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頑張って作ってくださいカサラさん!!
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「ここよ」
レリオスの店から約20分歩いた所にかなり大きな飲食店があった。
平屋で大きさは【銀狼の寝床】と同じくらいでお客さんも結構入っている、なかなかの繁盛店のようだ。
「結構こんでるね?うちの子達と一緒に入れないなら諦めて別の場所にするよ」
いくら美味しくてもこの子達と食べられないなら別の所でこの子達と美味しい物を食べたほうがいいからね。
「そうね、このぶんだと少し待つことになりそうだし別の場所へいきいましょう」
ララウもあたしの考えに納得してくれたのか別の店を教えてくれるようで、ニコニコしながら歩き出した。
「その子達がレンを慕ってる理由がわかった気がするわ」
「へ?」
いきなり何を言い出すのさ?この子達があたしと居てくれるのはとてもいい子だからだよ?
あたしの反応を見て『クスクス』と笑いながら歩くララウについて行き裏通りっぽい道を歩いて行き少し小さな店が見えて来た。
「あそこよ、少し待っててくれる?」
「あいよ」
あたしの返事を聞いたララウは店に入って行って、少ししたら店から出て来た。
「良いそうよ、中へ入りましょう」
そう言われて中へ入るとお客さんは誰も居なく、それどころか営業しているとも思えない感じだった。
ララウがキョロキョロしているあたしを見て何を考えてるのか分かったみたいで苦笑しながら口を開く。
「此処は私の友達がやっている店よ、本当は夜だけなんだけど頼んだら作ってくれるって言うから頼んだの」
「ありがたいけど、迷惑じゃない?その話なら昼は休んでなきゃいけないんじゃ?」
美味しい物の為に人に迷惑をかけるとか嫌なんだけど?
「気にしなくていい、まあ貴女達に食事を出すのには条件があるんだけどね」
店の厨房から一人の女性が出て来てそう言って来た。
女性は190はある長身とポニーテールを持つスタイリッシュな体形で男装が似合いそうなお姉さんだ。
「条件?」
料金をが高額にするとか?それなら別にいいけど?
「私にもモフらせて・・・ララウから話を聞いてね、君の従魔達を触らせて欲しいんだよ」
照れくさそうにそう言って来たのであたしはギンガ達を見て聞いてみる。
「皆いいかな?」
アニマルズ達はあたしの言葉を聞きお姉さんの所へと歩いて行きお姉さんを見上げる。
「可愛い・・・・・・」
そう言った後にアニマルズ達を撫で始めるお姉さんをララウさんが眺めながら嬉しそうに微笑む。
「カサラは可愛いもの好きなんだけど、仕事と見た目のせいであまり触れられる機会が無いのよ」
夜に店を開けてるって言ってたから生活時間帯がずれてるのが原因でもあるらしい。
「さてレンちゃんだったね?改めましてカサラ・ルーニャよ、この店【レッドストーン】を経営している」
「あたしはレンだよ【ウルステア】に来たばかりでここら辺の事は何も知らなくてね、ここもララウに教えてもらったんだ」
あたしがそう言うとカサラさんは頷いた後に口を開く。
「満足したから、料理を作るね少し待ってて、この子達の分もだよね?」
「うん、50人前お願いできる?」
厨房に戻ろうと歩きだした所にあたしの言葉を聞き固まるカサラさん。
そして5分くらいして振り返り恐る恐る口を開く。
「聞き違いかもしれないからもう一度聞くね?あの子達の分もだよね?」
「うん、50人前お願いできる?」
「・・・・・・・・・・・・」
更に5分カサラさんと見つめ合い・・・・・・そしてララウが横から声を掛けて来た。
「いつまでそうしてるのカサラ?50人前で間違ってないと思うわよ」
ララウの言葉に顔を引き攣らせながら厨房へと入って行った。
頑張って作ってくださいカサラさん!!
レリオスの店から約20分歩いた所にかなり大きな飲食店があった。
平屋で大きさは【銀狼の寝床】と同じくらいでお客さんも結構入っている、なかなかの繁盛店のようだ。
「結構こんでるね?うちの子達と一緒に入れないなら諦めて別の場所にするよ」
いくら美味しくてもこの子達と食べられないなら別の所でこの子達と美味しい物を食べたほうがいいからね。
「そうね、このぶんだと少し待つことになりそうだし別の場所へいきいましょう」
ララウもあたしの考えに納得してくれたのか別の店を教えてくれるようで、ニコニコしながら歩き出した。
「その子達がレンを慕ってる理由がわかった気がするわ」
「へ?」
いきなり何を言い出すのさ?この子達があたしと居てくれるのはとてもいい子だからだよ?
あたしの反応を見て『クスクス』と笑いながら歩くララウについて行き裏通りっぽい道を歩いて行き少し小さな店が見えて来た。
「あそこよ、少し待っててくれる?」
「あいよ」
あたしの返事を聞いたララウは店に入って行って、少ししたら店から出て来た。
「良いそうよ、中へ入りましょう」
そう言われて中へ入るとお客さんは誰も居なく、それどころか営業しているとも思えない感じだった。
ララウがキョロキョロしているあたしを見て何を考えてるのか分かったみたいで苦笑しながら口を開く。
「此処は私の友達がやっている店よ、本当は夜だけなんだけど頼んだら作ってくれるって言うから頼んだの」
「ありがたいけど、迷惑じゃない?その話なら昼は休んでなきゃいけないんじゃ?」
美味しい物の為に人に迷惑をかけるとか嫌なんだけど?
「気にしなくていい、まあ貴女達に食事を出すのには条件があるんだけどね」
店の厨房から一人の女性が出て来てそう言って来た。
女性は190はある長身とポニーテールを持つスタイリッシュな体形で男装が似合いそうなお姉さんだ。
「条件?」
料金をが高額にするとか?それなら別にいいけど?
「私にもモフらせて・・・ララウから話を聞いてね、君の従魔達を触らせて欲しいんだよ」
照れくさそうにそう言って来たのであたしはギンガ達を見て聞いてみる。
「皆いいかな?」
アニマルズ達はあたしの言葉を聞きお姉さんの所へと歩いて行きお姉さんを見上げる。
「可愛い・・・・・・」
そう言った後にアニマルズ達を撫で始めるお姉さんをララウさんが眺めながら嬉しそうに微笑む。
「カサラは可愛いもの好きなんだけど、仕事と見た目のせいであまり触れられる機会が無いのよ」
夜に店を開けてるって言ってたから生活時間帯がずれてるのが原因でもあるらしい。
「さてレンちゃんだったね?改めましてカサラ・ルーニャよ、この店【レッドストーン】を経営している」
「あたしはレンだよ【ウルステア】に来たばかりでここら辺の事は何も知らなくてね、ここもララウに教えてもらったんだ」
あたしがそう言うとカサラさんは頷いた後に口を開く。
「満足したから、料理を作るね少し待ってて、この子達の分もだよね?」
「うん、50人前お願いできる?」
厨房に戻ろうと歩きだした所にあたしの言葉を聞き固まるカサラさん。
そして5分くらいして振り返り恐る恐る口を開く。
「聞き違いかもしれないからもう一度聞くね?あの子達の分もだよね?」
「うん、50人前お願いできる?」
「・・・・・・・・・・・・」
更に5分カサラさんと見つめ合い・・・・・・そしてララウが横から声を掛けて来た。
「いつまでそうしてるのカサラ?50人前で間違ってないと思うわよ」
ララウの言葉に顔を引き攣らせながら厨房へと入って行った。
頑張って作ってくださいカサラさん!!
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