レディース異世界満喫禄

日の丸

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張り切りすぎぃぃぃぃぃぃぃ!!

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ギルドを出て出口に向かっていると見覚えのある背中を見つけた。



「ラテムさん、今から街を出るの?」



あたし達より早くギルドを出たラテムさんを見つけて声を掛けた。



「サブマスとの話はもういいのか?」



「うん、あたし達はこのまま砦に行くつもりなんだ」



あたしの言葉にラテムさんがなんか考えた後に口を開く。



「なら俺と一緒に行くか?」



うーーーーーんそれでもいいけど今回は無理だともう。



「今回は遠慮しておくよ、あたし達はあたしの従魔に乗って移動してるんだ、あの子達はあたしたち以外は乗せないからね、ごめんね」



アニマルズとドラゴンズはあたしとシン達以外は絶対に乗せないのだ。

この前ウルザ達と飲んだ時に酔ったウルザ達がふざけて乗ろうとして振り落とされてた。

アニマルズとドラゴンズの事を普通に撫でていたから行けるだろうと思って乗ったらしいけど、振り落とされて、全員がかなり驚いたのを覚えている。



「そうか、では向こうで会おう」



「うん、またね・・・・・スレイプ!」



あたしがスレイプの名を呼ぶと宙を舞いスレイプの背中に収まる。



「それじゃあ皆いくよっ!!って張り切りすぎぃぃぃぃぃぃぃ!!」



あたしの言葉の途中から走り出し、全速力になるアニマルズにあたしは叫んでしまった。



「すげぇな」



ラテムさんの言葉か聞こえた気がするけどきっと気のせいだよね?





「あれだね」



アニマルズの全力疾走で30分とかからずに砦につく事が出来た。

砦の壁のo大きさは向こうで言う体育館クラス2軒分の大きさで砦の壁は太い丸太を大地に突き刺してに並べるようにして壁にしてる。



「あ!レン殿!!いらしたのですね!!どうぞお入りください!!」



砦についてどうしようかな?とかおもってたら門を守っていた騎士さんが最敬礼をした後にあたしにそう言って来た。

どうやら騎士さんがあたしを知ってしたようだった、あたしはこの騎士さんを知らないんだけどね!!

まあちょうどいいや!!



「ありがとう、ねえソルティさんに会いたいんだけど何処に居るか分かるかな?」



そう聞くと騎士さんが『少しお待ちください』と言ってどこかに走って行って5分も経たないうちに戻って来た。



「ご案内します、こちらへ」



どうやら騎士さんが案内してくれるらしい。

あたし達は 騎士さんについて行こうと思い歩き始めてふと後ろを見て驚いた。

砦の壁・・・・・それを内側から見ると丸太の防壁が4段層にしてかなり分厚くなってる、

これなら大量の魔物に向こうから押されても少しの間だったら耐えるかもしえれない。



砦内を騎士さんと歩いていると後ろから聞き覚えのある声が聞こえたので振り返るとガルト達【スカーレット】のメンバーが歩いているのが見えた。



「ごめん少し待って、ガルド!!」



あたし達に気がついていないようなのでガルドに声を掛けるとあたし達の所まで歩いてきた。



「姐御も来たのか」



「うん」



【スカーレット】も参加するんだね、まあ王都でも有名なパーティーみたいだし参加するのは当たり前かな。



「そう言えば姐御ってすごかったんだなぁ」



何故かガルドがあたしを見てしみじみとそう言って来た。



「へ?なんのことさ?」



あたし何も凄い事なんてしてないよ?



「すまんこっちの話だ、まあこの【スタンピード】にも姐御たちが参加してくれてるなら本当に心強いぜ」



「あたし達はそんなに強くないよ、けどアニマルズとドラゴンズが助けてくれてるから強く見えるのさ」



あたし一人で闘ったらそんなに強くないからね、けどアニマルズとドラゴンズがサポートしてくれるから今まで何とかなって来たんだよ。



「まあそう言う事にしておくよ」



あたしの言葉を信じて無いようにガルドが言って来た。



「今から人と会ってくるんだ、あとで飯でも食おう」



あたしの誘いに【スカーレット】のメンバー全員が頷く。



「騎士さん待たせてごめんね、行こうか」



「はっ!!ご案内させてもらいます!!」



うん案内してもらうだけだからそんなに張り切らなくていいんだよ。

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