1,162 / 1,656
閑話 王達の会話
しおりを挟む
俺はレンがシン殿達と一緒に下へと降りて行くのを見た後に口を開く。
「エルス、今日の『食事会』に参加する為に各王族からレンとモンド殿への『手土産』を持って来た、『食事会』が終ったら受け取りに行ってくれ、護衛に預けてあるからな」
いくらプライベートの『食事会』でも手ぶらで来るのはいただけないのでしっかりと用意をし持って来ている。
因みにメイシェル王国はレンとモンド殿にミスリル聖貨とメイシェル王国でも珍しいい食材を持って来た。
他の所も思い思いの物を用意しているはずだ。
「御心使いありがとうございます、有難くいただきますわ」
一礼しながらエルスがそう言った後俺は口を開く。
「それでエルス、レンから他に【渡り人】に関しては聞いているか?」
さっきのやり取りを聞く限り未だに【神】とは懇意にしているみたいなので他に何か情報を聞いていないかを確認したい、アラビータ事件の事もあり【渡り人】に関しては他人事ではなくなる可能性も秘めているからな。
「【渡り人】に関しては先程レン様が語られたこと以外は存じません、それの速報となりますがレン様達【輝夜】は【ウルステア】の王都についたとの事です」
エルスの言葉を聞きアクスが驚いたように立ち上がり口を開く。
「もう着いたのか?はやすぎる!!」
なるほどかなりの距離があるって言う事なんだな。
「レン様達にはドラゴンズの皆さんが居ます、『空の旅なら直線的な旅となりかつ障害物のありませんからかなり早く着いた』との事です」
全くでたらめな奴だなアイツは!そう思いながらも俺は口を開く。
「それで?もう【ウルステア】の王族とは知り合ったのか?」
此処にいる全員が『レンが他国へ行くと王族と知り合う』と思っているので真剣な顔でそう聞く。
するとエルスが苦笑しながら口を開く。
「王都についた初日にアズエルに戻って来たのでまだ王族の方とは知り合いになってはおりません、ですが今後・・・・【ウルステア】の王都に戻った後に知り合う可能性は高いと私も思っております」
まあレンとの付き合いが長い奴は誰もがそう思うと思うぞ?そう思っていたらエルスが立ち上がり口を開く。
「【プロメテウス】に関してですが皆様にお渡しする物はレン様が御作りになるという事なのですが。一般の販売する【プロメテウス】は早ければ半年後に各国で営業している【カグヤ商会】で販売しようと考えています、ですので先程レン様とお約束した通り複製はしないようにお願い致します」
俺達は迷わず頷く。
「約束は守るさ、エルス1つ提案があるのだが」
【プロメテウス】を見た時からその活用法を思いついていたのでエルスと話し合う事にした。
「何でございましょう?」
首を傾げるエルスに俺は商談を持ち掛ける。
「販売を開始したら10台ほどメイシェル王国に売ってはくれないだろうか?」
プロメテウスを使い犯罪者本人をの撮ったり国の為にいくらでも使えると思うのだ、なので思い切って10台購入したいと思っている。
俺がそう言うとエルスが驚いた顔をした後に口を開いた。
「レン様から陛下へと贈られるはずですよね?しかも10台とは?」
その言葉に俺は真剣な顔のまま口を開いた。
「レンが制作してくれるのはプライベートで使う、10台の方は国で使おうと思ってな」
俺の考えを理解したのかアクス達も口を開いた。
「ウォルムでも10台欲しい」
「ハウダック王国も10台お願いできるかしら?」
「ゴスペラータも」
「レスティオールも頼めるか?」
「エルセア王国もだ」
「レインプトス王国も頼みたい!!」
全員が俺と同じ考えに至ったようだな。
「承りました、それと皆様にお勧めしたいものがございます・・・・・これです」
エルスは【アイテムボックス】から本を一冊取り出した。
「新刊でございます」
「「「「「「「買った!!」」」」」」」
全員の言葉が一つとなった。
「エルス、今日の『食事会』に参加する為に各王族からレンとモンド殿への『手土産』を持って来た、『食事会』が終ったら受け取りに行ってくれ、護衛に預けてあるからな」
いくらプライベートの『食事会』でも手ぶらで来るのはいただけないのでしっかりと用意をし持って来ている。
因みにメイシェル王国はレンとモンド殿にミスリル聖貨とメイシェル王国でも珍しいい食材を持って来た。
他の所も思い思いの物を用意しているはずだ。
「御心使いありがとうございます、有難くいただきますわ」
一礼しながらエルスがそう言った後俺は口を開く。
「それでエルス、レンから他に【渡り人】に関しては聞いているか?」
さっきのやり取りを聞く限り未だに【神】とは懇意にしているみたいなので他に何か情報を聞いていないかを確認したい、アラビータ事件の事もあり【渡り人】に関しては他人事ではなくなる可能性も秘めているからな。
「【渡り人】に関しては先程レン様が語られたこと以外は存じません、それの速報となりますがレン様達【輝夜】は【ウルステア】の王都についたとの事です」
エルスの言葉を聞きアクスが驚いたように立ち上がり口を開く。
「もう着いたのか?はやすぎる!!」
なるほどかなりの距離があるって言う事なんだな。
「レン様達にはドラゴンズの皆さんが居ます、『空の旅なら直線的な旅となりかつ障害物のありませんからかなり早く着いた』との事です」
全くでたらめな奴だなアイツは!そう思いながらも俺は口を開く。
「それで?もう【ウルステア】の王族とは知り合ったのか?」
此処にいる全員が『レンが他国へ行くと王族と知り合う』と思っているので真剣な顔でそう聞く。
するとエルスが苦笑しながら口を開く。
「王都についた初日にアズエルに戻って来たのでまだ王族の方とは知り合いになってはおりません、ですが今後・・・・【ウルステア】の王都に戻った後に知り合う可能性は高いと私も思っております」
まあレンとの付き合いが長い奴は誰もがそう思うと思うぞ?そう思っていたらエルスが立ち上がり口を開く。
「【プロメテウス】に関してですが皆様にお渡しする物はレン様が御作りになるという事なのですが。一般の販売する【プロメテウス】は早ければ半年後に各国で営業している【カグヤ商会】で販売しようと考えています、ですので先程レン様とお約束した通り複製はしないようにお願い致します」
俺達は迷わず頷く。
「約束は守るさ、エルス1つ提案があるのだが」
【プロメテウス】を見た時からその活用法を思いついていたのでエルスと話し合う事にした。
「何でございましょう?」
首を傾げるエルスに俺は商談を持ち掛ける。
「販売を開始したら10台ほどメイシェル王国に売ってはくれないだろうか?」
プロメテウスを使い犯罪者本人をの撮ったり国の為にいくらでも使えると思うのだ、なので思い切って10台購入したいと思っている。
俺がそう言うとエルスが驚いた顔をした後に口を開いた。
「レン様から陛下へと贈られるはずですよね?しかも10台とは?」
その言葉に俺は真剣な顔のまま口を開いた。
「レンが制作してくれるのはプライベートで使う、10台の方は国で使おうと思ってな」
俺の考えを理解したのかアクス達も口を開いた。
「ウォルムでも10台欲しい」
「ハウダック王国も10台お願いできるかしら?」
「ゴスペラータも」
「レスティオールも頼めるか?」
「エルセア王国もだ」
「レインプトス王国も頼みたい!!」
全員が俺と同じ考えに至ったようだな。
「承りました、それと皆様にお勧めしたいものがございます・・・・・これです」
エルスは【アイテムボックス】から本を一冊取り出した。
「新刊でございます」
「「「「「「「買った!!」」」」」」」
全員の言葉が一つとなった。
120
お気に入りに追加
1,279
あなたにおすすめの小説

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います
登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」
「え? いいんですか?」
聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。
聖女となった者が皇太子の妻となる。
そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。
皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。
私の一番嫌いなタイプだった。
ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。
そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。
やった!
これで最悪な責務から解放された!
隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。
そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。

婚約破棄された上に国外追放された聖女はチート級冒険者として生きていきます~私を追放した王国が大変なことになっている?へぇ、そうですか~
夏芽空
ファンタジー
無茶な仕事量を押し付けられる日々に、聖女マリアはすっかり嫌気が指していた。
「聖女なんてやってられないわよ!」
勢いで聖女の杖を叩きつけるが、跳ね返ってきた杖の先端がマリアの顎にクリーンヒット。
そのまま意識を失う。
意識を失ったマリアは、暗闇の中で前世の記憶を思い出した。
そのことがきっかけで、マリアは強い相手との戦いを望むようになる。
そしてさらには、チート級の力を手に入れる。
目を覚ましたマリアは、婚約者である第一王子から婚約破棄&国外追放を命じられた。
その言葉に、マリアは大歓喜。
(国外追放されれば、聖女という辛いだけの役目から解放されるわ!)
そんな訳で、大はしゃぎで国を出ていくのだった。
外の世界で冒険者という存在を知ったマリアは、『強い相手と戦いたい』という前世の自分の願いを叶えるべく自らも冒険者となり、チート級の力を使って、順調にのし上がっていく。
一方、マリアを追放した王国は、その軽率な行いのせいで異常事態が発生していた……。

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる