レディース異世界満喫禄

日の丸

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褒めてくれるはず!!

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「うっま!!」



レオス借りがひと段落した所で昼ご飯を食べる事になり獲りたてのレオスを使ったレオスのバター焼きとご飯とお味噌汁という最強の組み合わせを作り食べる。



「レンやっぱり貴女は凄いわ、まさか和食がこんな所で食べれるなんて」



響子さんが感動しながら食べているのを見てあたしは苦笑しながら口を開く。



「『食』に関しては何とかなって本当に良かったと思ってるよ」



【叡智の書】のお陰で向こうで食べた事のある食べものだったら再現できるし、再現した料理をモンドに教えて更に美味しくしてもらえるって言う環境が無ければあたしももう少し違った生活をしていたかもしれないね。



「お替りよ!バター焼きとみそ汁ね!!」



アリーヌも気に入ったようでニコニコしながら食べているからよかった。



「皆食べながら聞いてね、食べ終わったらもう少しレオス狩りをするよ、ミズキとカナデのお陰で思ったよりも獲れそうだから獲れるだけ獲っちゃおう」



目標は100匹だったんだけど、始めて2時間でもう70匹位取っちゃってるんだよね。



「私も頑張るわ!!」



食べ物に関する事だからアリーヌさんもやる気に満ちてる!!まああたしもやる気満々なんだけどね!!



「って事でもう少しだけ付き合ってもらうよ響子さん」



本来ならもうアズエルに戻ってもらってもいいんだけどもう少し狩りをしたいからね。



「別に気にしなくていいわ、私も和食が食べられるのは嬉しいから」



まあここでレオスを大量に狩っておけば好きな時に好きなだけたべれるからね!!



それから食事を終えて食後のお茶を飲んでいる時に響子さんが真剣な顔であたしに声を掛けて来た。



「ねえレン、相談がるのだけど」



「ん?」



響子さんの顔を見るにかなり真面目な相談だと思うのであたしはおふざけなしで響子さんに視線を向ける。



「前にも言ったけどアズエルに移動した後私は討伐者を引退して、何かの仕事をしようと思うの、だからあの街に住んでいる貴女に何かと迷惑をかける事になるかもしれない、今のうちに謝っておくわ」



そう言って頭を下げて来た響子さんにあたしは苦笑しながら口を開く。



「そんなの気にしなくていいんだよ、メルヴィーラ達にも言ったけどあたしは響子さんのサポートはするつもりだし、迷惑だなんて思わないから・・・・・・・・あ!!」



そう話していたら一ついい事を閃いた!!



「ねえ響子さん、確か海外雑貨を扱う会社のOLさんだったんだよね?」



「そうよ」



「なら【カグヤ商会】で働かない?」



【カグヤ商会】なら様々な物を扱ってるから響子さんの経験を生かせると思うんだよね!!



「【カグヤ商会】って確かアズエルで会ったエルスって人がやってる商会だったわよね?貴女が・・・・あ!あの本の!」



ん?最後のほうが小声になって聞き取れなかったよ?



「え?なんて言った?」



あたしが響子さんにそう問うと響子さんがあたしの後ろをチラチラ見ながら首を左右に振る。



「何でもないわ!!その話はとても嬉しいわ、出来れば雇ってもらいたいわ」



あたしは後ろが気になって響子さんの言葉を聞きながら振り向くとシンがニコニコ顔で控えていた。



「レン?」



その言葉で響子さんに視線を戻して口を開く。



「エルスさんに頼んでみるよ、まあ大丈夫だと思うよ」



いつも人手不足だって言ってたから経験者は大歓迎のはずだし!!



「助かるわ」



これはエルスさんも喜ぶべ!!あたし何気にオーナーとしていい仕事したんじゃない?きっとエルスさんも褒めてくれるはず!!



「でもう少しここで狩りをさせてもらうからね」



「わかってるわ」



今はレオス狩りを最優先にしたいからね。

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