レディース異世界満喫禄

日の丸

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閑話 新体制 

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「陛下、これが今回仕入れる食料品のリストです」



私は執務室で書類仕事をしているケイン陛下に頼まれた物に関するリストを差しだす。



「助かる」



そう言って私が差し出したリストを受け取り目を通す。



「頼んだよりも多いが?」



私はその言葉に苦笑する。



「今回たのまれた物では少ないと思いますわ、スタンピード後にも暫くは戻れない民も出てくると思いますし」



スタンピード後に残った魔物の討伐、それと街や村を空けるという事は盗賊の恰好の獲物になる。

そのまま村や町に盗賊が居残りその村や町の住民に危害を加える事だってある。

そういうのを処理した後に戻って戻る事になると思う、なので最初に出された数では足りないと考えた。



「なるほど・・・・・ならこの数で頼む」



「畏まりました」



私は書類にサインをもらい部屋を出ようと一礼する。



「もう行くのかエルス?」



「はい、この後もやらなければなならない仕事が入っているので」





私はそう言った後陛下に一礼し部屋を出た後にそのまま城を出て城下街に向かい歩いていき目的の家の前で足を止めて玄関ドアをノックをする。

暫くして扉が開き一人の女性・・・・・・メリオールが出て来た。



「久しぶりメリオール、1年ぶりくらいかしら?」



「そうね・・・・・入って頂戴」



私はメリオールの言う通り家の中へと入って案内された部屋で椅子へと座る。



「今回の依頼は本当に助かったわ、あの方は衣服に関しては無頓着なんですもの」



私がそう言うとメリオールが苦笑した。



「本当にそうね、目を引く容姿なのに勿体ないわ」



私もそれは常に思っている事です。



「それで手紙は読んでもらえたかしら?」



今日ここに来たのは親友と会う為とお礼を言うだけではなく、レン様に託した手紙の返事を聞きたかった為です。



「本気なの?」



真剣な顔で私に聞いてきたので迷わず頷く。



「今の【カグヤ商会】の取り纏めは私がしていますが、急激に大きくした為にもうすべてを見る事は出来ません、なので統括として私が、その次に衣服関係部門、武器関係部門、食品・生活必需品部門、警備部門の長を決め各部署に数人の部下をつけます、そしてこれを【カグヤ商会本部】としたいのです」



単純な話急激に大きくした為全てを私やポーラとテレスとカロラだけでは管理が厳しくなってきたのだ。



「そして衣服関係部門を貴女に任せたいの」



メリオールは仕事もできるし信用できる。

問題があるとすれば彼女の心の傷がまだ癒えてはいないという事だ。

去年旦那様と娘さんの訃報を聞き会いに行った時、別人と思うくらいやつれた姿を見た時びっくりした。

今日会って少しは冷静になれてるとは思ったけど、見た目で心の傷は判らないので何とも言えないのだ。



「一つだけ聞かせて・・・・あの子を私の所に行くように言ったのは何で?」



メリオールの質問に即答する。



「あの方に貴女の作った服を着て欲しいと思ったからよ」



即位式という舞台であの方を引き立てる服を作れるのを、私はメリオール以外の人間を私は知らない。



「さっきの話受けてもいいけど1つ条件があるわ」



真剣な顔で私を見て来てので視線をそらさずにメリオールを見つめる。



「これからあの子が着る服は私が作るわ」



・・・・・・・・・・・私はその言葉を聞き暫く固まりましたがその内容を理解した途端笑ってしまいました。



「むしろ私からお願いしたいわ」



あの方は本当に無頓着なんですから。

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