行かれた」



あたしがそう言うとルミナリアさんが慌てたように口を開く。



「ちょっと待ってください！！コーリアスとラスターが連れていかれた？え？何処にですか？コーリアスとラスターは無事なんですよね？っというか誰に連れて行かれたのですか？」



めっちゃ混乱してるじゃん！！まあ気持ちはわかるけど！！



「あたしの会いに行った友達ってメイシェル王国の王様だよ」



ん？ルミナリアさんが口と目を思いっきり見開いて固まったんだけどどうしたの？



「ルミナリアさん？大丈夫？」



疲れたのかな？ま色々大変そうだからねルミナリアさんも。



「使徒様のお友達にメイシェル王国の王がいらっしゃるのですか？」



再起動したルミナリアさんが恐る恐るという感じで聞いてきたのであたしは頷き口を開く。



「メイシェル王国だけじゃなくて他の国の王様とも仲は良いよ、それでコーリアスさんとラスターを連れて行ったのはその王様達が集まる会合・・・・【王様会合】ってのが定期的にあるらしいんだけど、コーリアスさんとラスターをその仲間に入れてもらえるように頼みに行ったんだ」



その言葉にを聞きルミナリアさんが真剣な顔になり頭を下げてで口を開く。



「私達の国の為にそのような事まで気にかけていただき感謝します」



あたしはそう言われて苦笑しながら口を開く。



「あたしが出来る事は手伝うって言ったべ？」



まあ手伝うって言ってもコーリアスさんとラスターを紹介しただけだけどね！！