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大騒ぎになる所だったんだね!!
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開始の合図があってもレコアさんはいつものローブ姿で対戦相手を見ながら何もせずに、ただ立っていた。
「構えないのか?」
リクオム選手がロングソードを握りしめながらそう問うとレコアさんが口を開く。
「気にしなくていい。来るなら来て」
その言葉を聞いたリクオム選手が思いっきり接近した後に剣を振り下ろす。
けどもうそこにレコアさんは居なく、少し離れた場所に立っていた。
「本気になりなさい、でないとすぐに終わるわ」
これは本気にならなくても勝っちゃう展開かな?
「判った・・・もう手加減はしねえ・・・・死んでも恨むなよ?」
え?手加減辞めたら相手殺すほどなの?ヤバくね?・・・・・・・あ!でもそれならレコアさんの本気がみれるかな?
「行くぜ?『供に踊るぞオリスタ』」
そう言って踏み込むリクオム選手が先程よりも数段速い動きでレコアさんに接近し振り下ろし・・・・レコアさんが右腕を前方に差し出してその一撃を受け止める。
「へぇ・・・・珍しい物を使ってるね」
もちろん生身で受け止めたわけではなく、右腕を庇うように鉄みたいな棒が伸びていてそれで防いだのだ。
それは向こうの世界で『トンファー』と呼ばれる打突武器兼防具、こっちでは『アイレス』って呼ばれているみたいだけど。
「レン様、あの武器を知っているのですか?」
セイがそう聞いてきたので頷く。
「使ってる人は初めて見たけどね」
うちのじいちゃんの仲間にトンファーの使い手は居なかったので対峙したことは無いけどよく映画とかで見ていたからね。
まあ普通に暮らしていたらトンファー使いとやり合うって事はないと思うんだけどね!!
「けどレコアさんとは相性がいいと思うよ」
トンファーで受けたり流したりしながら蹴り技で倒していくスタイル、しかもトンファーを使っての打撃も出来るだろうからかなり厄介だと思う。
そう思って試合をしている2人に視線を戻す。
「面白い物を使ってるな、それでこそ本気を出せる『供に踊るぞオリスタ』」
そう言って切りかかり連撃をトンファーで捌きながらレコアさんが口を開く。
「その剣、魔道具ね?」
「そうだ銘はオリスタ、効果は身体能力強化と硬化だ」
リクオム選手がそう言うと会場中が騒ぎ出す。
「へ?何で皆驚いてるの?魔道具なんて珍しくないべ?」
そう呟くとポーラが口を開く。
「レン様確かに魔道具は珍しくありません、ですがそれは道具系の魔道具だけです。武器系の魔道具はかなり珍しいのですよ」
「へ?だってアンヌシアさんやドルクだって持っていたじゃん?珍しくないべよ?それにあたしにだってつくれるんだよ?」
あたしの言葉に今度はテレスがため息をつきながら答えてくれた。
「レン様、そのお2人は国の重鎮ですよ、それにその武器の本来の所有者は王家です。それを聞いてどれだけの事かを理解していただけませんか?」
・・・・・・・・・・理解できないんだけど?だってそれよりも凄い子がうちには5人もいるんだよ?どう驚けと?それに身体能力強化と身体硬化の付与してある魔道具なんていつでも作れるよ?
「まあ皆が驚いているのはわかったよ、って事はリクオム選手って結構な身分だったりするのかな?」
それほど珍しい物を持ってるんだったら大金持ちとか貴族とかなのかな?
「一概にはそうは言えませんね、討伐者の方にも稀に武器系の魔道具を持つ方はいらっしゃいますから」
「なるほどねぇ」
・・・・・・・よかったよ知り合いに道具系の魔道具しか渡さなくって・・・・・今しみじみと理解したよ、大騒ぎになる所だったんだね!!
・・・・・・・・・あ!プレシァーナとセレーナにあげたんだった!!どうするべ!!
「構えないのか?」
リクオム選手がロングソードを握りしめながらそう問うとレコアさんが口を開く。
「気にしなくていい。来るなら来て」
その言葉を聞いたリクオム選手が思いっきり接近した後に剣を振り下ろす。
けどもうそこにレコアさんは居なく、少し離れた場所に立っていた。
「本気になりなさい、でないとすぐに終わるわ」
これは本気にならなくても勝っちゃう展開かな?
「判った・・・もう手加減はしねえ・・・・死んでも恨むなよ?」
え?手加減辞めたら相手殺すほどなの?ヤバくね?・・・・・・・あ!でもそれならレコアさんの本気がみれるかな?
「行くぜ?『供に踊るぞオリスタ』」
そう言って踏み込むリクオム選手が先程よりも数段速い動きでレコアさんに接近し振り下ろし・・・・レコアさんが右腕を前方に差し出してその一撃を受け止める。
「へぇ・・・・珍しい物を使ってるね」
もちろん生身で受け止めたわけではなく、右腕を庇うように鉄みたいな棒が伸びていてそれで防いだのだ。
それは向こうの世界で『トンファー』と呼ばれる打突武器兼防具、こっちでは『アイレス』って呼ばれているみたいだけど。
「レン様、あの武器を知っているのですか?」
セイがそう聞いてきたので頷く。
「使ってる人は初めて見たけどね」
うちのじいちゃんの仲間にトンファーの使い手は居なかったので対峙したことは無いけどよく映画とかで見ていたからね。
まあ普通に暮らしていたらトンファー使いとやり合うって事はないと思うんだけどね!!
「けどレコアさんとは相性がいいと思うよ」
トンファーで受けたり流したりしながら蹴り技で倒していくスタイル、しかもトンファーを使っての打撃も出来るだろうからかなり厄介だと思う。
そう思って試合をしている2人に視線を戻す。
「面白い物を使ってるな、それでこそ本気を出せる『供に踊るぞオリスタ』」
そう言って切りかかり連撃をトンファーで捌きながらレコアさんが口を開く。
「その剣、魔道具ね?」
「そうだ銘はオリスタ、効果は身体能力強化と硬化だ」
リクオム選手がそう言うと会場中が騒ぎ出す。
「へ?何で皆驚いてるの?魔道具なんて珍しくないべ?」
そう呟くとポーラが口を開く。
「レン様確かに魔道具は珍しくありません、ですがそれは道具系の魔道具だけです。武器系の魔道具はかなり珍しいのですよ」
「へ?だってアンヌシアさんやドルクだって持っていたじゃん?珍しくないべよ?それにあたしにだってつくれるんだよ?」
あたしの言葉に今度はテレスがため息をつきながら答えてくれた。
「レン様、そのお2人は国の重鎮ですよ、それにその武器の本来の所有者は王家です。それを聞いてどれだけの事かを理解していただけませんか?」
・・・・・・・・・・理解できないんだけど?だってそれよりも凄い子がうちには5人もいるんだよ?どう驚けと?それに身体能力強化と身体硬化の付与してある魔道具なんていつでも作れるよ?
「まあ皆が驚いているのはわかったよ、って事はリクオム選手って結構な身分だったりするのかな?」
それほど珍しい物を持ってるんだったら大金持ちとか貴族とかなのかな?
「一概にはそうは言えませんね、討伐者の方にも稀に武器系の魔道具を持つ方はいらっしゃいますから」
「なるほどねぇ」
・・・・・・・よかったよ知り合いに道具系の魔道具しか渡さなくって・・・・・今しみじみと理解したよ、大騒ぎになる所だったんだね!!
・・・・・・・・・あ!プレシァーナとセレーナにあげたんだった!!どうするべ!!
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