レディース異世界満喫禄

日の丸

文字の大きさ
上 下
936 / 1,656

ご苦労様!!

しおりを挟む
家に入るとセレーナ以外は用意が出来ているようで話をしながら待っていてくれた。



「エルスさんもう少し待っていてくれるかな?今からアストレイを迎えに行ってくるから」



「畏まりました」



この時間ならアストレイ達も朝食を食べ終わってると思うから迎えに行って2人をあたしの家まで連れて来た後にレスティオールに転移しようと思う。



「んじゃチョット行ってくるよ」



「いってらっしゃいませ」



エルスさんに見送られてアストレイの家に転移した。





転移をして見覚えのあるリビングに転移したら、もうアストレイとマリーナは用意をして待っていた。



「おはよう2人供用意は出来てるようだね、マリーナ今日の洋服とても可愛いよ」



あたしがマリーナの服を褒めると嬉しそうに笑うマリーナ。



「だろう!!!うちの子の可愛さが引き立てられる服だろう!!やはりうちの子は天使だ!!」



朝から親バカ発言爆発なアストレイ。



「マリーナが可愛いのはわかってるよ、まずはあたしの家に行くよ」



あたしはアストレイとマリーナを連れて自宅へと転移した。







「ただいまー」



自宅のリビングに転移したら待っていた子供達の所にマリーナが走って行き子供達の輪に入り話初めた。

アストレイがその姿を嬉しそうに見た後にあたしに向き口を開く。



「今日はよろしく頼む、あの子は昨日から楽しみにしていたのだ」



「うん皆で楽しもう。先ずはレスティオールにある仮の拠点に転移するよ、んで軽く街を見て昼から決勝戦の応援をした後に本格的に案内するよ」



あたしの言葉にアストレイが頷く。



「さあ皆出かけるよ!!」



「「「「「「「「はーい」」」」」」」」



んじゃレスティオールの拠点に転移だべ!!







「此処は?」



転移先の部屋を見てアストレイがそう聞いた来た。

まあ今まで用意してあった転移先の部屋って綺麗に整えられた部屋ばかりだったから、武骨な部屋に転移したから不思議に思ったのだろう。



「賃貸で借りている一軒家だよ、家は買ったんだけど改装中で仕上がるまでは此処を使う事にしてるんだ」



「なるほど。エルス殿が選ぶにしては珍しいと思ったのだ」



「賃貸で一番大きな家が此処しかなかったのです」



カロラがアストレイにそう説明をしていた。

確かにエルスさんがここを選ぶとは思えないよね、エルスさんってかなりお洒落な人だから選ぶ物全部がお洒落なんだよね。



「それじゃあ軽く表通りを歩こうか」



「「「「「「「「はーい」」」」」」」」



子供達が楽しそうに話をしながら外に出て行くのを追いかけるようにあたし達も外に出て表通りに向かい歩き始め。



話をしながら歩いていると向かい側から見覚えのある人達・・・・討伐者パーティーの【エルスタ】全員が歩いて来た。



「あれ?クレアさん?出掛けるの?」



「おはようレン、逆よ今帰って来たのよ、ほら【嘆きの大地】の調査が終ってやっと帰ってこられたわ」



ああ!そう言えばギルドでそんな話が出てたね、まあ無駄足調査なんだけどね!!!ご苦労様!!



「ご苦労様」



あたしがそう言うとクレアさんが苦笑しながら口を開く。



「まったくよ、【嘆きの大地】に潜って様子をみていたけど何も問題はなかったわ、まあ問題がない方がいいのだけどね」



「まあ確かにね、本当にご苦労様、でも今日帰ってこれて良かったね武闘大会今日が決勝だよ」



あたしの言葉にしばらくい考え込みクレアさんは口を開く。



「行ければ行くわ、まずはご飯よ!!潜っている時は簡単な物しか食べれないからしっかりとした物を食べないと!あとお酒もね!!」



その言葉にあたしは納得し頷く。



「んじゃゆっくりとしてね」



そう言って【エルスタ】の皆と別れた後にアリーヌがニコニコ顔で声を掛けて来た。



「私もクレアの気持ちがよくわかるわ!!食べ物を食べれないとストレスよね!!」



アンタはいつも食べてばかりだからストレスなんて無いべよ!!

しおりを挟む
感想 1,344

あなたにおすすめの小説

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します

怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。 本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。 彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。 世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。 喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う

たくみ
ファンタジー
 圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。  アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。  ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?                        それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。  自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。  このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。  それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。 ※小説家になろうさんで投稿始めました

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?

はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、 強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。 母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、 その少年に、突然の困難が立ちはだかる。 理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。 一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。 それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。 そんな少年の物語。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜

青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ 孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。 そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。 これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。 小説家になろう様からの転載です!

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~

於田縫紀
ファンタジー
 ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。  しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。  そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。  対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

「宮廷魔術師の娘の癖に無能すぎる」と婚約破棄され親には出来損ないと言われたが、厄介払いと嫁に出された家はいいところだった

今川幸乃
ファンタジー
魔術の名門オールストン公爵家に生まれたレイラは、武門の名門と呼ばれたオーガスト公爵家の跡取りブランドと婚約させられた。 しかしレイラは魔法をうまく使うことも出来ず、ブランドに一方的に婚約破棄されてしまう。 それを聞いた宮廷魔術師の父はブランドではなくレイラに「出来損ないめ」と激怒し、まるで厄介払いのようにレイノルズ侯爵家という微妙な家に嫁に出されてしまう。夫のロルスは魔術には何の興味もなく、最初は仲も微妙だった。 一方ブランドはベラという魔法がうまい令嬢と婚約し、やはり婚約破棄して良かったと思うのだった。 しかしレイラが魔法を全然使えないのはオールストン家で毎日飲まされていた魔力増加薬が体質に合わず、魔力が暴走してしまうせいだった。 加えて毎日毎晩ずっと勉強や訓練をさせられて常に体調が悪かったことも原因だった。 レイノルズ家でのんびり過ごしていたレイラはやがて自分の真の力に気づいていく。

処理中です...