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うむ!いい笑顔だ!!
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エルスさんからの話を聞きほっとしているとエルスさんが口を開く。
「レン様、今日店にいらしたのは何か御用があったのですか?」
あ!そうだった!!
「忙しいのはわかってるんだけど、1つ頼みたい事があるんだ」
何を始めるにも取り敢えずエルスさんに言わないとあとで正座させられるからね!!
あたしの言葉を聞きエルミアさんは向かいのソファーに座り真剣な表情で口を開く。
「伺いましょう」
エルミアさんの言葉にあたしは頷き口を開く。
「アズエルの家の近くの土地を購入したい」
エルミアさんがあたしの口から『土地を購入』って言葉が出て来たのを聞いてかなり驚いている。
まあそうだよね、あたしがそんなものを欲しがるなんて思わないもんね!
「理由をお聞きしても?」
あたしは頷き口を開く。
「そこに武道館を作る」
日本にある大きなものじゃなくて体育館クラスの屋根付きの訓練場を作りたい。
あたしの言葉にエルミアさんは首を傾げる。
「あの・・・・・・武道館とは何をする所なのでしょうか?」
・・・・・・・・・あ!確かにこっちの人に『武道館』とか言ってもわからないよね!!
「屋根付きの訓練場だよ、そこなら雨や雪の日でも訓練は出来るのさ」
あたしがそう言うとエルミアさんがセレーナに視線を向ける。
「もしかして?」
「うん、そこなら周りを気にせずに訓練できるべ?」
あたし達のやり取りを見ていたセレーナが慌てたようにあたしに詰め寄って来た。
「待ってくださいお姉さま!!私の為にその訓練場を作るという事ですか?そんな事をしなくても私は訓練出来ます!!」
あたしはセレーナを見ながら苦笑する。
「アンタの為だけじゃないよ、ガイルだってそこを使うんだよ」
よく【銀の剣】の面々に鍛えてもらっているから、武道館が出来たらそこを使ってもらうつもりだ。
「僕もいいの?」
自分の名前が出るとは思わなかったガイルが駆け寄ってきたので頷く。
「もちろんだべ、だからしっかりと修練しな」
「はい!!」
うむ!いい笑顔だ!!
「わかりました、明日アズエルのギルドに行って土地と建築工事に関する手続きをしてきますね」
おお!お許しが出たよ!これで正座は回避できた!!
「お待ちください」
あたしが内心で喜んでいたらセイがあたしに声を掛けて来た。
「どうしたのセイ?」
なんかめっちゃ真剣な顔で声を掛けて来たけど何かあった?
「その件は私にお任せください、エルスさんやカロラさんは今新店舗に関する事と各店舗に関する事で手一杯な状態です、ですので私がその件を担当したいと思います」
そう言い切って視線をあたしに向ける。
「そうですねそうしていただけると助かります、もちろんわからない所は私達がサポートしますので」
エルスさんがセイの言葉に頷きあたしを見つめる。
「そっか、じゃあセイに頼もうかな?」
「お任せください」
セイは笑顔になり一礼した。
「あ!エルスさんとカロラ、もう少ししたら出掛けるから用意してくれるかな?」
本当にいいタイミングで帰って来てくれたよ!!
「出かけるとは何処に行かれるのですか?」
エルスさんとカロラが首を傾げたのであたしは笑顔で何処に行くのかを答える。
「王宮に行くんだよ」
「「は?」」
いきなり王宮に行く言われて固まる2人。
「王様に夕食を誘われたから夕食を食べに行くのさ」
あたしの言葉を聞き・・・・しばらく考え込み・・・・二人共額に手を当てて大きなため息をついた。
「「何でそうなったのですか?」」
仕草と言葉がハモッてる!仲がいいね2人供!!
「レン様、今日店にいらしたのは何か御用があったのですか?」
あ!そうだった!!
「忙しいのはわかってるんだけど、1つ頼みたい事があるんだ」
何を始めるにも取り敢えずエルスさんに言わないとあとで正座させられるからね!!
あたしの言葉を聞きエルミアさんは向かいのソファーに座り真剣な表情で口を開く。
「伺いましょう」
エルミアさんの言葉にあたしは頷き口を開く。
「アズエルの家の近くの土地を購入したい」
エルミアさんがあたしの口から『土地を購入』って言葉が出て来たのを聞いてかなり驚いている。
まあそうだよね、あたしがそんなものを欲しがるなんて思わないもんね!
「理由をお聞きしても?」
あたしは頷き口を開く。
「そこに武道館を作る」
日本にある大きなものじゃなくて体育館クラスの屋根付きの訓練場を作りたい。
あたしの言葉にエルミアさんは首を傾げる。
「あの・・・・・・武道館とは何をする所なのでしょうか?」
・・・・・・・・・あ!確かにこっちの人に『武道館』とか言ってもわからないよね!!
「屋根付きの訓練場だよ、そこなら雨や雪の日でも訓練は出来るのさ」
あたしがそう言うとエルミアさんがセレーナに視線を向ける。
「もしかして?」
「うん、そこなら周りを気にせずに訓練できるべ?」
あたし達のやり取りを見ていたセレーナが慌てたようにあたしに詰め寄って来た。
「待ってくださいお姉さま!!私の為にその訓練場を作るという事ですか?そんな事をしなくても私は訓練出来ます!!」
あたしはセレーナを見ながら苦笑する。
「アンタの為だけじゃないよ、ガイルだってそこを使うんだよ」
よく【銀の剣】の面々に鍛えてもらっているから、武道館が出来たらそこを使ってもらうつもりだ。
「僕もいいの?」
自分の名前が出るとは思わなかったガイルが駆け寄ってきたので頷く。
「もちろんだべ、だからしっかりと修練しな」
「はい!!」
うむ!いい笑顔だ!!
「わかりました、明日アズエルのギルドに行って土地と建築工事に関する手続きをしてきますね」
おお!お許しが出たよ!これで正座は回避できた!!
「お待ちください」
あたしが内心で喜んでいたらセイがあたしに声を掛けて来た。
「どうしたのセイ?」
なんかめっちゃ真剣な顔で声を掛けて来たけど何かあった?
「その件は私にお任せください、エルスさんやカロラさんは今新店舗に関する事と各店舗に関する事で手一杯な状態です、ですので私がその件を担当したいと思います」
そう言い切って視線をあたしに向ける。
「そうですねそうしていただけると助かります、もちろんわからない所は私達がサポートしますので」
エルスさんがセイの言葉に頷きあたしを見つめる。
「そっか、じゃあセイに頼もうかな?」
「お任せください」
セイは笑顔になり一礼した。
「あ!エルスさんとカロラ、もう少ししたら出掛けるから用意してくれるかな?」
本当にいいタイミングで帰って来てくれたよ!!
「出かけるとは何処に行かれるのですか?」
エルスさんとカロラが首を傾げたのであたしは笑顔で何処に行くのかを答える。
「王宮に行くんだよ」
「「は?」」
いきなり王宮に行く言われて固まる2人。
「王様に夕食を誘われたから夕食を食べに行くのさ」
あたしの言葉を聞き・・・・しばらく考え込み・・・・二人共額に手を当てて大きなため息をついた。
「「何でそうなったのですか?」」
仕草と言葉がハモッてる!仲がいいね2人供!!
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