1,388 / 1,656
体を張ってもらえばいいって事だね!!
しおりを挟む
「っ事とだから安心して演説してね」
カナデの能力を理解したコーリアスさん達にそう言うとコーリアスさん達は真剣な顔で頷く。
「では申し訳ありませんが、着替える為に少し席を外させていただきます」
と教皇さんが言うとコーリアスさんとラスターも立ち上がり口を開く。
「我々も着替えてまいります、申し訳ありませんがお茶でも飲んでお待ちください」
そう言って部屋を出て行こうとしたのであたしは口を開く。
「シン、ライ、護衛を」
一応護衛は付けていた方がいいと思いそうシン達に頼むとシン達は頷きコーリアスさんと一緒に部屋を出て行った。
「ルミナリアさん、皆がそろったら防壁門まで行って演説って事になってるんだよね?」
あたしに問いにルミナリアさんは頷く。
「だったらいっそ此処で演説してもらえば?カナデが声を周囲に届けられるし」
これなら襲われる心配をする必要もなく安心して話が出来ると思うんだよね。
ルミナリアさんはあたしの考えを聞き少し考えた後に首を左右に振り口を開く。
「防壁門の上での演説の方がいいと思われます、いくつか理由はありますがまず王族の人間と教皇様が目の前で演説をしなければ信じない者が出るという事です」
なるほど。
「もう一つ、今回の件で王家や教会に不信感を持つ者が少なからず居ります、その者達が王族や教会関係者の姿も無く言葉のみで納得する事はないでしょう、そしての気持ちを抱えて生きて行けば・・・・・・あまりいい未来は想像できません」
なるほどね、確かにそう言われると納得するしかないね。
「遺恨は残るでしょうが最小限に抑える為にもコーリアスと教皇様には危険と承知で前に出てもらい話をして頂かないとなりません」
なるほと!つまりコーリアスさんと教皇さんに体を張ってもらえばいいって事だね!!
「納得したよ、ならあたし達がしっかりと護衛をするよ」
あたしがそう言うとルミナリアさんが真剣な顔で頭を下げて口を開く。
「何から何まで頼ってしまい申し訳ありませんがよろしくお願いします」
そう言われたのであたしは頷き口を開く。
「あいよ、頼まれた以上はしっかりとやるから安心してね」
演説中には足元にコハクに待機してもらって何かあったら守ってもらえばいいかな?コハクサイズなら別に変に思われないし・・・それで行こう!!
「お待たせしました」
そう言ってコーリアスさんとラスターが着替えを終えて戻って来た。
「まだ教皇さんが来てないから座って、ほら紅茶をのみな」
カナデがコーリアスさんとラスターに紅茶を入れてそれを2人は飲んで一息ついていた。
「失礼します」
皆で紅茶を飲んでのんびりしていたらシンが部屋に入って来てあたしの所まで歩いてきた後耳元で口を開く。
「レン様、先程教皇様が襲われました」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・へ?襲われた?え?でもなんでシンは冷静に報告してきたの?
「ご安心ください、賊は無力化して捕らえましたし教皇様もご無事です」
全てが終ったから報告に来てくれたんだね!あれ?でも教皇様は?と思いシンを見るとあたしの考えが伝わったのか微笑みながら口を開く。
「教皇様は今お着替えになっております、それと護衛はシーリス殿に頼んできました」
シンはそのまま話を続ける。
「教皇様とお着替えに使う部屋へと向かっていましたらメイドが2人すれ違いざまに襲って来まして、それを無力化している最中に偶然近くにいたシーリス殿も駆けつけてくれたのです、そして事後の聴取と私がレン様に報告に行きたいので一度レン様のいる部屋まで戻ると言ったら教皇様の護衛を引き受けてくださいました」
・・・・ダサーノの味方がまだ残ってる?
カナデの能力を理解したコーリアスさん達にそう言うとコーリアスさん達は真剣な顔で頷く。
「では申し訳ありませんが、着替える為に少し席を外させていただきます」
と教皇さんが言うとコーリアスさんとラスターも立ち上がり口を開く。
「我々も着替えてまいります、申し訳ありませんがお茶でも飲んでお待ちください」
そう言って部屋を出て行こうとしたのであたしは口を開く。
「シン、ライ、護衛を」
一応護衛は付けていた方がいいと思いそうシン達に頼むとシン達は頷きコーリアスさんと一緒に部屋を出て行った。
「ルミナリアさん、皆がそろったら防壁門まで行って演説って事になってるんだよね?」
あたしに問いにルミナリアさんは頷く。
「だったらいっそ此処で演説してもらえば?カナデが声を周囲に届けられるし」
これなら襲われる心配をする必要もなく安心して話が出来ると思うんだよね。
ルミナリアさんはあたしの考えを聞き少し考えた後に首を左右に振り口を開く。
「防壁門の上での演説の方がいいと思われます、いくつか理由はありますがまず王族の人間と教皇様が目の前で演説をしなければ信じない者が出るという事です」
なるほど。
「もう一つ、今回の件で王家や教会に不信感を持つ者が少なからず居ります、その者達が王族や教会関係者の姿も無く言葉のみで納得する事はないでしょう、そしての気持ちを抱えて生きて行けば・・・・・・あまりいい未来は想像できません」
なるほどね、確かにそう言われると納得するしかないね。
「遺恨は残るでしょうが最小限に抑える為にもコーリアスと教皇様には危険と承知で前に出てもらい話をして頂かないとなりません」
なるほと!つまりコーリアスさんと教皇さんに体を張ってもらえばいいって事だね!!
「納得したよ、ならあたし達がしっかりと護衛をするよ」
あたしがそう言うとルミナリアさんが真剣な顔で頭を下げて口を開く。
「何から何まで頼ってしまい申し訳ありませんがよろしくお願いします」
そう言われたのであたしは頷き口を開く。
「あいよ、頼まれた以上はしっかりとやるから安心してね」
演説中には足元にコハクに待機してもらって何かあったら守ってもらえばいいかな?コハクサイズなら別に変に思われないし・・・それで行こう!!
「お待たせしました」
そう言ってコーリアスさんとラスターが着替えを終えて戻って来た。
「まだ教皇さんが来てないから座って、ほら紅茶をのみな」
カナデがコーリアスさんとラスターに紅茶を入れてそれを2人は飲んで一息ついていた。
「失礼します」
皆で紅茶を飲んでのんびりしていたらシンが部屋に入って来てあたしの所まで歩いてきた後耳元で口を開く。
「レン様、先程教皇様が襲われました」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・へ?襲われた?え?でもなんでシンは冷静に報告してきたの?
「ご安心ください、賊は無力化して捕らえましたし教皇様もご無事です」
全てが終ったから報告に来てくれたんだね!あれ?でも教皇様は?と思いシンを見るとあたしの考えが伝わったのか微笑みながら口を開く。
「教皇様は今お着替えになっております、それと護衛はシーリス殿に頼んできました」
シンはそのまま話を続ける。
「教皇様とお着替えに使う部屋へと向かっていましたらメイドが2人すれ違いざまに襲って来まして、それを無力化している最中に偶然近くにいたシーリス殿も駆けつけてくれたのです、そして事後の聴取と私がレン様に報告に行きたいので一度レン様のいる部屋まで戻ると言ったら教皇様の護衛を引き受けてくださいました」
・・・・ダサーノの味方がまだ残ってる?
150
お気に入りに追加
1,280
あなたにおすすめの小説
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
キャラ交換で大商人を目指します
杵築しゅん
ファンタジー
捨て子のアコルは、元Aランク冒険者の両親にスパルタ式で育てられ、少しばかり常識外れに育ってしまった。9歳で父を亡くし商団で働くことになり、早く商売を覚えて一人前になろうと頑張る。母親の言い付けで、自分の本当の力を隠し、別人格のキャラで地味に生きていく。が、しかし、何故かぽろぽろと地が出てしまい苦労する。天才的頭脳と魔法の力で、こっそりのはずが大胆に、アコルは成り上がっていく。そして王立高学院で、運命の出会いをしてしまう。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?
あくの
ファンタジー
15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。
加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。
また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。
長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。
リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる