レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
1,206 / 1,656

あたしに二言はないんだよ!!

しおりを挟む
アホッスが大人しくなった後ガッリさんと話をし終わった所で響子さんがあたしに声を掛けて来た。



「ねえレン」



「ん?」



「私がついて来た意味なかったわね」



・・・・・・・・・・・そう言えば響子さんがあたし達について来たのは『お世話になった人達の為に手伝う』だったね。



「その気持ちが大切だと思うんだ」



あたしがそう言うと響子さんがジト目で口を開く。



「何で視線を逸らしながら言うの?」



「なんとなく?」



響子さんがため息をついた後に苦笑しながら口を開く。



「でもギルドの皆が悩んでいた問題がいい方向へと行ったみたいでよかったわ」



響子さんは多くのギルド員にお世話になったらしいからホッとしているんだろうね、あたしも手を貸して良かったと思う。



「レン、迷惑をかけたわね」



ララウがそう言って近いて来たのであたしは苦笑しながら口を開く。



「こっちこそゴメン、これは気絶してると思って放置したままだったあたしが悪い、怖い思いさせてゴメン」



あたしはララウに頭を下げながら謝る。



「これはお互いが油断してたって事で・・・・ね?」



ララウと謝りあ合いが始まりそうになった時にララウが苦笑しながらそう言ったのであたしは頷く。



「さっき話したけどあたし達は先に帰るよ」



あたしがそう言うとララウが真剣な顔になり頷く。



「私はもう少しこの街にいますので気を付けて帰ってください、レンは気が向いたらギルドに顔を出してくださいね」



「わかったべさ」



あたし達はララウとガッリさんを残して【レカスタシア】を出た。

そして【レカスタシア】出た後前にあたし達が襲われた森にいきドラゴンズに乗せてもらう事になってるのだ。

そしてそのまま【広大なる大地】に行ってレオス狩りをするんだ!!今回はミズキもいるし狩りまくるよ!!



「オレオ、頼めるかな?」



森の中の開けた場所に出てからオレオにそう頼むとドラゴンズ達が元の大きさに戻り寝そべってくれたのであたし達はドラゴンズ達の背に乗り空へと舞い上がった。



「凄い・・・・・・」



響子さんがジェミの背に乗って空を飛んでいたらそう呟くのが聞こえた。

まあ空から見える景色って本当に綺麗だからね!もう慣れちゃったけど初めて空の旅をした時は本当に感動したのを覚えてる。



「響子さん、しばらくは空の旅だから楽しんで」



「ええ」



それから一時間位空の旅を楽しんでいたら【広大なる大地】についた。



「さあさあ!!狩りまくるよ!!」



やっとレオス狩りを出来るね!!この時をどれだけ待っていた事か!!できれば100匹は欲しいね!!モンドにもあげたいしストックもいっぱい持っていたいしね!





「張り切ってるわね・・・・・本当に肉が目的だったのね」



何を呆れたように言ってるんですか響子さん?あたしは響子さんに会った時から『レオス狩りをする!!』と豪言していたはずだよ?あたしに二言はないんだよ!!



そんな話をしながら目的地である3階に何事もなく着く。



「早速だけどミズキ?わかる?」



あたしがそう聞くとミズキは微笑みながら頷く。



「勿論でございますわ、少しお待ちください・・・・・来ます」



ミズキがそう言った後すぐに川から大量のレオスが川から弾き飛ばされたように上空へと打ち上げられた。



「カナデ、頼めますか?」



ミズキはそれを見ながらカナデにそう頼むとカナデが頷き強風が巻き起こり打ち上げられたレオスをあたし達のほうへと運び始め陸へと運ぶ。



「あたし達何もしなくていいじゃんこれ」



ミズキとカナデのお陰で危ない思いもせずにレオスを大量にゲットする事が出来た。



しおりを挟む
感想 1,344

あなたにおすすめの小説

伯爵令嬢の秘密の知識

シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します

怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。 本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。 彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。 世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。 喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います

登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」 「え? いいんですか?」  聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。  聖女となった者が皇太子の妻となる。  そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。  皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。  私の一番嫌いなタイプだった。  ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。  そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。  やった!   これで最悪な責務から解放された!  隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。  そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。

「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。

桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。 「不細工なお前とは婚約破棄したい」 この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。 ※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。 ※1回の投稿文字数は少な目です。 ※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。 表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。 ❇❇❇❇❇❇❇❇❇ 2024年10月追記 お読みいただき、ありがとうございます。 こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。 1ページの文字数は少な目です。 約4500文字程度の番外編です。 バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`) ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑) ※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。

5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん
ファンタジー
 「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は 「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」    この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。  剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。  そんな中、この五歳児が得たスキルは  □□□□  もはや文字ですら無かった ~~~~~~~~~~~~~~~~~  本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。  本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。  

外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜

KeyBow
ファンタジー
 この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。  人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。  運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。  ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。

【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?

アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。 泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。 16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。 マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。 あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に… もう…我慢しなくても良いですよね? この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。 前作の登場人物達も多数登場する予定です。 マーテルリアのイラストを変更致しました。

処理中です...