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気合入れてぶん殴ったから腹が減ったよ!!
しおりを挟む「こっちはもう終わったんだね」
そう言ってみたらミズキが口を開く。
「先程までは大勢のお客様がいたのですが、皆様お疲れになったのか帰られてしまいました」
さっきまで兵達が居たの?え?何で引いた・・・・・あ!!シン達のほうの兵が引いた時に一緒に逃げたんだ!!
「皆本当にありがとうね、もしこっちから潜入されてたらあたしの考えた作戦が失敗する所だったよ、ものすごく助かった」
あたしがそう言うとミズキが微笑み口を開く。
「お役に立ててとても嬉しく思います、ご褒美と言っては何ですがアニマルズの皆様をしっかりと褒めてあげてください」
「勿論だよ、まずはミズキからね、本当にありがとう」
あたしはミズキの頭を撫でながらそう言うとミズキは驚いた顔をした後とても嬉しそうに微笑む。
「ほら皆もこっちにおいで」
ミズキと話していたからか遠慮して少し離れた場所でお座りして待ってるアニマルズを呼び寄せて皆の頭を撫でながら口を開く。
「本当にありがとうね、皆がいなければこんなにうまく行かなかったよ、本当に感謝してるよ」
嬉しそうにじゃれて来る皆を撫でまわしながらミズキに視線を向けて口を開く。
「ミズキ表の出入り口に行こう」
あたしがそう言うとミズキが真剣な顔になり口を開く。
「それは出来ません、もしかしたら引いた兵が戻ってくるかもしれませんので暫くはここに居て此処を守っております」
そう言って来たのであたしは首を左右に振り口を開く。
「それに関しては大丈夫、裏口を塞ぐから」
本来なら裏口は何かあった時にげだす為にそのままにしておくのだろうけれど、もう王宮と教会本部は制圧してあるから多分安心!!・・・・・・・だと思うので少しでも皆が休めるように塞いじまうべ!!
「さすがレン様!!いい考えですわ!!」
ミズキも賛成らしくニコニコしながらあたしの案に賛成してくれた。
あたしはそのまま裏口に手を向けて口を開く。
「【アースウォール】」
裏口の前に分厚い壁を作りホット一息。
「んじゃ行こうか、シン達と合流しよう」
これでこっちから侵入は出来ないからね。
あたし達はシン達と合流すべく再び表門へと向かい歩き出した。
あたしがシン達の元に戻るとシンが微笑みながら口を開く。
「そちらも終わったみたいですね」
「ええ」
シンとミズキが微笑み合ってからあたしに視線を向ける。
「皆も中に入って少し休んで、此処の守りは・・・・【ゴーレムクリエイト】・・・この子達に守ってもらうから」
あたしが作った20体のゴーレムを見ながらそう言った。
この子達は上位の討伐者以上の強さだからあたし達が駆けつけるまでの間くらいは持つはずだからね。
「畏まりました」
とシンが頷けばミズキも『紅茶を入れますのでレン様はゆっくりとしてください』と言ってニコニコしながらあたしに続き歩き出す。
「それなら今は紅茶よりご飯が食べたいかも、腹減った」
ナントカ卿と第三王子を気合入れてぶん殴ったから腹が減ったよ!!
あたしがそう言うとミズキが微笑ましそうにあたしを見て口を開く。
「でしたら今日はドラゴンステーキにしましょう、レン様は頑張られたのですから」
おお!!ご褒美にドラゴンステーキ!嬉しいね!!
「それなら私は分厚く切った肉を焼いて欲しいわ!!」
あたしも厚切りステーキが食べたいよ!!
「でもアリーヌはステーキ一枚じゃ満足できないべ?」
あたしがそう言うとアリーヌは胸を張り口を開く。
「勿論よ!!最低15枚は食べるわ!!」
思ったより食べるねアリーヌさん!!
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