レディース異世界満喫禄

日の丸

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ギルドに案内してもらってる途中だったよ!!

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「もういいだろうか?」



「へ?」



後から声を掛けられて振り向くと案内してくれている男性が何とも言えないような顔であたし達を見てる。



「あ」



そうだった!!ギルドに案内してもらってる途中だったよ!!

っていうか料理を作ってもらっていつ時もアリーヌが食べてる間も待っていてくれるこの人ってとっても良い人!!



「いい物を見れたが俺も用事があるからそろそろ行きたい」



「ごめんね、アリーヌ!!そろそろ行くよ!!」



店主と会話をしていたアリーヌに声を掛けてシン達にも視線を送る。



「行こうか」



もう一度男性に視線を向けてそう言うと男性は歩き出した。



「レン、スタンピードが起こった後もう一度この街に来るわよ!」



アリーヌが嬉しそうにそう言って来たのであたしは首を傾げる。



「ん?別にいいけど何でさ?」



「今後あの店の食事代はタダなのよ!!」



・・・・・・・・・・そう言えばチャレンジメニュー制覇者に『今後無料』ってなってた!



「それにあの店主はまだ伸びるわ!!モンドの所で修業やってもらいたいくらいだわ」



「いやいやあの人もう自分の店持ってるんだから修業しなくていいじゃん」



店を出せる実力があればそれでいいじゃん!!



「君達は本当に賑やかだね、一緒に居るだけで楽しくなれたよ・・・・・此処がギルドだ」



男性が足を止めて振り返りそう言って建物を指さした。

建物は王都に比べれば小さく二階建ての建物だった。





「本当に助かったよ・・・・あ!えっと・・・・・」



名前を聞いてなかったよ!!



「ああ俺の名前はラテム・ラッスだ、よろしくな」



男性・・・・・ラテムさんはそう言って来たのであたしは頷き口を開く。



「ラテムさんありがとうね、本当に助かった」



あたし達はそのまま中に入り受付嬢が待つ列へと並ぶ。



「あら?ラテムさん、帰って来たのですね、砦の方はどうでしたか?」



受付嬢があたしの前に並んでいるラテムさんにそう聞いて来て、それを聞いたラテムさんは口を開く。



「それをサブマスターに報告したいんだ、会えるか?」



「もちろんです、ご案内します」



受付嬢が立ち上がりラテムさんを案内しようとしたのであたしは口を開く。



「あ!あたしもアリアさんに会いたいんだけど会えるかな?」



「「え?」」



受付嬢とラテムさんが同時に振り返り声をそろえて来た・・・・・・おもしろ!!



「アリアさんに『レンが来た』って言ってくれれば多分会えると思うんだ」



あたしは笑いだしそうなのを我慢して受付嬢にそう言う。



「・・・・・・・・わかりました、まずラテムさんをご案内してその時に聞いてみます」



「うん、頼むよ」



あたしの言葉に頷き、受付嬢はラテムさんと奥へと歩いていき10分もかからずに慌てて受付嬢が戻って来た。



「お会いになるそうです!どうぞこちらへ」



「あいよ」



あたしは受付嬢の後について行き、一つの部屋の前で受付嬢が止まったのでYあたし達も止まる。



「此処です」



受付嬢がそう言った後ノックをして『どうぞ』という声が聞こえてあたしに視線を向ける。



「案内ありがとう」



そう言って中に入るとソファーにラテムさんとアリアさんが座って待っていた。



「アリアさんご苦労様ね」



あたしが挨拶をすると微笑んで視線をソファーに向けたのであたしはそのソファーに座りアリアさんに視線を向ける。



「よく来てくれたわレンさん」



「遅くなってごめんね」



あたしがそう言うとアリアさんが苦笑する。



「大丈夫ですよ、まだ【スタンピード】は起きてませんから」



まあそうなんだけどさ、何から何までやらさせてるみたいで少し・・・・・ほんの少しだけ悪いと思ったんだよね。



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