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納得するだろう!!
しおりを挟む「お待たせしました」
部屋に案内されて待つ事10分美人さんが資料を抱えて戻って来た。
「大丈夫だよ」
あたしがそう言うと美人さんは微笑んだ後にテーブルの上に資料を乗せて口を開く。
「それではどの様なご要望がありますか?それによってご紹介できる物件が代わりますので」
美人さんの言葉にセイが立ち上がり口を開いた。
「まずは一軒家である事、次に家の大きさは大きければ大きいほどいいという事、そして治安のいい所である事ですね」
セイの言葉を聞き美人さんは資料の中で幾つかを引っ張り出してテーブルの上に並べる。
「そのご要望にご納得してもらえる物件は4軒ございます、ですがかなり高額となりますがよろしいですか?」
美人さんがそう言うとセイは頷き口を開いた。
「金額は気にしなくても大丈夫です、高額であっても一括でお払いいたします」
美人さんは頷き口を開いた。
「でしたら今から内見に行きますか?実際に見ていただいた方が決めやすいかと思いますが」
その言葉にセイは頷く。
「お願いできますか?レン様もう少しお時間が掛かりますがよろしいでしょうか?」
「うん、セイに任せるよ」
「畏まりました」
そう言うと美人さんに視線を戻して口を開いた。
「今からお願いします」
セイがそう言うと美人さんが一礼して口を開いた。
「畏まりました、ギルド前に馬車を用意しますので申し訳ありませんが移動していただけますか?」
その言葉にセイは頷きその後にあたしに視線を向ける。
「それではレン様、移動しましょう」
「あいよ」
あたし達は部屋を出て外へ向かうべく歩いていると見知った顔がいたのであたしはそのパーティーに向かい歩いて行き声を掛ける。
「リオールさんさっきはどうもね」
「あら?レンじゃない?用事は終わったの?それと私の事は『リオール』でいいわ」
そう言って来たのであたしは頷き口を開いた。
「まだ用事は終ってないんだよ、これから少し移動するから外に行くんだ」
そう言うとリオールは頷き口を開いた。
「それは残念、今から食事に行こうと思っていたから誘おうと思ったのに」
あたしは苦笑しながら口を開く。
「ごめんね、食事はまた今度って事で」
今は拠点探しが最優先だ!だって早くしないと『食事会』に間に合わなくなるからね!!
「わかったわ、それじゃあね」
リオール達パーティーはそのまま外へと歩いて行った。
「あたし達も外で待とうか」
馬車を回してくれると言ってたから外で待ってないといけないしね!!
あたし達はそのまま外に出てギルドに入ってくる人達に迷惑にならないように端の方でアニマルズ達と戯れて待った。
そして10分もしないうちにかなり豪華な馬車が一台やって来て止まり、中から美人さんが出て来てあたし達の方に歩いて来た。
「お待たせしました、それでは参りましょう」
そう言って美人さんが馬車を見ながらそう言って来たけどあたしは苦笑しながら口を開く。
「馬車にはセイ、シン、カナデが乗りな、他はアニマルズ達に乗せてもらうから」
馬車が4人乗りだからあたしはスレイプに乗せてもらうつもりだし、流石に誰も馬車に乗らないってのもおかしいしね。
「でしたらレン様が馬車に乗ってください、私がアニマルズの皆さんと後からついて行きますから」
あたしの提案にセイがそう言って来たのであたしは首を左右に振る。
「セイは馬車に乗った方がいい、馬車の中で美人さんに詳しい話を聞かなきゃいけないべ?だからこれは決定事項だよ」
こう言っておけばセイは納得するだろう!!
「わかりました」
よろしい!!
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