レディース異世界満喫禄

日の丸

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カーラムを買い占める!!

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「レン様?」



ココアを見て動かなくなったあたしを見てミズキが心配そうに声を掛けてきた。



「・・・・・・・・しめる・・・」



「え?」



あたしが呟くように言った言葉を聞き取れなかったミズキが首を傾げた時にあたしがミズキに視線を向けて口を開く。



「レスティオール支店のカーラムを買い占める!!」



まさか此処でココアに出会うとは思わなかったよ!!これは買い占めないといけないね!!



「アリーヌ、これ飲んでみ!!めっちゃ美味いから!!」



あたしはミズキが用意してくれたココアに口をつけると向こうで飲んだココアと変わらない味が口の中に広がった。



「本当に美味しいわ」



アリーヌも気に入ったようで嬉しそうに飲んでいる。

良し!今日はシンが帰って来たらアズエルに戻りエルスさんと話した後にもう一度レスティオール支店に行ってカーラムを買い占めてやる!!



久しぶりのココアを楽しんでいるとシンが家に戻って来た。



「レン様ただいま帰りました、報告よろしいでしょうか?」



あたしの正面に立ちそう言って来たのであたしは頷く。



「グランドマスターにウルステア王より聞いた情報をお伝えしてきました、その際グランドマスターからの伝言をお預かりしましたのでお伝えします」



その言葉にあたしは頷く。



「『何から何まで世話になる、貴重な情報感謝する』との事です」



役に立ったのならよかった。



「シン本当にご苦労様ね、助かったよ」



お礼を言うとシンが嬉しそうに微笑んで一礼する。



「シンが帰っ来たからアズエルに戻るよ」



それで家でのんびりした後レスティオール支店に行ってお買い物をするんだ!!

あたし達はアズエルへと転移魔法で移動した。





「ただいまー」



いつも通り自分の部屋へと転移した後廊下に出るとスフィアが待ち受けていて一緒にリビングに行ったら

ポーラとテレスが一休みしている所だった。



「「お帰りなさいませ」」」



立ち上がり一礼する2人に『座ってのんびりして』って言った後にあたし達も座り少しのんびりする。



「エルスさんは?」



紅茶を飲むポーラにそう聞くとポーラが少し考えた後口を開く。



「メイシェル王国の王都の支店に出向いております。夜には戻ると仰ってました」



ならそれまでのんびりと待つとしようかな?



あたし達は夜までのんびりとした。







「ただいま帰りました・・・・・あら?レン様お帰りになられていたのですね?」



「お帰りエルスさん、お仕事お疲れ様」



そう言って笑いかけ、エルスさんが座るのを見た後口を開く。



「エルスさん、少しの間ウルステアに行くのをやめて欲しいんだけど」



「え?」



いきなりあたしの言った言葉にエルスさんが首を傾げる。



「まだ支店の開店準備中なのですが?」



そう言って来るエルスさんに暗殺者襲撃の件を話してからあたしの考えを口にする。



「暗殺者がまだあの家に来る可能性があるんだよ、だから店の事よりエルスさんの命だ」



店を開けるのは先延ばしは出来るけど、エルスさんが襲われて命を失った・・・・なんて取り返しの無いような事にはしたくない。



「わかりました、セイさんお願いがあります」



あたしの言葉に納得してくれたエルスさんがセイに視線を向けてセイの名を呼ぶ。



「何でしょうか?」



「向こうに行って、この予定表をある人に渡してきて欲しいのです」



まあセイなら襲われても返り討ちに出来るから安心だね。

とか思っていたらセイがあたしを見て口を開く。



「行ってもよろしいでしょうか?」



その言葉にあたしは頷く



「頼めるかな?あとライも一緒について行って」



セイ1人でも大丈夫だと思うんだけど大勢で来られた場合二人いた方が楽だと思うんだよね。



「畏まりました」



2人に任せれば大丈夫だね。
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