レディース異世界満喫禄

日の丸

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お風呂に入る前に一仕事だ!!

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あたしはテントの中で【アイテムボックス】から日光をとりだして握りしめる。

因みにドラゴンズ達はご飯を食べた後に少し離れた場所へ飛んで行ってもらい待機してもらい、アニマルズ達は其々のテントに別れて入ってもらっている。

そして20分くらい経った時に他のテントで待機しているテントからカナデの声があたしの耳に届いた。



『レン様、い客様がいらしました』



カナデの言葉を聞きあたしは日光を握りしめてテントを飛び出した。



「ほへ?」



賊たちは20人位いたんだけどテントを出た時には10人位の賊は正座をしながら両手を挙げている状態だった。



「へ?何があった?」



あたしがこの光景を見て思わず近くにいたミズキにそう聞くとミズキが口を開く。



「私がテントを出てすぐに近くにいた賊の首を【ウォーターカッター】で刎ねたらその後ろいた賊まで切り刻んだ後にその後ろの木を数本切り倒してしまったのです、それを見た賊たちが降参しました」



・・・・・・・・・・それはビビるよね!!いきなり仲間を瞬殺されて、しかも相手はまだまだ本気を出してないと思えば降参したくもなるよ!!



「まあ戦わなくって良くなったからまあいいや、降参した男共あたしの質問に答えてもらおうか」



あたしは正座をして両手を挙げている男共にそう声を掛ける。



「もし下手な噓をついたり話なかったり暴れたりしたら容赦なくはっ倒すからね」



あたしがそう言うと賊共は顔を真っ青にしながら何度も頷く。



「アンタ等の拠点はこの近くにあるべ?」



何故あたしがこんな事を言ったかと言うと此処についてから囲まれるまでの時間が早すぎる事、近くに拠点があるか、拠点に帰る時にあたし達を見つけたかのどちらかだと思ったのだ。

あたしの問いに黙っている男共を見て溜息をついた。



「さっきの話を聞いてなかった?はっ倒すよ?」



あたしがそう言うと賊の中の一人が慌てて口を開く。



「お前等このまま俺達を見逃せば許してやるぞ!!アジトにはまだ仲間が100人はいるんだ!!このまま何もしなければ許してやる!!」



へえ?あと100人も盗賊がいるんだ?



「皆風呂に入る前に・・・・・・王都に行く前に盗賊狩りをしていこう」



あぶねぇ!!間違って『風呂に入る前に』って言いそうになったよ!お風呂に入る前に盗賊狩りをしておかないといけないと思うんだ、だって汗かくじゃん?その後にお風呂はに入れば汗も流せるしね!!



「へ?お前頭大丈夫か?俺達の仲間100人の相手をするんだぞ?」



盗賊の一人がそう言った後に後ろへ吹き飛んでいった・・・・うわぁ・・・・4メートルくらい飛んで動かないんだけど大丈夫?



「貴様等はまだ状況を理解していないみたいですね、あなた達は私達に『生かされてる』のですよ?このお方への言葉使いには細心の注意を払いなさい」



セイが淡々と盗賊共に言い聞かせると盗賊共は更に顔を真っ青にして何度も頷く。



「で?その拠点の場所を知りたい・・・・あ!案内しな」



聞かなくても案内してもらえばいいじゃん?今日寝泊まりする場所にずっとここに盗賊共を放置するのも嫌だし。



「へ?本気で行く気なのか?頭・・・・・・へぶっ!!」



また一人吹き飛ばされて残った男共は慌てて立ち上がり必死に両手を挙げて口々に『案内するから許してくれ』とか『頼むから殺さないでくれ』とか言い始めた。



「ったくこんな目に合うのは盗賊なんてやってるアンタ等の自業自得だべ?」



そう言うとバツが悪そうに視線を逸らす。



「さあ案内しな」



お風呂に入る前に一仕事だ!!

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