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無自覚って怖いよね!!
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あたし達が部屋を出て選手専用の出入り口へと向かっていると、向かい側から3人の男女とその後ろに6人ほどの騎士達が歩いてきた。
その中に見覚えのある人が1人混じっていた、レコアさんだ。
「大丈夫?追い詰められすぎてやり過ぎたわ。ごめんなさい」
軽く頭を下げてからセレーナに向かい謝るのを見ていたのだけど一緒にいる男女がどこかで見た覚えがあるんだよね・・・・・・・・何処だったかな?つーか誰だっけ?
とか考えていたらセイがあたしに歩み寄り耳元で囁くようにして教えてくれた。
「両隣にいるお2方はこの国の王とお妃さまです、今日の決勝戦前に特別観客席で手を振って民に応えていましたよ」
ああああ!!!思い出した!!確かにそうだ!!道理で見覚えあると思ったよ!!
「試合をしたのです、お気になさらずに」
レコアさんの謝罪ににセレーナは笑顔で答えた。
セレーナの答えを聞いた後にレコアさんが頷きその後にあたしを見る。
「ねえレン、セレーナさんより貴女の方が強いのでしょう?私と戦ってくれないかしら?」
「え?嫌だけど?」
何でさっきの会話からいきなりあたしと戦いたいなんて事になるのさ?おかしくね?
「このバカ娘が!!いい加減にしないか!!」
レコアさんとセレーナのやり取りを見守っていた王様がいきなりレコアさんの頭をひっぱたいて怒り始めた・・・・ってバカ娘?え?レコアさんって王族だったの?
「いいではないですか父上!セレーナさんはとても強かったのです!更に強い相手が目の前にいるのですよ?挑まなくてどうするのです!!」
「おやめなさいティーナシア!本当にお転婆に育ってしまって母は悲しいですよ!」
今度はお妃さまがレコアさんに向かい怒っているし!!
おおおおぅ・・・マジで王族だよ・・・・しかも現王の娘だよ・・・・・この国では王族とは関わらないと思っていたのに!!
「ってティーナシア?レコアじゃなくて?」
お妃さまの呼んだ名に反応するとレコアさんが笑いながら口を開く。
「レコアは偽名よ街に行く時に使うのよ、本当の名はティーナシアよ」
ん?って事は?
「もしかしてその仮面も?」
レコアさんがしている仮面も王女ってのがバレない為にしてんの?
「そうよこの仮面は『幻視の仮面』って魔道具でこれをつけてると顔の輪郭や肌の色、そして・・・・耳まで変える事が出来るの」
レコアさんが仮面を外すと王様のような長い耳と美しい美女にレコアさんが変身した・・・・いや元に戻ったのか。
「セレーナと言ったかなうちのバカ娘と戦った其方は?」
王様がセレーナに向かいそう訊ねるとセレーナは一礼したとに頷く。
「左様に御座います陛下」
「其方我が国の騎士にならぬか?其方ほどの腕の持ち主をそのままにしておくのは惜しい」
おお!!王様直々のお誘いだ!!でもセレーナは実家がバウダック王国の王族だから大丈夫なのかな?
「お誘いは嬉しく思いますがお断りさせていただきます、私は未だ未熟の身ですので」
あれ?断っちゃうんだ?
「お姉さまの家に戻り鍛え直して今度こそ勝って見せます」
レコアさんの方に向かいそう言い切ったセレーナを見てレコアさんが嬉しそうに笑う。
あたしはレコアさんの顔を見てふと思い出したのであたしは口を開く。
「レコアさん一つ忠告だ、もうあんな戦い方はやめな、アンタは相手を舐めすぎだ」
あたしの言葉にレコアさんだけじゃなくて王様や王妃様までが驚いていた。」
「私の何処が相手を舐めてると言うの?」
あたしの言葉に頭に来たのか睨むようにあたしを見て来たので、視線をそらさずに口を開く。
「まず最初に一撃貰うまでは本気にならない所、それだけで相手を甘く見てるって事だよ。そして相手が倒れた時に立ち上がるまで待っていたべ?それも相手を舐めてる」
「そうかしら?私はそんな気はなかったのだけど?」
本当に無自覚って怖いよね!!
その中に見覚えのある人が1人混じっていた、レコアさんだ。
「大丈夫?追い詰められすぎてやり過ぎたわ。ごめんなさい」
軽く頭を下げてからセレーナに向かい謝るのを見ていたのだけど一緒にいる男女がどこかで見た覚えがあるんだよね・・・・・・・・何処だったかな?つーか誰だっけ?
とか考えていたらセイがあたしに歩み寄り耳元で囁くようにして教えてくれた。
「両隣にいるお2方はこの国の王とお妃さまです、今日の決勝戦前に特別観客席で手を振って民に応えていましたよ」
ああああ!!!思い出した!!確かにそうだ!!道理で見覚えあると思ったよ!!
「試合をしたのです、お気になさらずに」
レコアさんの謝罪ににセレーナは笑顔で答えた。
セレーナの答えを聞いた後にレコアさんが頷きその後にあたしを見る。
「ねえレン、セレーナさんより貴女の方が強いのでしょう?私と戦ってくれないかしら?」
「え?嫌だけど?」
何でさっきの会話からいきなりあたしと戦いたいなんて事になるのさ?おかしくね?
「このバカ娘が!!いい加減にしないか!!」
レコアさんとセレーナのやり取りを見守っていた王様がいきなりレコアさんの頭をひっぱたいて怒り始めた・・・・ってバカ娘?え?レコアさんって王族だったの?
「いいではないですか父上!セレーナさんはとても強かったのです!更に強い相手が目の前にいるのですよ?挑まなくてどうするのです!!」
「おやめなさいティーナシア!本当にお転婆に育ってしまって母は悲しいですよ!」
今度はお妃さまがレコアさんに向かい怒っているし!!
おおおおぅ・・・マジで王族だよ・・・・しかも現王の娘だよ・・・・・この国では王族とは関わらないと思っていたのに!!
「ってティーナシア?レコアじゃなくて?」
お妃さまの呼んだ名に反応するとレコアさんが笑いながら口を開く。
「レコアは偽名よ街に行く時に使うのよ、本当の名はティーナシアよ」
ん?って事は?
「もしかしてその仮面も?」
レコアさんがしている仮面も王女ってのがバレない為にしてんの?
「そうよこの仮面は『幻視の仮面』って魔道具でこれをつけてると顔の輪郭や肌の色、そして・・・・耳まで変える事が出来るの」
レコアさんが仮面を外すと王様のような長い耳と美しい美女にレコアさんが変身した・・・・いや元に戻ったのか。
「セレーナと言ったかなうちのバカ娘と戦った其方は?」
王様がセレーナに向かいそう訊ねるとセレーナは一礼したとに頷く。
「左様に御座います陛下」
「其方我が国の騎士にならぬか?其方ほどの腕の持ち主をそのままにしておくのは惜しい」
おお!!王様直々のお誘いだ!!でもセレーナは実家がバウダック王国の王族だから大丈夫なのかな?
「お誘いは嬉しく思いますがお断りさせていただきます、私は未だ未熟の身ですので」
あれ?断っちゃうんだ?
「お姉さまの家に戻り鍛え直して今度こそ勝って見せます」
レコアさんの方に向かいそう言い切ったセレーナを見てレコアさんが嬉しそうに笑う。
あたしはレコアさんの顔を見てふと思い出したのであたしは口を開く。
「レコアさん一つ忠告だ、もうあんな戦い方はやめな、アンタは相手を舐めすぎだ」
あたしの言葉にレコアさんだけじゃなくて王様や王妃様までが驚いていた。」
「私の何処が相手を舐めてると言うの?」
あたしの言葉に頭に来たのか睨むようにあたしを見て来たので、視線をそらさずに口を開く。
「まず最初に一撃貰うまでは本気にならない所、それだけで相手を甘く見てるって事だよ。そして相手が倒れた時に立ち上がるまで待っていたべ?それも相手を舐めてる」
「そうかしら?私はそんな気はなかったのだけど?」
本当に無自覚って怖いよね!!
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