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まずい!!
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「そこのアンタ!!何であたしがアンタの『姐さん』なのさ!!」
イケメン男を睨みながらあたしがそう言うとイケメン男が首を傾げて口を開く。
「シン兄さんが貴女を尊敬しているのであれば、俺も貴女を敬わなけなければいけないでしょう?ですから敬意をこめて『姐さん』とよぶしかないでしょう?」
「何でそうなる!!」
何でそうなったのかを小一時間問い詰めたい!!
「それで兄さんはどちらにいらっしゃるんですか?言いつけの通り私生活から討伐者仕事まで心を入れ替えて過ごしてるんです、その事を兄さんに報告したいんですが」
・・・・・・・・・・・言えない・・・・・シンは舎弟を取る事はないって事を・・・・・こんなにキラキラした目で見られたら・・・・・・・・言えないよ!!!
「シンはあたしの頼みで動いていてここには居ないよ」
あたしがそう言うとイケメン男が真剣な顔で頷いた後に後ろを振り向いて仲間にむかい口を開く。
「兄さんはいないって事らしいから仕事に行くぞ、依頼を受けに行こう」
そうい言った後にあたしのほうに視線を戻した後に一礼して『失礼します姐さん』と言った後ギルドに入って行った。
「まったく何であたしが『姐さん』なのさ・・・・・」
思いっきり深い溜息をついた後にそう呟くとアリーヌが笑いながら口をひらく。
「ぷっ!!貴女が『姐さん』って呼ばれるのはいつものことでしょ?何をいまさら」
そう言ってまた笑うアリーヌを軽く睨みつつ口を開く。
「ここはアズエルじゃないんだよ」
『姐さん』呼びはメイシェル王国だけで充分だべさ!!何で他国にまで来て『姐さん』呼びされなきゃいけないのさ!!
その言葉を聞きアリーヌは更に笑う。
「全く・・・・まあ取りあえずギルドに入ろうか」
此処で話していてもきりが無いからララウに会ってその後空いている部屋を借りてテオラさんにドラゴンの皮を渡すんだ。
ギルドに入って受付に向かうと受付ラッシュだった為少し離れた場所で待つことにした。
「あ!テオラさん、もう一ついい情報を教えるよ」
あたしは待ってる時間をテオラさんとの世間話で過ごす事にした。
「え?何ですか?もしかして珍しい魔物の皮を持ってるとか?」
期待した目であたしを見て来たので苦笑しながら口を開く。
「違うよ、来月から月一でオーシャンズデッドを1匹必ずウォルムのギルドに納める事になってるんだ、だからその時にオーシャンズデッドの皮を手に入れればいいとも思うんだ」
あたしがそう言うとテオラさんが真剣な顔であたしに向かって歩いて来てあたしの両肩を『ガッ!!』っと掴んで思いっきり前後にゆすりながら口を開く。
「それは本当ですか!!来月とは今日から一月後って事ですか?『ただの冗談でした!!』とかじゃないですよね!!」
ちょ!!
「落ち着いてテオラさん!」
そんなにがくがく揺らされたら気持ち悪くなる!!
「ごぺっ!!」
横からミズキガテオラさんを殴ってあたしを助けてくれた。
「レン様に何をするのですか貴方は?死にたいのですか?」
あ!ミズキが怒ってる!!まずい!!
「テオラさん少しは落ち着いた?」
あたしはミズキとテオラさんの間に入りテオラさんに視線を向けてそう問いかけるとテオラさんが申し訳なさそうな頷く。
「取り乱してしまい申し訳ありません」
そう言って頭を下げたのであたしは頷く。
「怒ってないから大丈夫だべ、それとさっきの事は本当だよウォルムのグラマス・・・ハンナさんから頼まれたからね」
ハンナさんから頼まれなきゃめんどくさくて絶対に断ってたけどね!!
イケメン男を睨みながらあたしがそう言うとイケメン男が首を傾げて口を開く。
「シン兄さんが貴女を尊敬しているのであれば、俺も貴女を敬わなけなければいけないでしょう?ですから敬意をこめて『姐さん』とよぶしかないでしょう?」
「何でそうなる!!」
何でそうなったのかを小一時間問い詰めたい!!
「それで兄さんはどちらにいらっしゃるんですか?言いつけの通り私生活から討伐者仕事まで心を入れ替えて過ごしてるんです、その事を兄さんに報告したいんですが」
・・・・・・・・・・・言えない・・・・・シンは舎弟を取る事はないって事を・・・・・こんなにキラキラした目で見られたら・・・・・・・・言えないよ!!!
「シンはあたしの頼みで動いていてここには居ないよ」
あたしがそう言うとイケメン男が真剣な顔で頷いた後に後ろを振り向いて仲間にむかい口を開く。
「兄さんはいないって事らしいから仕事に行くぞ、依頼を受けに行こう」
そうい言った後にあたしのほうに視線を戻した後に一礼して『失礼します姐さん』と言った後ギルドに入って行った。
「まったく何であたしが『姐さん』なのさ・・・・・」
思いっきり深い溜息をついた後にそう呟くとアリーヌが笑いながら口をひらく。
「ぷっ!!貴女が『姐さん』って呼ばれるのはいつものことでしょ?何をいまさら」
そう言ってまた笑うアリーヌを軽く睨みつつ口を開く。
「ここはアズエルじゃないんだよ」
『姐さん』呼びはメイシェル王国だけで充分だべさ!!何で他国にまで来て『姐さん』呼びされなきゃいけないのさ!!
その言葉を聞きアリーヌは更に笑う。
「全く・・・・まあ取りあえずギルドに入ろうか」
此処で話していてもきりが無いからララウに会ってその後空いている部屋を借りてテオラさんにドラゴンの皮を渡すんだ。
ギルドに入って受付に向かうと受付ラッシュだった為少し離れた場所で待つことにした。
「あ!テオラさん、もう一ついい情報を教えるよ」
あたしは待ってる時間をテオラさんとの世間話で過ごす事にした。
「え?何ですか?もしかして珍しい魔物の皮を持ってるとか?」
期待した目であたしを見て来たので苦笑しながら口を開く。
「違うよ、来月から月一でオーシャンズデッドを1匹必ずウォルムのギルドに納める事になってるんだ、だからその時にオーシャンズデッドの皮を手に入れればいいとも思うんだ」
あたしがそう言うとテオラさんが真剣な顔であたしに向かって歩いて来てあたしの両肩を『ガッ!!』っと掴んで思いっきり前後にゆすりながら口を開く。
「それは本当ですか!!来月とは今日から一月後って事ですか?『ただの冗談でした!!』とかじゃないですよね!!」
ちょ!!
「落ち着いてテオラさん!」
そんなにがくがく揺らされたら気持ち悪くなる!!
「ごぺっ!!」
横からミズキガテオラさんを殴ってあたしを助けてくれた。
「レン様に何をするのですか貴方は?死にたいのですか?」
あ!ミズキが怒ってる!!まずい!!
「テオラさん少しは落ち着いた?」
あたしはミズキとテオラさんの間に入りテオラさんに視線を向けてそう問いかけるとテオラさんが申し訳なさそうな頷く。
「取り乱してしまい申し訳ありません」
そう言って頭を下げたのであたしは頷く。
「怒ってないから大丈夫だべ、それとさっきの事は本当だよウォルムのグラマス・・・ハンナさんから頼まれたからね」
ハンナさんから頼まれなきゃめんどくさくて絶対に断ってたけどね!!
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