レディース異世界満喫禄

だと思ったよ！！

あたし達の乗っている馬車はゆっくりと進み何事もなく王宮に着く事が出来た。



「それではこれからはこの女官がご案内いたしますので、よろしくお願いします」



あたし達の事を迎えに来てくれた使者はそう言って王宮の入口で待っていた女官を紹介した後に乗って来た馬車と共に何処かに行ってしまった。



「お初にお目にかかります私はリクシアと申します、皆様の案内を仰せつかっておりますので今から陛下の待つ場所へとご案内させて頂きます」



赤い髪をショートカットにした女官で美人と言うよりきりっとしたお顔立ちで１７０位の身長・・・・そしてセクシーと言うよりスレンダーな体つき・・・・そんな人があたし達に向かい一礼してきた。



「それではご案内します」



そう言った後にゆっくりと歩き出したのであたし達はその後についていく。

あたし達は歩きながら周りをキョロキョロ見ながら歩いて行く。

あたしはともかく子供達は王宮なんて滅多に歩けるものじゃないから楽しそうに見ながら歩いている。

しばらく歩き大きな扉の前ででリクシアさんが足を止めたのであたし達も足を止める。

その扉の両脇には騎士が立っていてあたしを見て・・・違うね・・・アニマルズ達を見て警戒しているみたいだ。



「此処でございます、どうぞお楽しみください」



リクシアさんが扉を開くようにし騎士達に視線を送った後に深々と頭を下げたまま動かなくなった。

騎士達はその視線を受けた後に扉を開けてそのまま待機状態になった。



「案内ご苦労様」



あたしはそう言った後に部屋の中に入り、その後に子供達もついてくる。



「よく来てくれた」



あたしに声を掛けて来たの部屋の奥のほうで椅子に座って寛いでいた王様、。

かなり大きな部屋でかなり長いテーブルと椅子、そして床にはアニマルズ達の為に綺麗な絨毯が敷き詰められていた。



「お招きくださりありがとうございます」



滅多に使わない敬語を使い一礼しておく。



「今日は硬い話し方はなした、我々は先日のお詫びに君たちを食事に誘ったのだから」



王様がそう言って来たのであたしは頷く。



「さあ席に座ってくれ、料理もすぐに来るからね・・・・とその前に自己紹介しておこうか」



この場に王様と王妃様。そしてレコアさんがいるのはわかるけど、見知らぬ男性が二人いた。

２人供金髪碧眼で耳が長い・しかも顔もそっくり・・・エルフさんだ。



「最初は俺だね・・・おれはレスティオール現国王でミッチェル。ルノア・レスティオールだ」



そう言った後に王妃様に視線を向けると王妃様が頷く。



「私は妻のテリアラ・ルノア・レスティオールよ」



その後に息子さんらしき2人が立ち上がる。



「僕はだ王太子で長男のソレッタ・ルノア。レスティオールだ」



「俺が次男のオルビス・ルノア・レスティオール。よろしくな！因みにソレッタとは双子だ」



おお！！だと思ったよ！！めっちゃそっくりだもん！！



「まあ私はもう自己紹介しなくてもいいわね、悪いんだけどそちらもお願いできるかしら？」



レコアさんがそう言って来たのであたしは頷き自己紹介を始める。

そして皆の自己紹介が終った所で様々な料理が運ばれて来てテーブルに並べられ始めいい匂いが漂い始める。



あ！



「王様１つi言っておきたい事があるんだ」



「なんだね？」



あたしが真剣な湖になったのを見て王様も真剣な顔になる。



「今からあたしの従魔の隠蔽を解きます、なので驚かないでください」



「む？そこにいる従魔だけではないのかな？」



王様の言葉にあたしは首を左右ふる。



「騒ぎになるから魔法で姿を消してるんだべ、でも今日は一緒に楽しみたいからその魔法を解く」



姿を隠したまま食事をすると食べ物だけが消えるという摩訶不思議な現象が起きてしまうからね。