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めっちゃ怒ってらっしやる!!
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皆の食事を終えすこし休んだ後助けた人たちと話し合う事にした。
「「「この度は助けていただきありがとうございました」」」
女性3人がそう言って頭を下げて来た。
子供達もそれを見て慌てて頭を下げている・・・・・・可愛いんだけど!!
「うん助けられて良かったよ、それで聞きたい事がいくつかあるんだけどいいかな?」
私がそう問いかけると女性3人見つめ合い頷きあたしに視線を戻す。
「まずは・・・・・・腹いっぱいになった?遠慮しなくていいんだよ?足りないならまだまだあるからね?」
捕らわれていた時は食事なんてあまりしてなかったと思うし腹いっぱいになるまで食べて欲しいからね。
特に子供達!!成長期なんだからたくさん食べないと!!
「「「ぷふっ!」」」
何故か女性達が笑いだした。
「「「お腹いっぱいになったよ!ありがとうお姉ちゃん!!」」」
子供達が笑顔でそう言って来たのでほっこりしながら口を開く。
「ならよかった、次にここに連れて来られた経緯を聞いても大丈夫かな?」
彼女達の心の傷口を抉る事になるかもしれないけど聞いておかないといけない事だ。
その言葉を聞き女性達は真剣な顔であたしを見つめそれから口を開いた。
「私の名はリオリス・グスタと言う助けてくれてありがとう、私から説明させてもらうわ」
その言葉を聞きあたしはリオリスさんに視線を向ける。
「私達は旅芸人の一座に所属していたの、そして今度【ウルステア】で公演する為に最近この国を訪れて
王都に向けて進んでいたの、そこを盗賊共に襲われた」
それは本当に最悪だね。
「芸ってどんな事やってるの?」
「うちのレコーズ一座は演劇を主として各地を回って面白い話を集めながら旅をしてるわ、うちの一座は結構有名なのよ」
そう言った後にリオリスさんは悲しそうな顔になる。
「他にも何人か生き残ったのだけど盗賊共に何処かに連れていかれて離れ離れになったわ」
「ミズキ、シンの所に行ってあたしがはっ倒したボスを連れてきて」
何処に連れて行かれたかはトップに聞いた方が早いからね。
「畏まりました」
ミズキが歩いて行くのを見ていたリオリスさんは話を続ける。
「そして今晩・・・私達は・・・・・でもそうなる前に貴女が助けてくれた」
どうやら盗賊共はこの人達に手を付けてなかったっぽいね、それだけが幸いかな?
「レン様お待たせしました」
ミズキとシンが来た、しかもシンは誰かの足を引きずってきて・・・・あ!あたしが『連れて来て』って言った男か!
引き摺られてきた男は気絶しているみたいなのでシンに視線を送るとシンが困ったように口を開いた。
「『行きたくない』と駄々をこねましたので少し眠ってもらいました」
なるほど納得!!と思いながら手を気絶している男に向ける。
「【ウォーターボール】」
サッカーボールサイズの水の塊が男の顔に直撃し水が弾ける。
「ぶはっ!!」なんだ?」
しっかりと目を覚ました男が寝ころんだまま辺りを見渡しあたしを見た瞬間立ちあがった。
「小娘が!!さっきは油断したがこんどは・・・へぶっ!!!」
横からシンに思いっきり殴られて吹き飛んでいった。
「言葉の使い方に気をつけなさい、貴方はこのお方の慈悲によって生かされてるのですから」
何とか立ち上がろうとしてる男に冷ややかにそう言い放つ。
・・・・・・・・・・シンさんが怒ってらっしゃる!!めっちゃ怒ってらっしやる!!
「シン一応そいつを抑え込んでおいて」
「畏まりました」
もしあたし達が油断してリオリスさん達を人質に取られたらアウトだからね。
「ぐっ!!放しやがれ!!」
シンにしっかりと抑え込まれて地面に押し付けられた状態を見た後あたしは男に向かい口を開いた。
「アンタに聞きたい事がる、リオリスさんの仲間の人達を何処にやった?」
さて尋問の始まりだ。
「「「この度は助けていただきありがとうございました」」」
女性3人がそう言って頭を下げて来た。
子供達もそれを見て慌てて頭を下げている・・・・・・可愛いんだけど!!
「うん助けられて良かったよ、それで聞きたい事がいくつかあるんだけどいいかな?」
私がそう問いかけると女性3人見つめ合い頷きあたしに視線を戻す。
「まずは・・・・・・腹いっぱいになった?遠慮しなくていいんだよ?足りないならまだまだあるからね?」
捕らわれていた時は食事なんてあまりしてなかったと思うし腹いっぱいになるまで食べて欲しいからね。
特に子供達!!成長期なんだからたくさん食べないと!!
「「「ぷふっ!」」」
何故か女性達が笑いだした。
「「「お腹いっぱいになったよ!ありがとうお姉ちゃん!!」」」
子供達が笑顔でそう言って来たのでほっこりしながら口を開く。
「ならよかった、次にここに連れて来られた経緯を聞いても大丈夫かな?」
彼女達の心の傷口を抉る事になるかもしれないけど聞いておかないといけない事だ。
その言葉を聞き女性達は真剣な顔であたしを見つめそれから口を開いた。
「私の名はリオリス・グスタと言う助けてくれてありがとう、私から説明させてもらうわ」
その言葉を聞きあたしはリオリスさんに視線を向ける。
「私達は旅芸人の一座に所属していたの、そして今度【ウルステア】で公演する為に最近この国を訪れて
王都に向けて進んでいたの、そこを盗賊共に襲われた」
それは本当に最悪だね。
「芸ってどんな事やってるの?」
「うちのレコーズ一座は演劇を主として各地を回って面白い話を集めながら旅をしてるわ、うちの一座は結構有名なのよ」
そう言った後にリオリスさんは悲しそうな顔になる。
「他にも何人か生き残ったのだけど盗賊共に何処かに連れていかれて離れ離れになったわ」
「ミズキ、シンの所に行ってあたしがはっ倒したボスを連れてきて」
何処に連れて行かれたかはトップに聞いた方が早いからね。
「畏まりました」
ミズキが歩いて行くのを見ていたリオリスさんは話を続ける。
「そして今晩・・・私達は・・・・・でもそうなる前に貴女が助けてくれた」
どうやら盗賊共はこの人達に手を付けてなかったっぽいね、それだけが幸いかな?
「レン様お待たせしました」
ミズキとシンが来た、しかもシンは誰かの足を引きずってきて・・・・あ!あたしが『連れて来て』って言った男か!
引き摺られてきた男は気絶しているみたいなのでシンに視線を送るとシンが困ったように口を開いた。
「『行きたくない』と駄々をこねましたので少し眠ってもらいました」
なるほど納得!!と思いながら手を気絶している男に向ける。
「【ウォーターボール】」
サッカーボールサイズの水の塊が男の顔に直撃し水が弾ける。
「ぶはっ!!」なんだ?」
しっかりと目を覚ました男が寝ころんだまま辺りを見渡しあたしを見た瞬間立ちあがった。
「小娘が!!さっきは油断したがこんどは・・・へぶっ!!!」
横からシンに思いっきり殴られて吹き飛んでいった。
「言葉の使い方に気をつけなさい、貴方はこのお方の慈悲によって生かされてるのですから」
何とか立ち上がろうとしてる男に冷ややかにそう言い放つ。
・・・・・・・・・・シンさんが怒ってらっしゃる!!めっちゃ怒ってらっしやる!!
「シン一応そいつを抑え込んでおいて」
「畏まりました」
もしあたし達が油断してリオリスさん達を人質に取られたらアウトだからね。
「ぐっ!!放しやがれ!!」
シンにしっかりと抑え込まれて地面に押し付けられた状態を見た後あたしは男に向かい口を開いた。
「アンタに聞きたい事がる、リオリスさんの仲間の人達を何処にやった?」
さて尋問の始まりだ。
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