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姉失格になる!!
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「レンさん!やっぱり寂しくなって会いに来てくれたんですね!!」
翌日シエラに言った通りギルドに行くとレズリーさんがあたしを見つけて駆け寄って来ながらそんな事を言って来たのであたしはすかさず首を左右に振り口を開く。
「違います、ドラゴンの報酬を受け取りに来ただけだべさ」
なんで会うたびに言い寄って来るんだろね?あたしにその気は無いって言ってるのに!
「わかりました!なら料金をお渡しした後に私の家で呑みましょう!!」
「うん!何もわかってないね!!」
めげずに頑張るのはいいと思うんだけど、別の所で頑張ってほしいべさ!
「レンお姉ちゃん来てくれたんだね!!」
レズリーさんと話をしていたらシエラが奥から出て来てあたしにそう言って来たので、あたしはレズリーさんから逃げる為にシエラの所に行く。
「シエラ、約束通り来たよ。お金もらえるかな?」
あたしがそう言うとシエラは真面目な顔になって頷き口を開く。
「こっちに来てください、料金をお支払いいたします」
「あいよ」
あたしはシエラの後について行きある部屋に入った。
「座って待っててください、今持ってまいります」
お仕事モードのシエラも可愛いね!と思いながら待っているとシエラがお盆の上に小さな袋を置いた状態の物をもって部屋に入って来た。
「お待ちどうさまです、これが料金となります」
シエラがそう言ってお盆をあたしに向かい差し出してきたので、あたしはお盆に乗ってる袋を受け取りそのまま【アイテムボックス】に入れる。
「お姉ちゃん中を確認しないの・・・・・しないんですか?」
「この部屋にはあたし達しかいないから普段通りに話しなよ」
この部屋にはあたしやシエラ、そしてシン達しか居なからいつも通りでいいと思うんだ。
「わかったよお姉ちゃん、それでさっきの話なんだけどキチンと中を確認しなきゃだめだよ!」
え?シエラを信用してるからかくにんしなかっただけなんだけど?ダメなの?
「信用してくれてるのはわかるけど確認しないとダメ!別の所でお金のやり取りをする時に癖になって確認しなくなる時が出てくるから!!」
おうふ!!シエラさんが本気で怒ってらっしゃる!!いや違う心配してくれてるんだ。
妹に心配させるなんて姉失格になる!!
「わかったよシエラ今後はしっかりと確認するようにするから」
あたしがそう言うシエラは真剣な顔で頷く。
「うん!お姉ちゃんが頑張って働いたのに損をするのは絶対に嫌から!」
本当にしっかりしてきたねシエラは、嬉しいやら嬉しいやら・・・・・ん?この場合『嬉しいやら悲しいやら』だっけ?まあしっかりとしてきた事は喜ばしい事だから『嬉しいやら嬉しいやら』でいいや!
「それじゃあ受け取る物受け取ったから帰るよ」
あたしがそう言って立ち上がるとシエラも立ち上がり扉に小走りで走って行って扉を開ける。
「ドラゴンの提供本当にありがとうございました、今後もよろしくお願いします」
お仕事モードになってあたしを見送るシエラにあたしは頷きそのまま外へ向かう。
これで一応予定してた事を終わらせる事は出来た、まだ昼前だからもう少しぶらつこうかな?と思いながら何をするかを考えていたら見知った顔を見つけた。
「ブロード!」
あたしに背を向け歩いている【銀の剣】の面々を見つけたので声を掛けた。
「ん?お!姐御じゃねーか!久しぶりだな!!」
ここ一ヶ月は王都の方に言っていたからね。
「おひさ!どこ行くの?」
あたしがそう聞くとブロードは少し考えた後にニヤリとした後に口を開く。
「丁度いい付き合え」
いきなりそんな事を言われて思わず首を傾げる。
「どこ行くのさ?」
「お前にも少し関係はある」
「へ?」
あたし何もやってないよ?つーか知らないにうちに何かやらかした?
翌日シエラに言った通りギルドに行くとレズリーさんがあたしを見つけて駆け寄って来ながらそんな事を言って来たのであたしはすかさず首を左右に振り口を開く。
「違います、ドラゴンの報酬を受け取りに来ただけだべさ」
なんで会うたびに言い寄って来るんだろね?あたしにその気は無いって言ってるのに!
「わかりました!なら料金をお渡しした後に私の家で呑みましょう!!」
「うん!何もわかってないね!!」
めげずに頑張るのはいいと思うんだけど、別の所で頑張ってほしいべさ!
「レンお姉ちゃん来てくれたんだね!!」
レズリーさんと話をしていたらシエラが奥から出て来てあたしにそう言って来たので、あたしはレズリーさんから逃げる為にシエラの所に行く。
「シエラ、約束通り来たよ。お金もらえるかな?」
あたしがそう言うとシエラは真面目な顔になって頷き口を開く。
「こっちに来てください、料金をお支払いいたします」
「あいよ」
あたしはシエラの後について行きある部屋に入った。
「座って待っててください、今持ってまいります」
お仕事モードのシエラも可愛いね!と思いながら待っているとシエラがお盆の上に小さな袋を置いた状態の物をもって部屋に入って来た。
「お待ちどうさまです、これが料金となります」
シエラがそう言ってお盆をあたしに向かい差し出してきたので、あたしはお盆に乗ってる袋を受け取りそのまま【アイテムボックス】に入れる。
「お姉ちゃん中を確認しないの・・・・・しないんですか?」
「この部屋にはあたし達しかいないから普段通りに話しなよ」
この部屋にはあたしやシエラ、そしてシン達しか居なからいつも通りでいいと思うんだ。
「わかったよお姉ちゃん、それでさっきの話なんだけどキチンと中を確認しなきゃだめだよ!」
え?シエラを信用してるからかくにんしなかっただけなんだけど?ダメなの?
「信用してくれてるのはわかるけど確認しないとダメ!別の所でお金のやり取りをする時に癖になって確認しなくなる時が出てくるから!!」
おうふ!!シエラさんが本気で怒ってらっしゃる!!いや違う心配してくれてるんだ。
妹に心配させるなんて姉失格になる!!
「わかったよシエラ今後はしっかりと確認するようにするから」
あたしがそう言うシエラは真剣な顔で頷く。
「うん!お姉ちゃんが頑張って働いたのに損をするのは絶対に嫌から!」
本当にしっかりしてきたねシエラは、嬉しいやら嬉しいやら・・・・・ん?この場合『嬉しいやら悲しいやら』だっけ?まあしっかりとしてきた事は喜ばしい事だから『嬉しいやら嬉しいやら』でいいや!
「それじゃあ受け取る物受け取ったから帰るよ」
あたしがそう言って立ち上がるとシエラも立ち上がり扉に小走りで走って行って扉を開ける。
「ドラゴンの提供本当にありがとうございました、今後もよろしくお願いします」
お仕事モードになってあたしを見送るシエラにあたしは頷きそのまま外へ向かう。
これで一応予定してた事を終わらせる事は出来た、まだ昼前だからもう少しぶらつこうかな?と思いながら何をするかを考えていたら見知った顔を見つけた。
「ブロード!」
あたしに背を向け歩いている【銀の剣】の面々を見つけたので声を掛けた。
「ん?お!姐御じゃねーか!久しぶりだな!!」
ここ一ヶ月は王都の方に言っていたからね。
「おひさ!どこ行くの?」
あたしがそう聞くとブロードは少し考えた後にニヤリとした後に口を開く。
「丁度いい付き合え」
いきなりそんな事を言われて思わず首を傾げる。
「どこ行くのさ?」
「お前にも少し関係はある」
「へ?」
あたし何もやってないよ?つーか知らないにうちに何かやらかした?
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