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やっぱりアリーヌさんはブレません!!
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あたし達はカナデが戻ってくるまでのんびりと紅茶を飲んで待っていた。
「レン様お待たせしました」
スピカに乗せられてカナデが帰って来てすぐにそう言って来たのであたしはミズキに視線を向ける。
あたしの視線を受けてミズキはカナデに紅茶を入れて差し出して、カナデは紅茶を受け取り喉を潤す。
「では報告させてもらいます敵の数は約1000人で隠れる事無く森の前に布陣してこちらを待ち受けています」
お!不意打ちを好まない奴が指揮してるのかな?それともこちらの数をしっかりと理解して脅威と感じてないから正面から戦う事を選んだのかな?どちらにしろ正面から来るのはありがたいね!!
「1000・・・・・何故増えた?」
コーリアスさんの言葉にあたしは王都で見た光景を思い出した。
あたしが教皇さん達を助けに行った時かなり忙しそうにしていたのを思い出したのだ。
「多分後続部隊と合流したんだろうさ、それで作戦なんだけどこういうのはどうだべ?」
あたしが考えた作戦は簡単なものでアニマルズとあたしが森の中を進み敵が陣を張っている真横から強襲し混乱している相手にシン達とドラゴンズと衛兵さんたち追撃をかけるっていう物だ。
「向こうの数が多い以上真正面からの正攻法は愚の骨頂ですな、私は使徒様の提案に賛成です」
コーリアスさんがそう言った事でダルザム侯爵と衛兵長は納得したのか頷く。
「なら話を纏めるよ?まずはあたしとアニマルズが真横から強襲して敵を混乱させる、その後にうちの子達とコーリアスさん達が喧嘩を始める・・・・これでいいね?」
あたしの話にこの場にいる全員が頷く。
「シンこっちの事はアンタとコーリアスさんに任せる、あたし達が始めたらアンタ等のタイミングで仕掛けていいよ」
喧嘩を始めたらコーリアスさん達の方まで気にかけてられないからね、シンとコーリアスさんならしっかりと仕切ってくれるべ。
あたしの言葉を聞きシンとコーリアスさんは頷く。
「私はレンと一緒に行くわ」
アリーヌがそう言って来たけどあたしは首を左右に振り口を開く。
「アリーヌの気持ちは嬉しいけど今回はシン達と行動して、コーリアスさん達の人数が少ないからアリーヌにも頼りたいんだよ」
いつものアリーヌを見てると忘れがちだけどアリーヌの実力は確かな物だから安心して任せられるんだよね!!
「そこまで言うならわかったわ・・・・でも」
「でも?」
何を言いたいのさ?と思ってアリーヌを見ると何故かアリーヌがジト目であたしを見て口を開く。
「今私の事で何か変な事を考えたでしょ?」
・・・・・・・・・・・エルスさんもだけど何で皆はあたしの考えてる事がわかるのさ?とても不思議だよ!!
「ソンナコトナイヨ」
視線を逸らしながらそう言うとアリーヌが深い溜息をつき口を開く。
「その事に関しては今度美味しいご飯を御馳走になった時に詳しく聞かせてもらうわ」
やっぱりアリーヌさんはブレません!!
「って事であたし達は早速行動するから、後はよろしく」
そう言って立ち上がり寛いでるアニマルズの所へ向かい口を開く。
「スフィア、スピカ、オリオン、アルゴに渡したい物があるんだ」
自分達の名前が呼ばれてあたしにじゃれつくスピカ達を右手で撫でながら左手で【アイテムボックス】からダルザムの街で引き篭もっていた時に作ったチョーカーを取り出す。
このチョーカーにはもちろん【超硬化】付与がしてあるよ!こっちに一緒に来て戦う事になったからこの子達の分も作ったんだ!!
スピカ達はあたしにチョーカーをもらったのが嬉しかったのか尻尾をブンブン振りながらあたしの周りを走り回る。
この子達可愛いんだけど!!
「レン様お待たせしました」
スピカに乗せられてカナデが帰って来てすぐにそう言って来たのであたしはミズキに視線を向ける。
あたしの視線を受けてミズキはカナデに紅茶を入れて差し出して、カナデは紅茶を受け取り喉を潤す。
「では報告させてもらいます敵の数は約1000人で隠れる事無く森の前に布陣してこちらを待ち受けています」
お!不意打ちを好まない奴が指揮してるのかな?それともこちらの数をしっかりと理解して脅威と感じてないから正面から戦う事を選んだのかな?どちらにしろ正面から来るのはありがたいね!!
「1000・・・・・何故増えた?」
コーリアスさんの言葉にあたしは王都で見た光景を思い出した。
あたしが教皇さん達を助けに行った時かなり忙しそうにしていたのを思い出したのだ。
「多分後続部隊と合流したんだろうさ、それで作戦なんだけどこういうのはどうだべ?」
あたしが考えた作戦は簡単なものでアニマルズとあたしが森の中を進み敵が陣を張っている真横から強襲し混乱している相手にシン達とドラゴンズと衛兵さんたち追撃をかけるっていう物だ。
「向こうの数が多い以上真正面からの正攻法は愚の骨頂ですな、私は使徒様の提案に賛成です」
コーリアスさんがそう言った事でダルザム侯爵と衛兵長は納得したのか頷く。
「なら話を纏めるよ?まずはあたしとアニマルズが真横から強襲して敵を混乱させる、その後にうちの子達とコーリアスさん達が喧嘩を始める・・・・これでいいね?」
あたしの話にこの場にいる全員が頷く。
「シンこっちの事はアンタとコーリアスさんに任せる、あたし達が始めたらアンタ等のタイミングで仕掛けていいよ」
喧嘩を始めたらコーリアスさん達の方まで気にかけてられないからね、シンとコーリアスさんならしっかりと仕切ってくれるべ。
あたしの言葉を聞きシンとコーリアスさんは頷く。
「私はレンと一緒に行くわ」
アリーヌがそう言って来たけどあたしは首を左右に振り口を開く。
「アリーヌの気持ちは嬉しいけど今回はシン達と行動して、コーリアスさん達の人数が少ないからアリーヌにも頼りたいんだよ」
いつものアリーヌを見てると忘れがちだけどアリーヌの実力は確かな物だから安心して任せられるんだよね!!
「そこまで言うならわかったわ・・・・でも」
「でも?」
何を言いたいのさ?と思ってアリーヌを見ると何故かアリーヌがジト目であたしを見て口を開く。
「今私の事で何か変な事を考えたでしょ?」
・・・・・・・・・・・エルスさんもだけど何で皆はあたしの考えてる事がわかるのさ?とても不思議だよ!!
「ソンナコトナイヨ」
視線を逸らしながらそう言うとアリーヌが深い溜息をつき口を開く。
「その事に関しては今度美味しいご飯を御馳走になった時に詳しく聞かせてもらうわ」
やっぱりアリーヌさんはブレません!!
「って事であたし達は早速行動するから、後はよろしく」
そう言って立ち上がり寛いでるアニマルズの所へ向かい口を開く。
「スフィア、スピカ、オリオン、アルゴに渡したい物があるんだ」
自分達の名前が呼ばれてあたしにじゃれつくスピカ達を右手で撫でながら左手で【アイテムボックス】からダルザムの街で引き篭もっていた時に作ったチョーカーを取り出す。
このチョーカーにはもちろん【超硬化】付与がしてあるよ!こっちに一緒に来て戦う事になったからこの子達の分も作ったんだ!!
スピカ達はあたしにチョーカーをもらったのが嬉しかったのか尻尾をブンブン振りながらあたしの周りを走り回る。
この子達可愛いんだけど!!
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