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あたしだったら絶対に断ってるよ!!
しおりを挟む「頑張ってねセイ」
あたしは教会本部に帰る事になりセイにそう声を掛ける。
「レン様もご無理をなさらぬようにしてください」
セイの言葉にあたしは笑いながら答える。
「勿論無理はしないよ、あたしは怠け者なんだよ?」
あたしがそう言うとセイは苦笑した後頭を下げる。
「ではシン達に『レン様の事をしっかりと守ってください』とお伝えください」
苦笑して頷いた後あたしは転移魔法を使い教会本部へと転移した。
転移先はあたし達用に用意してもらった部屋、そこに転移したら誰もいなかった。
「使徒様ありがとうございました、使徒様のお陰でコーリアスと情報を提供する事が出来ました」
ルミナリアさんがそう言ったのであたしは笑いながら口を開く。
「情報の共有は大事だからね気にしなくていいよ」
そうあたしにそう言われてルミナリアさんは頷き部屋を出て行こうとしたのであたしが急いで声を掛ける。
「ルミナリアさん」
あたしに呼ばれて足を止めてあたしに視線を向けるルミナリアさんにあたしは微笑みながら口を開く。
「絶対に何も作らないでね?」
此処で念押しをしておいた!!だってなんか作られそうな予感がしたんだもん!!
ルミナリアさんは顔を青くしながら何度も頷き部屋を出て行った。
「カナデ、悪いけど紅茶を入れてくれるかな?」
紅茶を飲んで気持ちをリセットしないとね!!
「畏まりました」
カナデrは【アイテムボックス】から紅茶セットを取り出して用意を始める。
これからの予定としてこの後に教皇さんに会いにいってこれからの事を話した後に話をしてシン達と合流しようと思う。
「これは使徒様、ようこそいらっいました」
ティータイムの後にあたしは今後の事を話したくて教皇さんのいる部屋へとノックの後に入ったったら教皇さんのそう声をかけてきた。
「ご苦労さん、これからの事を相談しに来たよ」
あたしがそう言うと教皇さんが真剣な顔になり頷く。
「一応元凶は捕まえたけど立て直しに時間が掛かると思うんだ」
あのバカ共が色々かき回していったせいでどこもかしこも大変な事になってるんだよね。
あたしの言葉に教皇さんは頷き口を開く。
「その通りでございます、ですが泣き言を言っても始まりませんので頑張らしていただきます、その最初の一歩としてキルアス枢機卿の・・・・いえキルアスのついていた枢機卿の席をリリアーヌに座ってもらいます」
え?リリアーヌさんが?あれ?でもリリアーヌさんって確か聖騎士団の部隊長じゃななかった?
「リリアーヌさんって確か聖騎士団の部隊長じゃなかった?j
あたしがそう聞くと教皇さんは真剣な顔で頷き口を開く。
「その通りですが彼女には枢機卿の席に着いた後は枢機卿の仕事と聖騎士達を纏める長の仕事をしてもらう事となります」
うわぁ大変そうだ・・・・あたしだったら絶対に断ってるよ!!
「此度の件で聖騎士の約半数・・・・・リリアーヌの部下の他数十人以外はキルアスの息がかかっている者達ばかりでした、急速に騎士隊の立て直しもしなければなりません、でないと巫女様の護衛もままなりませぬ」
あ!そうか!!確かに巫女の護衛も聖騎士の仕事だったんだっけ!!
「それは確かに早急に立て直さないといけないね」
キルアスのような愚か者とかダサーノのような愚か者がもういなとは言えなからね!!
「はい、ですのでリリアーヌにはかなりの負担をかけてしましますが、リリアーヌも納得して話を受けて頂きました」
元神の巫女として無視できる問題じゃないからね、頑張れリリアーヌさん!!
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