1,119 / 1,656
そんな目であたしを見ないで!!
しおりを挟む
「お?フェルミナじゃん!おひさ!!」
最後にフェルミナと会ったのはアラビータ事件の時だから半年以上会ってなかったのでテンションがあがる。
「こっちに来てたのね?それじゃあもうあの『喧嘩』は終わったの?」
あたしのそう聞いてきたのであたしは頷く。
「もう『あの喧嘩』は半年前に終わったよ、今回こっちに来たのは別の用事があって来たんだ、あ!用事が終ったらリュージュの所に行くからそこで少し話そう」
「わかったわ」
そう言った後フェルミナと別れて歩いて行き何事も無く城へと着き門を守ってる騎士さんに声を掛ける。
「こんにちわ、悪いんだけどアクスにとりついでもらいたいんだけど?いいかな?」
あたしがそう声を掛けると騎士さんは直立不動になった後最敬礼をしてから口を開く。
「これはレン殿!!陛下にお会いに来たのですね?少しお待ちください」
そう言った後慌てて城に向かって走って行く騎士さんを見送り、そのまま待っているとさっきの騎士さんが走って戻って来た。
「ハァハァ。。。。陛下が・・・・ハァハァハァハァ・・・・お会いになられるそうです・・・・・ハァハァ・・・・・中で・・・・・ハァハァ・・・・・案内する者が待っておりますので・・・ハァハァハァ・・・・ついて行ってください」
ごめんなさい!余計さ仕事をさせて!!
「ありがとう、本当に助かったよ、これでも食って少し休んで」
お詫びに【アイテムボックス】から作り置きのさらに盛り付けてあるサンドウィッチを取り出して、そのまま渡した後にお城に入ると、一人の女官さんが待っていた。
「いらっしゃいませレン様、陛下のいらっしゃる部屋までご案内いたします」
女官さんが頭を下げながらそう言った後に歩き出したのであたし達は女官さんについて行く。
そして女官さんがある部屋の前で足を止めて扉をノックすると中から聞き覚えのある声・・・・アクスの声で『入れ』と返って来たので女官さんが扉を開けてあたしに視線を向けて一礼し口を開く。
「どうぞお入りください」
「案内ありがとうね」
あたしは女官さんにお礼を言った後に部屋に入った。
部屋に入るとアクスが書類仕事をしていたみたいで書類片手に話しかけて来た。
「お前が此処に来るなんて珍しいな?何かあったのか?」
「あたしの用があったのと、アンタに伝えなきゃいけな事が一個あるから来た」
あたしがそう言うとアクスは書類を机に置き真剣な顔であたしを見る。
「まず食事会は約2週間後に決まったよ、詳しい事は後から知らせが来ると思うからその時に」
『食事会』の話を聞き嬉しそうな顔になり口を開く。
「おお!やっとドラゴン料理を食べれるのか!!ものすごく楽しみだな!!」
「あたし達も楽しみにしてるよ、それとあたしの用事なんだけど【ウルステア】に行きたいから【ウルステア】方面の国境を通りたいんだ」
そう言うとアクスが物凄く驚いた顔になり立ち上がる。
「お前【ウルステア】に行く気か?」
何でそんなに驚いてんのさ?
「そうだけど?何か問題でもあるの?」
アクスが首を左右に振ってから口を開く。
「問題はない、ただお前が知の国【ウルステア】に行くと行ったから驚いただけだ」
・・・・・・・・・・・・ん?何その『血の国』って?かなりぶっそうだね?
「ねえアクス?何なのその『血の国』って?そんなに物騒な国なの【ウルステア】って?」
あたしがそう聞くとアクスは呆れたような顔になりため息をつく。
「お前何も知らずに行く気だったんだな・・・・・『血』ではなく知識の『知』だ、お前が行く【ウルステア】は大陸の叡智が集まってると言っても過言ではないほどに知の探究に熱心で研究都市とまで言われる王都や魔法大学とかも国で運営しそこで得た技術を取り込むといった事もする位なのだ」
やめて!!そんな目であたしを見ないで!!
最後にフェルミナと会ったのはアラビータ事件の時だから半年以上会ってなかったのでテンションがあがる。
「こっちに来てたのね?それじゃあもうあの『喧嘩』は終わったの?」
あたしのそう聞いてきたのであたしは頷く。
「もう『あの喧嘩』は半年前に終わったよ、今回こっちに来たのは別の用事があって来たんだ、あ!用事が終ったらリュージュの所に行くからそこで少し話そう」
「わかったわ」
そう言った後フェルミナと別れて歩いて行き何事も無く城へと着き門を守ってる騎士さんに声を掛ける。
「こんにちわ、悪いんだけどアクスにとりついでもらいたいんだけど?いいかな?」
あたしがそう声を掛けると騎士さんは直立不動になった後最敬礼をしてから口を開く。
「これはレン殿!!陛下にお会いに来たのですね?少しお待ちください」
そう言った後慌てて城に向かって走って行く騎士さんを見送り、そのまま待っているとさっきの騎士さんが走って戻って来た。
「ハァハァ。。。。陛下が・・・・ハァハァハァハァ・・・・お会いになられるそうです・・・・・ハァハァ・・・・・中で・・・・・ハァハァ・・・・・案内する者が待っておりますので・・・ハァハァハァ・・・・ついて行ってください」
ごめんなさい!余計さ仕事をさせて!!
「ありがとう、本当に助かったよ、これでも食って少し休んで」
お詫びに【アイテムボックス】から作り置きのさらに盛り付けてあるサンドウィッチを取り出して、そのまま渡した後にお城に入ると、一人の女官さんが待っていた。
「いらっしゃいませレン様、陛下のいらっしゃる部屋までご案内いたします」
女官さんが頭を下げながらそう言った後に歩き出したのであたし達は女官さんについて行く。
そして女官さんがある部屋の前で足を止めて扉をノックすると中から聞き覚えのある声・・・・アクスの声で『入れ』と返って来たので女官さんが扉を開けてあたしに視線を向けて一礼し口を開く。
「どうぞお入りください」
「案内ありがとうね」
あたしは女官さんにお礼を言った後に部屋に入った。
部屋に入るとアクスが書類仕事をしていたみたいで書類片手に話しかけて来た。
「お前が此処に来るなんて珍しいな?何かあったのか?」
「あたしの用があったのと、アンタに伝えなきゃいけな事が一個あるから来た」
あたしがそう言うとアクスは書類を机に置き真剣な顔であたしを見る。
「まず食事会は約2週間後に決まったよ、詳しい事は後から知らせが来ると思うからその時に」
『食事会』の話を聞き嬉しそうな顔になり口を開く。
「おお!やっとドラゴン料理を食べれるのか!!ものすごく楽しみだな!!」
「あたし達も楽しみにしてるよ、それとあたしの用事なんだけど【ウルステア】に行きたいから【ウルステア】方面の国境を通りたいんだ」
そう言うとアクスが物凄く驚いた顔になり立ち上がる。
「お前【ウルステア】に行く気か?」
何でそんなに驚いてんのさ?
「そうだけど?何か問題でもあるの?」
アクスが首を左右に振ってから口を開く。
「問題はない、ただお前が知の国【ウルステア】に行くと行ったから驚いただけだ」
・・・・・・・・・・・・ん?何その『血の国』って?かなりぶっそうだね?
「ねえアクス?何なのその『血の国』って?そんなに物騒な国なの【ウルステア】って?」
あたしがそう聞くとアクスは呆れたような顔になりため息をつく。
「お前何も知らずに行く気だったんだな・・・・・『血』ではなく知識の『知』だ、お前が行く【ウルステア】は大陸の叡智が集まってると言っても過言ではないほどに知の探究に熱心で研究都市とまで言われる王都や魔法大学とかも国で運営しそこで得た技術を取り込むといった事もする位なのだ」
やめて!!そんな目であたしを見ないで!!
129
お気に入りに追加
1,279
あなたにおすすめの小説

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!

婚約破棄された上に国外追放された聖女はチート級冒険者として生きていきます~私を追放した王国が大変なことになっている?へぇ、そうですか~
夏芽空
ファンタジー
無茶な仕事量を押し付けられる日々に、聖女マリアはすっかり嫌気が指していた。
「聖女なんてやってられないわよ!」
勢いで聖女の杖を叩きつけるが、跳ね返ってきた杖の先端がマリアの顎にクリーンヒット。
そのまま意識を失う。
意識を失ったマリアは、暗闇の中で前世の記憶を思い出した。
そのことがきっかけで、マリアは強い相手との戦いを望むようになる。
そしてさらには、チート級の力を手に入れる。
目を覚ましたマリアは、婚約者である第一王子から婚約破棄&国外追放を命じられた。
その言葉に、マリアは大歓喜。
(国外追放されれば、聖女という辛いだけの役目から解放されるわ!)
そんな訳で、大はしゃぎで国を出ていくのだった。
外の世界で冒険者という存在を知ったマリアは、『強い相手と戦いたい』という前世の自分の願いを叶えるべく自らも冒険者となり、チート級の力を使って、順調にのし上がっていく。
一方、マリアを追放した王国は、その軽率な行いのせいで異常事態が発生していた……。

迷い人と当たり人〜伝説の国の魔道具で気ままに快適冒険者ライフを目指します〜
青空ばらみ
ファンタジー
一歳で両親を亡くし母方の伯父マークがいる辺境伯領に連れて来られたパール。 伯父と一緒に暮らすお許しを辺境伯様に乞うため訪れていた辺境伯邸で、たまたま出くわした侯爵令嬢の無知な善意により 六歳で見習い冒険者になることが決定してしまった! 運良く? 『前世の記憶』を思い出し『スマッホ』のチェリーちゃんにも協力してもらいながら 立派な冒険者になるために 前世使えなかった魔法も喜んで覚え、なんだか百年に一人現れるかどうかの伝説の国に迷いこんだ『迷い人』にもなってしまって、その恩恵を受けようとする『当たり人』と呼ばれる人たちに貢がれたり…… ぜんぜん理想の田舎でまったりスローライフは送れないけど、しょうがないから伝説の国の魔道具を駆使して 気ままに快適冒険者を目指しながら 周りのみんなを無自覚でハッピーライフに巻き込んで? 楽しく生きていこうかな! ゆる〜いスローペースのご都合ファンタジーです。
小説家になろう様でも投稿をしております。

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします

子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…

出来損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出来損ないを望む
家具屋ふふみに
ファンタジー
この世界には魔法が存在する。
そして生まれ持つ適性がある属性しか使えない。
その属性は主に6つ。
火・水・風・土・雷・そして……無。
クーリアは伯爵令嬢として生まれた。
貴族は生まれながらに魔力、そして属性の適性が多いとされている。
そんな中で、クーリアは無属性の適性しかなかった。
無属性しか扱えない者は『白』と呼ばれる。
その呼び名は貴族にとって屈辱でしかない。
だからクーリアは出来損ないと呼ばれた。
そして彼女はその通りの出来損ない……ではなかった。
これは彼女の本気を引き出したい彼女の周りの人達と、絶対に本気を出したくない彼女との攻防を描いた、そんな物語。
そしてクーリアは、自身に隠された秘密を知る……そんなお話。
設定揺らぎまくりで安定しないかもしれませんが、そういうものだと納得してくださいm(_ _)m
※←このマークがある話は大体一人称。

義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる