979 / 1,656
セレーナァァァァァァ!!
しおりを挟む
「何ですかお姉さま?」
レコアさんが何であたしの事を『お姉さま』っていうのさ?レコアさんの方が年上だよね?
「何でレコアさんがあたしを『お姉さま』っていうのさ?レコアさん何歳なのさ?」
もしかしてこの見た目で『17歳です!』って言われたら別の意味で驚くけどね!!
「23歳ですお姉さま」
やっぱあたしより年上じゃん!!
「あたし20歳なんだけどレコアさんの方が『お姉さま』だべ?」
「そうなのですか?ですが貴女は私の師・・・・・・お姉さまと呼ばせてもらいます」
「何でそうなる!!」
おかしくね?あたし年下だよ?
「セレーナも師である貴女を『お姉さま』と呼んでおります、なので私もそう呼ばさせてもらいます」
セレーナァァァァァァ!!アンタがお姉さまと言ってるからレコアさんまで呼ぶようになったじゃないか!!
そう思いセレーナを見るとニコニコしながらこっちを見ていた。
って言うか本当にレコアさんが大人しくなってるんだけど、すごいねアンヌシアさん!
「アンヌシアさん迷惑をかけたね、2人を預かってくれて助かったよ」
あたしの言葉にアンヌシアさんが苦笑しながら口を開く。
「レンちゃんレコアに関しては私はあまり手を出していないわ、ただ新人騎士と同じことをやらせただけよ、この子がこうなった原因はレンちゃんの方が強いと思うわ」
「へ?」
あたし何もしてないよ?原因って言われても思いつかないんだけど?
「レコアを此処に連れてくる前に貴女がこの子を完膚なきまで叩きのめしたでしょう?その時に『井の中の蛙』って思い始めた時に私の所ですっかり『今』のレコアとなったわ」
・・・・・・・・・つまりあたしにボコボコにやられた後に更にアンヌシアさんが追い詰めたらこうなったって事?うん結果オーライだね!!
「それでアンヌシアさんこの子達はすぐに連れ帰ってもいいの?何か仕事でも任せてたんじゃないの?」
あたしの言葉にアンヌシアさんが首を左右に振る。
「新人2人に任せる仕事は無いわ、というか2人はレンちゃんから預かってるだけだから騎士団の仕事をやらせる訳にはいかないのよ、だからレコアは新人育成プランをやらせて、セレーナは私は手が空いた時見て、他の時は騎士団の槍使いの中で暇な人に見てもらっていたのよ」
どうやらセレーナはしっかりとアンヌシアさんや騎士団の人から指導を受けたみたいだね。
「よかったじゃんセレーナ」
あたしの言葉にセレーナは笑顔で頷く。
「はい!基礎からやり直している所、皆様からご指導いただき気がついた点がいくつもございました。とてもありがたかったです」
どうやら2人をアンヌシアさんに預けて正解だったね。
本当はとても心配してたんだよ何せアンヌシアさんも脳筋だからね!!無茶をやらしてトラウマでも植え付けられるのかと思ってたよ!
「2人共一応私が見るのは今日までとなりますが、何かあったらいつでも来なさい鍛え直してあげる」
ニコニコしながらアンヌシアさんがそう言うと2人はアンヌシアさんに向い深々と頭を下げてから口を開いた。
「「ありがとうございました」」
そのやり取りを見た後にあたしは2人に声を掛ける。
「2人供借りてる部屋に戻って私物を取って来て、この後すぐにアズエルに戻るからね」
「「はい」」
あたしは2人を見送った後視線をアンヌシアさんに戻す。
「今回は本当に助かったよ、それでアンヌシアさんレコアさんの性格は矯正されたと思う?」
「多分大丈夫だと思うわ、普通性格の矯正は時間をかけてやるものだけどあの子は『手の足も出ないままボロボロになるまでやられた』って強烈な体験をして性格を矯正したからよほどの事が無い限り、前みたいな事にはならないと思うわ」
なんかその理由だけを聞くとあたしは酷い奴に聞こえるけど、アンヌシアさんのお墨付きももらったし一安心かな?
レコアさんが何であたしの事を『お姉さま』っていうのさ?レコアさんの方が年上だよね?
「何でレコアさんがあたしを『お姉さま』っていうのさ?レコアさん何歳なのさ?」
もしかしてこの見た目で『17歳です!』って言われたら別の意味で驚くけどね!!
「23歳ですお姉さま」
やっぱあたしより年上じゃん!!
「あたし20歳なんだけどレコアさんの方が『お姉さま』だべ?」
「そうなのですか?ですが貴女は私の師・・・・・・お姉さまと呼ばせてもらいます」
「何でそうなる!!」
おかしくね?あたし年下だよ?
「セレーナも師である貴女を『お姉さま』と呼んでおります、なので私もそう呼ばさせてもらいます」
セレーナァァァァァァ!!アンタがお姉さまと言ってるからレコアさんまで呼ぶようになったじゃないか!!
そう思いセレーナを見るとニコニコしながらこっちを見ていた。
って言うか本当にレコアさんが大人しくなってるんだけど、すごいねアンヌシアさん!
「アンヌシアさん迷惑をかけたね、2人を預かってくれて助かったよ」
あたしの言葉にアンヌシアさんが苦笑しながら口を開く。
「レンちゃんレコアに関しては私はあまり手を出していないわ、ただ新人騎士と同じことをやらせただけよ、この子がこうなった原因はレンちゃんの方が強いと思うわ」
「へ?」
あたし何もしてないよ?原因って言われても思いつかないんだけど?
「レコアを此処に連れてくる前に貴女がこの子を完膚なきまで叩きのめしたでしょう?その時に『井の中の蛙』って思い始めた時に私の所ですっかり『今』のレコアとなったわ」
・・・・・・・・・つまりあたしにボコボコにやられた後に更にアンヌシアさんが追い詰めたらこうなったって事?うん結果オーライだね!!
「それでアンヌシアさんこの子達はすぐに連れ帰ってもいいの?何か仕事でも任せてたんじゃないの?」
あたしの言葉にアンヌシアさんが首を左右に振る。
「新人2人に任せる仕事は無いわ、というか2人はレンちゃんから預かってるだけだから騎士団の仕事をやらせる訳にはいかないのよ、だからレコアは新人育成プランをやらせて、セレーナは私は手が空いた時見て、他の時は騎士団の槍使いの中で暇な人に見てもらっていたのよ」
どうやらセレーナはしっかりとアンヌシアさんや騎士団の人から指導を受けたみたいだね。
「よかったじゃんセレーナ」
あたしの言葉にセレーナは笑顔で頷く。
「はい!基礎からやり直している所、皆様からご指導いただき気がついた点がいくつもございました。とてもありがたかったです」
どうやら2人をアンヌシアさんに預けて正解だったね。
本当はとても心配してたんだよ何せアンヌシアさんも脳筋だからね!!無茶をやらしてトラウマでも植え付けられるのかと思ってたよ!
「2人共一応私が見るのは今日までとなりますが、何かあったらいつでも来なさい鍛え直してあげる」
ニコニコしながらアンヌシアさんがそう言うと2人はアンヌシアさんに向い深々と頭を下げてから口を開いた。
「「ありがとうございました」」
そのやり取りを見た後にあたしは2人に声を掛ける。
「2人供借りてる部屋に戻って私物を取って来て、この後すぐにアズエルに戻るからね」
「「はい」」
あたしは2人を見送った後視線をアンヌシアさんに戻す。
「今回は本当に助かったよ、それでアンヌシアさんレコアさんの性格は矯正されたと思う?」
「多分大丈夫だと思うわ、普通性格の矯正は時間をかけてやるものだけどあの子は『手の足も出ないままボロボロになるまでやられた』って強烈な体験をして性格を矯正したからよほどの事が無い限り、前みたいな事にはならないと思うわ」
なんかその理由だけを聞くとあたしは酷い奴に聞こえるけど、アンヌシアさんのお墨付きももらったし一安心かな?
113
お気に入りに追加
1,280
あなたにおすすめの小説
キャラ交換で大商人を目指します
杵築しゅん
ファンタジー
捨て子のアコルは、元Aランク冒険者の両親にスパルタ式で育てられ、少しばかり常識外れに育ってしまった。9歳で父を亡くし商団で働くことになり、早く商売を覚えて一人前になろうと頑張る。母親の言い付けで、自分の本当の力を隠し、別人格のキャラで地味に生きていく。が、しかし、何故かぽろぽろと地が出てしまい苦労する。天才的頭脳と魔法の力で、こっそりのはずが大胆に、アコルは成り上がっていく。そして王立高学院で、運命の出会いをしてしまう。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
元万能技術者の冒険者にして釣り人な日々
於田縫紀
ファンタジー
俺は神殿技術者だったが過労死して転生。そして冒険者となった日の夜に記憶や技能・魔法を取り戻した。しかしかつて持っていた能力や魔法の他に、釣りに必要だと神が判断した様々な技能や魔法がおまけされていた。
今世はこれらを利用してのんびり釣り、最小限に仕事をしようと思ったのだが……
(タイトルは異なりますが、カクヨム投稿中の『何でも作れる元神殿技術者の冒険者にして釣り人な日々』と同じお話です。更新が追いつくまでは毎日更新、追いついた後は隔日更新となります)
【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?
あくの
ファンタジー
15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。
加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。
また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。
長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。
リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!
冤罪で山に追放された令嬢ですが、逞しく生きてます
里見知美
ファンタジー
王太子に呪いをかけたと断罪され、神の山と恐れられるセントポリオンに追放された公爵令嬢エリザベス。その姿は老婆のように皺だらけで、魔女のように醜い顔をしているという。
だが実は、誰にも言えない理由があり…。
※もともとなろう様でも投稿していた作品ですが、手を加えちょっと長めの話になりました。作者としては抑えた内容になってるつもりですが、流血ありなので、ちょっとエグいかも。恋愛かファンタジーか迷ったんですがひとまず、ファンタジーにしてあります。
全28話で完結。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる