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真面目過ぎるよ!!
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「それじゃあそろそろ行こうか」
ティータイムもそろそろ終わらせて行かないと遅刻しちゃうからね。
「皆忘れ物は無いよね?それじゃあハウダック王国に行くよ」
あたしがそう言うと皆がそろって頷いたのであたしは【転移魔法】でハウダック王国へと転移した。
転移先はハウダック城の特別客室、此処はケインやアクスが【転移の腕輪】を使って移動する転移先でいきなり部屋を出ても誰も何も言わない、それどころか今日に関しては外で騎士が待っていてお出迎えまでしてくれる。
「いらっしゃいませレン様、レン様御一行様でございますね?ご用意してあるお部屋へ案内させて頂きます」
「頼むよ、もう誰か来てる?」
歩きながら先に歩く騎士さんに声を掛けてみる。
「先程【エルセア王国】より王女様が参られました」
そう言えば【エルセア王国】の王族って王様にしかあったこと無いよね?まあこれから会うから挨拶くらいはしないとね。
「ここがご用意させていただいた部屋となります。時間までごゆるりとお過ごしください」
騎士はそう言った後一礼して戻って行った。
・・・・・・・・・うむ!!暇だ!!
騎士が戻って行って暫くお茶をしてたんだけどもう飽きて来た!!子供達も退屈して・・・・・・ないね!!アニマルズとドラゴンズに纏わりついてお話をしている。
子供達を見ながらのんびりしてるとノック音が聞こえたのでミズキが扉に近いてなんからり取りをした後にミズキガ扉を開き一人の男性が入って来た。
そしてその男性はあたしに向かい歩いて来てあたしの前で跪く。
「お久しぶりですジャンヌ様」
その男性がラッチさんだった。
「久しぶりだねラッチさん、それとジャンヌダルクは死んだんだよ?あたしはレンだよ」
まさかラッチさんがここに来るとは思ってなかったので驚きはしたものの普通に話す事が出来た。
「失礼しましたレン様、お元気な姿を見られて心より嬉しく思います」
・・・・・・・・あそう言えばレンスを通して『あたしは元気だよ後は頑張って!!!』って感じで言っただけで本人達に会ってなかった。
「色々心配かけてごめんね、あの時はああするのが一番だと持ったんだ」
「理解しておりますのでご安心ください」
良かった怒ってはいないみたいだ。
「それでねラッチさん?もうあたしはラッチさんの上司じゃないから跪いたり敬語は要らないんだよ?」
あたしがそう言うとラッチさんは首を左右に振る。
「私は『貴女』に忠誠を誓いました、ですので仕えてなかろうが貴女様に対しての態度を改める事はございまぜぬ」
・・・・・・・・・・本当にこの人頑固というか真面目過ぎるよ!!
「でももうあたしは平民だよ?ラッチさんは伯爵様だから『伯爵が平民に頭を下げる』はまずいんじゃないかな?」
あたしの言葉にラッチさんは真顔で口を開く。
「言いたい者は言わせておけばいいのです、私は元々1騎士でしかありませんでしたがレン様のお陰で貴族となりました、ですので成り上がりのこの身何を言われようと気にしませぬ」
あたしはラッチさんの言葉を聞き思いっきりため息をついた・・・・・・絶対にラッチさんは考えを改める事は無いと!!
「それでラッチさんは誰かの付き添いでハウダック王国に来たの?」
今日この場に居るという事は誰かの護衛をしてここに来たんだろうと思った。
「今日の即位式に私が参加する為です」
「へ?」
何でラッチさんが参加するのさ?
「レン様もご存じでしょうがレンス陛下は本当の意味で独り身なのですよ、ですので国の上層部の誰かが参加する事となり私が選ばれました」
そう言えばレンスの家族はアラビータの内戦で全員亡くなっていたんだったね。
「だから軍部総長のラッチさんが参加するって事なんだ」
「はい」
納得したよ。
ティータイムもそろそろ終わらせて行かないと遅刻しちゃうからね。
「皆忘れ物は無いよね?それじゃあハウダック王国に行くよ」
あたしがそう言うと皆がそろって頷いたのであたしは【転移魔法】でハウダック王国へと転移した。
転移先はハウダック城の特別客室、此処はケインやアクスが【転移の腕輪】を使って移動する転移先でいきなり部屋を出ても誰も何も言わない、それどころか今日に関しては外で騎士が待っていてお出迎えまでしてくれる。
「いらっしゃいませレン様、レン様御一行様でございますね?ご用意してあるお部屋へ案内させて頂きます」
「頼むよ、もう誰か来てる?」
歩きながら先に歩く騎士さんに声を掛けてみる。
「先程【エルセア王国】より王女様が参られました」
そう言えば【エルセア王国】の王族って王様にしかあったこと無いよね?まあこれから会うから挨拶くらいはしないとね。
「ここがご用意させていただいた部屋となります。時間までごゆるりとお過ごしください」
騎士はそう言った後一礼して戻って行った。
・・・・・・・・・うむ!!暇だ!!
騎士が戻って行って暫くお茶をしてたんだけどもう飽きて来た!!子供達も退屈して・・・・・・ないね!!アニマルズとドラゴンズに纏わりついてお話をしている。
子供達を見ながらのんびりしてるとノック音が聞こえたのでミズキが扉に近いてなんからり取りをした後にミズキガ扉を開き一人の男性が入って来た。
そしてその男性はあたしに向かい歩いて来てあたしの前で跪く。
「お久しぶりですジャンヌ様」
その男性がラッチさんだった。
「久しぶりだねラッチさん、それとジャンヌダルクは死んだんだよ?あたしはレンだよ」
まさかラッチさんがここに来るとは思ってなかったので驚きはしたものの普通に話す事が出来た。
「失礼しましたレン様、お元気な姿を見られて心より嬉しく思います」
・・・・・・・・あそう言えばレンスを通して『あたしは元気だよ後は頑張って!!!』って感じで言っただけで本人達に会ってなかった。
「色々心配かけてごめんね、あの時はああするのが一番だと持ったんだ」
「理解しておりますのでご安心ください」
良かった怒ってはいないみたいだ。
「それでねラッチさん?もうあたしはラッチさんの上司じゃないから跪いたり敬語は要らないんだよ?」
あたしがそう言うとラッチさんは首を左右に振る。
「私は『貴女』に忠誠を誓いました、ですので仕えてなかろうが貴女様に対しての態度を改める事はございまぜぬ」
・・・・・・・・・・本当にこの人頑固というか真面目過ぎるよ!!
「でももうあたしは平民だよ?ラッチさんは伯爵様だから『伯爵が平民に頭を下げる』はまずいんじゃないかな?」
あたしの言葉にラッチさんは真顔で口を開く。
「言いたい者は言わせておけばいいのです、私は元々1騎士でしかありませんでしたがレン様のお陰で貴族となりました、ですので成り上がりのこの身何を言われようと気にしませぬ」
あたしはラッチさんの言葉を聞き思いっきりため息をついた・・・・・・絶対にラッチさんは考えを改める事は無いと!!
「それでラッチさんは誰かの付き添いでハウダック王国に来たの?」
今日この場に居るという事は誰かの護衛をしてここに来たんだろうと思った。
「今日の即位式に私が参加する為です」
「へ?」
何でラッチさんが参加するのさ?
「レン様もご存じでしょうがレンス陛下は本当の意味で独り身なのですよ、ですので国の上層部の誰かが参加する事となり私が選ばれました」
そう言えばレンスの家族はアラビータの内戦で全員亡くなっていたんだったね。
「だから軍部総長のラッチさんが参加するって事なんだ」
「はい」
納得したよ。
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