レディース異世界満喫禄

日の丸

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訳が分かんない!!

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「ガルド!ウルザ!!」



あたし達はアンヌシアさん達との話し合いを終えた後すぐに砦を出て外で休んでいるウルザ達と合流した。



「お帰りレン、話し合いはどうだった?」



寛ぎながらあたしに聞いてきたので話し合ったことを伝える事にする。



「あたし達はこのまま休むよ、そんでもって休憩が終ったら大体10人位のパーティー一組をそれぞれ組んでもらって周辺へ討伐に行ってもらう事になる、それと注意して欲しいんだけどもしかしてドラゴン相手にするかもしれないって事を覚えておいて、無理ならしっかりと逃げるようにね」



討伐を頑張って欲しいけど死ぬのは無しだ!!やっぱり生きていてこそ楽しめるのだからね!!



「どれくらい休憩していいのかしら?」



ウルザの質問に少し考えてから答える。



「さっきと同じくらいでいいんじゃないかな?あたし達頑張って戦ってたんだし」



しっかりと休憩はとるべきだと思う、疲れを癒す事で精神面と戦闘面に余裕が出来て怪我をする可能性を下げる事が出来るからね。



「わかったわ」



ウルザ達は頷いて離れた場所にいる討伐者に話をしに行った。



「さて皆、あたし達も休む準備をしようか」



あたし達もさすがに疲れたからね!!少し休まないと!!ここまでで頑張ったのって珍しいんじゃないかな?ゴスペラータ以来だよね?ん?ゴスペラータ事件から1年経ってないよね?あたしもしかしてめっちゃ頑張りすぎてないかな?・・・・・・・・・・・・・・・あれ?おかしい!!あたしはのんびりと過ごしたいだけなのに!!

まあこの事は今は考えないことにしよう!!でないとテンションダダ落ちになるからね!!



「レン様少しお休みください」



シンが考え込むあたしを心配そうに見てそう言って来た。



「そうさせてもらおうかな?」



体を拭いて少し落ちついてから少し横になった。





「レン様、そろそろ起きてください」



ミズキに体をゆすられて目が覚めた。

体を起こして伸びをした後にミズキに視線を向ける。



「起こしてくれてありがとうね、あたしが寝てる時に何かあった?」



まあ何も起こらなかったから寝ていられたんだろうけど、もしかしたらって事もあるからね!!



「何もありませんでした、魔物も数体砦に接近してきたのがいたのですがすぐに討伐されました」



どうやら【スタンピード】は収まったようだね、あとはこっっちに向かってこなかった魔物の討伐をして安全を確保すれば終わりになるね、頑張らねば!!



「それとソルティ様からの伝言です、『先に第二、第三騎士団の討伐チームが地図の青い丸の方面の討伐をやるので赤い丸方面を討伐者達に任せたい』とのことです」



そう言って一枚の地図を差し出してきたのでそれを見てみると確かに地図には青い丸と赤い丸が書いてある。



「わかったべ、他の連中・・・・討伐者達は?」



多分まだ動いてないと思うけど『もう出かけました』とか言われたら急いで出かけなきゃいけないし、出かけてないならさっきの話を伝えてどうするかを話さないといけない。



「皆様はまだお休みのようです、数組は起きてはいるようですが」



まあ激戦と言ってもいい戦いだったからね、皆疲れてんだろう。



「それじゃあ後1時間後に皆を起こして行動することにしよう、それまでのんびりしようか」



「「「「「畏まりました」」」」」



あたし達は1時間のんびりとしてからテントを出てカナデに視線を向ける。



「カナデ、悪いんだけど皆を起こしてくれるかな?」



カナデの『風』で寝てる奴の耳元で『起きて!!』とでも言えば起きてくれるだろう。



「畏まりました・・・・・『皆さん起きてください、起きないとレン様に怒られますよ』」



え?あたし怒らないよ?

と思って周りを見ていたら周囲のテントから慌てて出てくる討伐者達、そして出てきてすぐにあたしを恐る恐るという感じで見てくる。



「いやいや!怒らないから安心して!!」



何でそんなにあたしは恐れられてんの?訳が分かんない!!

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