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知らないんだったね!!
しおりを挟む「レン様、セイさん達3人を私のお手伝いをお願いするという事は暫くは遠出はしないという事ですか?」
セイ達にエルスさんの仕事の手伝いを頼んだ事でエルスさんがそう考え聞いてて来たのであたしは頷く。
「暫くは遠出するつもりは無いよ、ウルステアだって響子さんの件が無ければ行くつもりは無かったからね」
本当はメイシェル王国の【スタンピード防衛線】を終わらせたらダラダラするつもりだったんだよ。
「そうですか、確かにレン様は働きすぎですから暫くはのんびりされても良いかと思いますわ」
おお!エルスさんもわかってくれる!!嬉しいね!!
「って事でのんびりするよ」
ダラダラしてもエルスさんに怒られる事はないと確認できたしね!!
「さて・・・・もう少し作業部屋に籠るよ」
立ち上がりそう言うとエルスさんが心配そうにあたしを見ながら口を開く。
「今日はもうお休みになられて続きは明日にされてはいかかです?」
エルスさんの言葉にあたしは首を左右に振り口を開く。
「あと少しで終わるから終わらせるよ」
めんどくさい事はさっさと終わらせたいからね!!!
「本当に無理はしないでくださいね?レン様が倒れたら悲しむ人がいる事もお忘れなく」
「うん」
エルスさんも物凄く無理してるからね?とは言えないよ!!成長したと思うんだあたし!!
あたしはそのまま作業部屋にもどりやっていた作業を再開し魔道具を作っていき気がつけば朝になっていた。
「終わった・・・」
かなりの数の魔道具を作ったからめっちゃ疲れたよ!はお腹もへったしお風呂にも入りたい!!
そう思いながら振り向くと皆が後ろであたしを見守ってくれていた。
「皆寝ててもよかったのに、退屈だってべ?」
あたしだったら寝てたよ?
「滅相もございません、レン様が頑張っておられるのに我々が休むわけにはいきません」
シン達は本当に真面目だなぁ、まあそこがいいんだけどね。
「なら皆でご飯を食べようか」
その後はお風呂に入って少し寝たいかな?寝不足ははお肌の大敵ですから少し睡眠をとらないとね!!
その日は夕方まで寝てその後子供達と過ごした。
アズエルに戻ってから1週間が経ちのんびりしていたらふと買い物がしたくなり、どうせなら【アルセム】に行って【銀狼の寝床】の姉妹店である【銀狼達の寝床】の店主のボルクさんにいに行こうと思っ・・・・んだけどあたしは【アルセム】の家を知らないから転移魔法は使えないのでシンに頼むことにした。
「あ!シン悪いんだけど【アルセム】に行きたいんだけど【転移】任せていいかな?」
あたしの頼みに笑顔で頷く
「畏まりました、それでは今日は【アルセム】でお過ごしになるのですね?」
あたしは頷きながら口を開く。
「買い物をしてついでに【銀狼達の寝床】に顔を出そうと思ってさ」
その言葉を聞きアリーヌが首を傾げて口を開く。
「その【銀狼達の寝床】って何?【銀狼の寝床】と似たような名前ね?」
あ!そうか!アリーヌはウォルムで仲間になったから知らないんだったね!!
「【アルセム】の王都に【銀狼の寝床】の姉妹店があるんだよ、勿論料理人の腕もいいからご飯も美味いよ」
あたしがそう言うとアリーヌが目を輝かせて口を開く。
「それは楽しみね!!早く行きましょう!!」
アリーヌさん買い物が先ですよ?今は朝だから店は開いてませんよ?ねえ聞いてる?
「ん?」
あれ?【アルセム】に行ったら他に何かしたかった気がするんだけど何だったかな?まあ【アルセム】に行けば思い出すかな?さあ久しぶりの【アルセム】だ!!
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